更新履歴(2026年10月29日)
レポート作成日時:2026/10/29 00:33(第1版)|最終更新日時:2026/10/29 17:31(第16版)
主な変更
- 第16版 17:31追加(表):Rust の zip クレート(CVE-2026-115905。検査と展開で ZIP の読み方が食い違い、任意のファイル上書きやコード実行につながる。CVSS 4.0 で 10.0、9.0.5 で修正)、Wasmtime の aarch64 版 Cranelift(CVE-2026-115893、9.9、36.0.19・48.0.7・49.0.4 で修正)、QNAP の Hybrid Backup Sync・HBS 3(暗号鍵の埋め込み、CVE-2025-62839・CVE-2025-62841、いずれも 8.7)。点数なしの欄に Apache Qpid Proton C(CVE-2026-114230、SASL 認証の回避。Apache は important と評価、0.41.1 で修正)を加えた。変化:CISA KEV に新しい追加はない(10/26〜10/29 の追加は Fragnesia・Adobe Commerce・ESX・PHP2Shell・Brotli のまま。報道の「Node2Shell」は Brotli の別名で、掲載済み)。Palo Alto・Cisco・AWS の新しい公告もない(AWS の最新は 2026-155-AWS)。ZDI は10/28 公開分までで、新しい追加はない。見送り:Keycloak・389-ds-base の Red Hat 発 CVE(いずれも 6.5 以下)、Eclipse Vert.x のリクエストスマグリング(CVE-2026-102479、点数・修正版を未確認)は載せていない。取得できず:OSV、CISA の公告一覧。Web 検索は利用できなかった。NVD の更新分は 07:00〜08:30 UTC の範囲を読んだが、結果の後半は途中で切れており、点数の付いた項目が残っている可能性がある。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選んだ。
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- 第15版 16:28追加・更新(カード):PHP2Shell のカードに Palo Alto Networks の公告を加えた。PAN-OS の管理インターフェースが対象で、Palo Alto は「攻撃を確認(ATTACKED)」と記載し、インターネットに出した管理画面を狙う活動が観測されている。深刻度は Critical(CVSS 4.0 で 9.2。管理アクセスを踏み台に限ると 5.2)。公開は10/21、10/29 に更新。Dream の事例との関係は公告に書かれていない。追加(表):Palo Alto の PAN-OS・Prisma Cloud Transporter Client の Brotli(9.2、悪用の確認なし)。Red Hat 発の GnuTLS(最大 8.2)、GLib(8.6)、SSSD(7.5)、libstdc++(7.0)、Podman(7.7)、containers/image(8.3)、Go の RSA 処理(7.5)、JBoss EAP の IIOP 2件(7.4)、Node.js 向けの nvm(7.1)。点数のない WordPress プラグイン2件(Chat AI with Dispatcher、Frontend Dashboard・ProfileGrid)は、認証なしでコード実行に至る可能性があるため表に載せた。変化:CISA KEV に新しい追加はない(確認できた4件は Fragnesia・Adobe Commerce・ESX・PHP2Shell。Brotli は第9版以降の記載のまま)。ZDI は10/28 公開分までで、10/29 付の追加はない。AWS の新しい公告もない(最新は 2026-155-AWS)。取得できず:GitHub アドバイザリ、OSV、JVN、Cisco、Fortinet は今回確認していない。NVD の更新分(50件)は5回に分けて読んだが、PAN-OS のエントリは断片の冒頭で切れ、CVE 番号を読めていない。NVD の詳細ページは本文が取れないため、点数は検索結果の値による。Web 検索は使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選び、Palo Alto PAN-OS を加えて Next.js・Wasmtime などを外した。
- 第14版 14:28追加(カード):AWS の2件。AWS MCP Server の run_script(Python 検証の不備。CVE-2026-115845、AWS は Important と評価、点数は未公表。AWS のマネージドサービスで修正済み、顧客側の作業は不要)。AWS の信頼済み証明書の束に、eMudhra の中間 CA の秘密鍵が復元できる状態で入っていた件(CVE-2026-111943、AWS は Important と評価、点数は未公表)。公告 2026-149-AWS は10/23 付、2026-150-AWS は10/24 付(10/28 更新)で、どちらもこれまで本文に載せていなかった。追加(表):NVD の更新分で点数が付いたもの。AI 関連は PraisonAI(9.8 ほか3件)、Crawl4AI(7.1)、@rog0x/mcp-git-tools(7.5)。基盤は Wasmtime(9.9・8.8)、Incus(9.0・8.3)、WatchGuard Fireware OS(9.4・9.2 が2件)。WordPress は Bot for Telegram on WooCommerce(9.8)ほか。FUXA(9.8)、OCO-Server(9.1)、Bytebase(9.8)、DedeCMS(9.8)ほか。NVD の新規公開12件のうち、点数が7.0以上の項目も加えた。変化:CISA KEV に新しい追加はない(確認できた範囲では Fragnesia・Adobe Commerce・ESX・PHP2Shell・Brotli のまま)。ZDI は10/28 公開分までで、10/29 付の追加はない。AWS の新しい公告は上の2件のみ。取得できず:GitHub アドバイザリの一覧、CISA の公告一覧。NVD の更新分(145件)は、先頭の約10万文字を除いて確認した。個別の CVE ページ(NVD の詳細)は WebFetch で本文が取れず、PraisonAI・Wasmtime の修正版は NVD の影響範囲からの読み取りで、公式アドバイザリは未確認。Web 検索は使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選び、AWS MCP Server を加え、Wasmtime・Next.js などを外した。
- 第13版 12:28追加(表):WordPress プラグインの Pie Register Premium(9.8)・Contact Manager(9.8)・Rank Math SEO(8.8)・IvyForms(8.8)・MemberPress(8.8)。いずれも公開は10/28 で、NVD の更新分で点数が付いた。Java の Apache Struts 2 の REST プラグイン(JVN#82782759。JVN が10/29 に公表、点数は未公表。7.4.0 以降へ更新)。変化:NVD の新規公開は9件で、openEQUELLA の5件(9.4・7.1 ほか)と Ortto などだった。openEQUELLA と Ortto は第12版で掲載済み。AWS・ZDI に新しい公告はなく、CISA KEV にも新しい追加はない(Fragnesia・Adobe Commerce・ESX・PHP2Shell のまま)。Cisco の新しい公告もない。取得できず:GitHub アドバイザリの一覧(読み込みエラー)、CISA の公告一覧。NVD の更新分は末尾の約7万7千文字を読めておらず、点数の付いた項目が残っている可能性がある。Web 検索は使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、Apache Struts を加え、AWS aws-c-mqtt を外した。
- 第12版 11:28追加(カード):AWS aws-c-mqtt(AWS の CRT ライブラリ。MQTT 3.1.1 互換アダプタの過大なメモリ確保で、クライアントが停止する。CVE-2026-115417、8.2、AWS は Important と評価。修正版 v0.16.2)。AWS の公告 2026-147-AWS は10/22 付けで、これまで本文に載せていなかった。追加(表):AWS の公告4件(SSM Agent の SSRF、projen の2件、AWS Advanced JDBC Wrapper の XXE、AWS SDK for Go v2 の DoS。いずれも AWS の評価は Important、点数なし)。AWS のページの公開日は9/10〜9/11 だが、RSS では10/25 の日付で並んでいて、本文に未掲載だった。ほかに openEQUELLA の OS コマンド実行(9.4。NVD に今回公開)、Prime Mover(WordPress、9.8)、Jupiter X Core(WordPress、9.8)、localstack(9.6)、Kirki(8.8)、Ortto プラグイン(8.6)、Ubiquiti airMAX M・WatchGuard Fireware ほか。NVD の更新分(公開は10/20〜10/28)に点数が付いたもの。変化:CISA KEV に新しい追加はない(確認できた4件は Fragnesia・Adobe Commerce・ESX・PHP2Shell のまま)。ZDI は10/28 公開分までで、10/29 付の追加はない。Apple container(CVE-2026-113957)は点数未公表のまま、見送りを続ける。取得できず:CISA の公告一覧、NVD の更新分の後半(取得が途中で切れた)。Web 検索は使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選んだ。
- 第11版 10:28変化なし:前回(09:28)以降、掲載基準に合う新着・更新はなかった。NVD(公開・更新・KEV)、AWS、ZDI を確認した。NVD の新規は3件(Apple container・containerization の CVE-2026-113957、nibabel 6.9、Samsung Bixby 8.3)。AWS の新しい公告はなく、ZDI も10/28 公開分までで、10/29 付の追加はない。CISA KEV に新しい追加はない(Fragnesia の期限10/31、PHP2Shell の期限は本日10/29 のまま)。見送り:Apple の container・containerization(CVE-2026-113957)は点数も詳細も未公表で、ベンダーの評価も確認できなかったため載せていない。次回以降に点数が付けば再確認する。Samsung Bixby(8.3、NVD の値)は必ず確認する製品に当たらないため表のみに加えた。取得できず:CISA の公告一覧(取得不可の状態が続く)。Web 検索は今回使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選んだ。
- 第10版 09:28変化なし:前回(08:29)以降、掲載基準に合う新着・更新はなかった。NVD(公開・更新・KEV)、Cisco、AWS、ZDI を確認した。NVD の新規は D-Link DIR-505・MailWatch・Cisco ASA・FTD で、いずれも第9版に掲載済み。CISA KEV に新しい追加はない。見送り:Apple swift-crypto(点数なし、サービス停止)と、ZDI-26-830(Safari、報告者 ZDI の評価 8.8)は、必ず確認する製品に当たらないため今回は載せていない。取得できず:CISA の公告一覧(取得不可の状態が続く)。Web 検索は今回使っていない。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・AI 関連の順で選んだ。
- 第9版 08:29追加(カード):Cisco Secure Firewall ASA・FTD の VPN 欠陥(CVE-2026-76418、8.6)。第6版では点数・公告が未確認だったが、Cisco の公告を確認でき、Cisco は悪用を把握したと記載している。修正版もある。Cisco Catalyst SD-WAN の認証回避(CVE-2026-20127、10.0)も、Cisco が限定的な悪用を確認したと記載している。公表は2/25 で、10/28 21:54 UTC に公告が更新された(版2.1)。追加(表):D-Link DIR-505 のバックドア(9.8)、MailWatch(8.1)、Valkey の ZDI-26-833(報告者 ZDI の評価 8.8)、Cisco の Node.js・PHP 製品向け公告。変化:Cisco ASA・FTD は CISA KEV に未掲載(NVD の KEV 検索で確認した6件に入っていない)。AWS は 2026-155-AWS(Brotli、CVE-2026-111497)が出ていた。Brotli は10/28 のレポートで扱い済み。確認範囲:差分が約1時間のため、NVD(公開・更新・KEV)、Cisco、AWS、ZDI を中心に確認した。Web 検索は使えず、CISA の公告一覧は取得できなかった。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、Cisco の2製品と Strands Agents Tools を加え、Laravel・MLflow を外した。
- 第8版 07:28追加(カード):Linux カーネルの Fragnesia(CVE-2026-46300、7.8)が CISA KEV に10/28 付で入った。対応期限は10/31。第2版の PHP2Shell のカードが触れていた欠陥で、「KEV の新規追加なし」とした第3〜7版の記載を訂正する。VMware ESX のログ記録の不備(CVE-2026-41709、2.7)も同日に KEV 入りした(期限11/11)。追加(表):Signal K Server(9.8)、AVideo-Encoder の一群(最大 10.0)、langgraph-api(8.6)、OAuthLib(8.4)、AnkiMCP(8.8)、Mattermost Agents プラグイン(8.0)、Bricks Builder・Bricks Theme(7.5)、MongoDB Database Tools(7.6)、OpenCATS(最大 7.6)、python-markdown2(7.5)。いずれも NVD の値。変化なし:AWS の新しい公告は確認できず。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、KEV 掲載を先に入れ、Echo・n8n などを外した。
- 第7版 06:28追加(表):WSO2 の BPMN REST API(OS コマンドの実行、8.8)、Happy DOM(Node.js 向けの仮想ブラウザ。8.6 と 7.5)、decode-uri-component(Node.js のライブラリ。サービス停止、8.2)、GraphQL Tools の legacy-ws executor(8.2 と 6.0)。いずれも NVD の値で、修正版は未確認。再確認:Strands Agents Tools(AWS 公告 2026-154-AWS)と AWS SDK for pandas(2026-153-AWS)以降、AWS の新しい公告はなし。変化なし:CISA KEV の新規追加は確認できた範囲でなし(Brotli・Adobe Commerce・PHP2Shell のまま)。PHP2Shell の期限は本日 10/29。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・9.0以上・AI 関連の順で選んだ。
- 第6版 05:28追加(カード):Strands Agents Tools(AWS の AI エージェント用ツール集。AWS が Important と評価、点数は未公表。修正版 0.8.6)、Red Hat OpenShift AI(9.1。他テナントの API キーが注入され、LLM の利用枠を消費される。Red Hat の評価)。追加(表):FearlessCMS(PHP の CMS。認証なしで任意の読み書き、9.4)、Gearboy の MCP サーバー(認証なしで全インターフェースに待ち受け、8.6)、Samba の Ceph 連携(8.1)、WSO2 の SSRF(8.3)、OpenShift AI の KServe(7.7)、Echo の静的配信の迂回(7.5)、Cisco Secure Firewall ASA・FTD の再起動(点数・公告は未確認)。変化なし:CISA KEV の新規追加は確認できた範囲でなし(Brotli・Adobe Commerce・PHP2Shell のまま)。PHP2Shell の期限は本日 10/29。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、悪用確認・未修正・9.0以上・AI 関連の順で選び直した。
- 第5版 04:29追加(カード):Echo(Go の Web フレームワーク。9.1。修正版 v4.16.1・v5.4.1)、Sophos UTM(サポート終了の防御機器。ログインなしで root 権限のコード実行、9.2。パッチは手動適用)、n8n(業務自動化基盤。NVD に15件、最大 8.7)、MONAI(医療画像向けの AI ライブラリ。8.8。修正版 1.6.1)。追加(表):chrome-devtools-mcp(MCP サーバー。点数なし、修正版 1.5.0)、Highcharts の追加分(最大 8.6)、vue-i18n、EspoCRM、Coder、Wasmtime、Echo の DoS 3件ほか。変化なし:CISA KEV の新規追加は確認できた範囲でなし(Brotli・Adobe Commerce・PHP2Shell のまま)。PHP2Shell の期限は本日 10/29。AWS の新しい公告もなし。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、Echo は入れていない。
- 第4版 03:28追加(カード):MLflow(AI の実験管理基盤。9.8。修正版 3.17.0)、Better Auth(Node.js の認証ライブラリ。9.1。修正版 1.7.7)、Red Hat JBoss EAP(8.1。修正版は未確認)。追加(表):Highcharts(グラフ描画ライブラリ。Dashboards・Grid に最大 8.6 を含む XSS・プロトタイプ汚染の一群)、russh(Rust の SSH ライブラリ、8.3)、RE2JS(Java の正規表現ライブラリ、7.5)、Perl の HTTP::Body と MIME-tools(点数なし)。変化なし:CISA KEV の新規追加は確認できた範囲でなし(Adobe Commerce・Brotli・PHP2Shell のまま)。PHP2Shell の期限は本日 10/29。AWS の新しい公告もなし。タグ:get_report がタグを返さなかったため本文全体から付け直した。products は10件の上限に合わせ、XWiki・Jenkins・Apache Kafka を外し、MLflow・Better Auth を加えた。
- 第3版 02:28追加(カード):Adobe Campaign Classic(8件、最大 9.9)、Jenkins(15件。Jenkins の評価は High が13件)、Apache Kafka(JWT 検証の不備ほか。Apache の評価は important)、Ultralytics(AI の画像認識ライブラリ。最大 8.8)、AWS CDK の Redshift 拡張(AWS が Important と評価)。追加(表):Juniper の SSR 製品群(9.8 が2件)、Grafana 3件、Tailscale の4件、X.Org、Zephyr、laravel-mongodb、Adobe Connect(9.6)、Alpine 車載機器11件ほか。変化:EDK II の修正が開発ツリーに入っていた(PR #13302 は 10/15 にマージ済み)。配布版の修正は引き続き未公開。第2版の「マージは確認できず」を訂正した。再確認:Next.js は CVE 未採番のまま。確認できた範囲では、CISA KEV への新規追加は Adobe Commerce と PHP 2件のみ(10/27・10/26 分)。タグ:get_report がタグを返さなかったため、本文全体から付け直した。
- 第2版 01:29追加:PHP2Shell に続報。Dream(セキュリティ企業)が、PHP の2件と Linux カーネルの欠陥を連鎖させ、ファイアウォール製品25台が root を奪われた事例を報告した。カードとして冒頭に追加した。追加:XWiki の xwiki-pro-macros(9.9、緊急)と、AWS SDK for pandas(awswrangler。AWS が Important と評価)をカードに追加した。追加(表):ヤマハの LAN Monitor と YMS-VPN8(JVN、8.4)、Shopper・FOG・Kerio の各製品、Ninja Forms ほか。再確認:Next.js は CVE 未採番のまま。EDK II は配布版の修正が未公開のまま。PeopleSoft・EBS の公式本文は引き続き取得できていない。
- 第1版 00:33新規:前日(10/28)の最終版(第17版)以降の動きと、これまで載せていなかった重大な欠陥を追加した。緊急は Oracle E-Business Suite(9.8、探索的な試行を確認)、Oracle PeopleSoft(悪用確認済み)、Next.js(9.5、CVE 未採番)、Laravel(9.2)、EDK II(9.5、修正版なし)、ヤマハ NWR100(9.8)の6件。継続:PHP2Shell の CISA 期限は本日 10/29。Brotli・Adobe Commerce は期限 11/10。詳細は 10/28 のレポートを参照。取得できず:BleepingComputer の記事本文(403)、Oracle アラートの本文(403)、CISA の公告一覧、Web 検索(利用不可)。
Palo Alto が PAN-OS の管理画面への攻撃を確認。Cisco の ASA・FTD でも悪用
第16版(17:31)では、表に Rust の zip クレート(10.0、検査と展開で ZIP の読み方が食い違う)、Wasmtime の aarch64 版(9.9)、QNAP の Hybrid Backup Sync(8.7)を加え、Apache Qpid Proton C の認証回避(点数なし)を点数なしの欄に加えた。CISA の悪用確認の追加はない。以下は第15版までの内容。第15版(16:28)では、Palo Alto Networks が PHP2Shell の影響を受ける製品として PAN-OS(PA シリーズ・VM シリーズ・Panorama)を公告し、インターネットに出した管理インターフェースを狙う攻撃を確認したと記載した。深刻度は Critical(CVSS 4.0 で 9.2)で、管理画面へのアクセス元を踏み台に限ると 5.2 に下がる。修正版は 12.2.4-h1、11.2.16-h1 などで、11.2.10-h16 は PHP のみの修正、11.1.7-h12 は10/30 の提供予定と書かれている。管理画面を外に出している会社は、更新より先に公開を止めたい。表には、Palo Alto の Brotli(9.2、悪用の確認なし)、GnuTLS・GLib・SSSD・nvm など Red Hat 発の高を加えた。CISA の悪用確認の追加はない。以下は第14版までの内容。第14版(14:28)では、AWS の公告2件をカードに加えた。AWS MCP Server の run_script は、Python コードの検証に抜けがあり、認証済みのユーザーが自分の隔離セッション内で任意のコードを動かせる(CVE-2026-115845)。AWS が修正済みで、顧客側の作業はない。もう1件は、AWS の外向き TLS 接続を検証する信頼済み証明書の束に、eMudhra の中間 CA の秘密鍵が復元できる状態で含まれていた問題(CVE-2026-111943)。AWS が ALB・Lambda・Bottlerocket ほかの対応日程を出しており、期限が10/28 のものは顧客側の作業が残る。表には、AI エージェント基盤の PraisonAI(9.8)、WebAssembly 実行環境 Wasmtime(9.9)、コンテナ基盤の Incus(9.0)、WatchGuard Fireware OS(9.4・9.2)、WordPress の Bot for Telegram on WooCommerce(9.8)などを加えた。悪用確認の追加はない。以下は第13版までの内容。第13版(12:28)では、表に WordPress プラグインの Pie Register Premium・Contact Manager(いずれも9.8、認証なしで危険なファイルを置ける)、Rank Math SEO・IvyForms・MemberPress(いずれも8.8)と、Java の Apache Struts 2 の REST プラグイン(JVN 公表、点数なし)を加えた。悪用確認の追加はない。以下は第12版までの内容。第12版(11:28)では、AWS の MQTT ライブラリ aws-c-mqtt(CVE-2026-115417、8.2)をカードに追加した。表には、AWS の公告4件(SSM Agent・projen・Advanced JDBC Wrapper・SDK for Go v2)と、WordPress の Prime Mover・Jupiter X Core(9.8)、localstack(9.6)、openEQUELLA(9.4)を加えた。悪用確認の追加はない。以下は第9版までの内容(第10・11版は変化なし)。第9版では、Cisco Secure Firewall の ASA・FTD にある VPN の欠陥(CVE-2026-76418、8.6)について、Cisco が悪用を把握したと公告に記載した。ログインなしで細工した要求を送ると機器が再起動する。回避策はなく、修正版への更新が対策だ。SSL VPN でセカンダリ認証を使う設定が対象で、VPN を外に出している会社は設定の確認を急ぎたい。Cisco Catalyst SD-WAN の認証回避(CVE-2026-20127、10.0)も、Cisco が限定的な悪用を確認している。公表は2/25 で、10/28 に公告が更新された。どちらも CISA の KEV には、確認できた範囲でまだ入っていない。表には、D-Link DIR-505 のバックドア(9.8)、MailWatch(8.1)などを加えた。以下は第8版までの内容。第8版では、PHP2Shell の侵入で root 奪取に使われた Linux カーネルの欠陥「Fragnesia」(CVE-2026-46300、7.8)が、CISA の悪用確認済み一覧(KEV)に10/28 付で入った。対応期限は10/31 で、PHP2Shell の本日 10/29 より短い猶予しかない。VMware ESX のログ記録の不備(CVE-2026-41709、2.7)も同日に KEV 入りし、期限は11/11。点数は低いが、悪用は CISA が確認している。表には、Signal K Server(9.8)、AVideo-Encoder(最大 10.0)、langgraph-api(8.6)、OAuthLib(8.4)などを加えた。以下は第7版までの内容。第7版では、表に WSO2 の BPMN REST API(OS コマンドの実行、8.8)、Node.js 向けの Happy DOM(8.6・7.5)、decode-uri-component(8.2)、GraphQL Tools(8.2)を加えた。新しい緊急はなく、悪用の報告も確認できていない。以下は第6版までの内容。第6版では、Red Hat OpenShift AI の AI ゲートウェイに、他テナントのモデル名を指定するだけで相手の API キーが使われ、LLM の利用枠を消費される 9.1 の欠陥が出た(Red Hat の評価)。AWS は、AI エージェント用ツール集 Strands Agents Tools の環境変数ツールで、細工した指示によりクラウド認証情報の伏せ字処理を外される欠陥を Important と評価し、0.8.6 で修正した。表には、認証なしで任意の読み書きができる PHP 製 CMS の FearlessCMS(9.4)、MCP サーバーを認証なしで公開してしまう Gearboy(8.6)などを加えた。悪用の報告は、いずれも確認できていない。以下は第5版までの内容。第5版では、サポートが終わった Sophos UTM に、ログインなしで root 権限のコードを動かされる 9.2 の欠陥が出た。Go の Web フレームワーク Echo には認可をすり抜ける 9.1(修正版 v4.16.1・v5.4.1)、業務自動化の n8n には資格情報や他プロジェクトのデータに及ぶ欠陥が15件(最大 8.7)、医療画像向けの AI ライブラリ MONAI には細工したバンドルでコードが動く 8.8 がある。MCP サーバーの chrome-devtools-mcp にも修正(1.5.0)が出た。悪用の報告は、いずれも確認できていない。以下は第4版までの内容。第4版では、AI の実験管理基盤 MLflow(9.8。認証を無効にした環境では認証なしで成立。修正版 3.17.0)、Node.js の認証ライブラリ Better Auth(9.1。修正版 1.7.7)、Red Hat JBoss EAP(8.1)を加えた。表には Highcharts の一群などを足している。第3版では、Adobe が Campaign Classic の8件(最大 9.9。悪用の報告はなし)を公表した。Jenkins は15件の修正を出し、Apache Kafka では、設定が欠けると署名なしの認証情報を通してしまう欠陥が見つかった。AI 関連では、画像認識ライブラリ Ultralytics に ZDI が7件を公開している。EDK II は、修正が開発ツリーに入っていたと確認できた。PHP2Shell(PHP の2件)は Linux の欠陥と連鎖して25台が乗っ取られており、CISA の対応期限は本日 10/29 だ。Oracle の E-Business Suite・PeopleSoft、Next.js・Laravel の緊急は継続する。CISA の悪用確認の新規追加は、確認できた範囲ではない。
重大度別の件数
表に Rust の zip クレート(10.0)・Wasmtime の aarch64 版(9.9)、表に Palo Alto PAN-OS の Brotli(9.2)、表に PraisonAI・Wasmtime・Incus・WatchGuard Fireware OS・Bot for Telegram on WooCommerce・FUXA・OCO-Server・Bytebase・DedeCMS(9.0〜9.9)、表に Pie Register Premium(9.8)・Contact Manager(9.8)、表に Prime Mover(9.8)・Jupiter X Core(9.8)・localstack(9.6)・openEQUELLA(9.4)、Cisco Catalyst SD-WAN(カード、10.0)、表に D-Link DIR-505(9.8)、Red Hat OpenShift AI、Sophos UTM、Echo、MLflow、Better Auth、PHP2Shell、Oracle E-Business Suite、Oracle PeopleSoft、Next.js、Laravel、EDK II、ヤマハ NWR100、XWiki、Adobe Campaign Classic のほか、表に FearlessCMS・Juniper 2件・Adobe Connect、表に Signal K Server・AVideo-Encoder
表に QNAP の Hybrid Backup Sync・HBS 3(8.7)、表に GnuTLS・GLib・SSSD・libstdc++・Podman・containers/image・Go の RSA 処理・JBoss EAP の IIOP・nvm(7.0〜8.6)、表に Crawl4AI・@rog0x/mcp-git-tools・Authlib・dnspython・rsyslog・TP-Link RE305・Lotus・PHPOK と、WordPress の Wild Apricot Login・SendPress・Social Web Suite・SSL Wireless SMS・Schema App・Food Store・DSGVO All in one、表に Rank Math SEO・IvyForms・MemberPress(いずれも8.8)、AWS aws-c-mqtt(カード、8.2)、表に Kirki(8.8)・Ortto(8.6)、Cisco ASA・FTD(カード、8.6。悪用確認)、表に MailWatch(8.1)・Valkey(ZDI の評価 8.8)、n8n・MONAI(カード)、表に WSO2 の BPMN・Happy DOM・decode-uri-component・GraphQL Tools、Gearboy の MCP サーバー・WSO2・Samba・KServe・Echo の静的配信、表に vue-i18n・EspoCRM・Coder・Wasmtime・Echo の DoS 3件、JBoss EAP(カード)、表に Highcharts・russh・RE2JS、libwebsockets・Ultralytics(カード)のほか、表に Grafana、X.Org、Zephyr、laravel-mongodb、Juniper の8.8群、Dell 2件、Gen Digital、ヤマハ 2件、Shopper、FOG、Kerio、Ninja Forms ほか。Linux カーネルの Fragnesia(カード)、表に langgraph-api・OAuthLib・AnkiMCP・Mattermost Agents・Bricks・MongoDB Database Tools・OpenCATS・python-markdown2。中位1件(AWS SDK for pandas、5.9)はカードのみ
表に Apache Qpid Proton C の SASL 認証回避(Apache の評価は important)、表に WordPress の Chat AI with Dispatcher・Frontend Dashboard、AWS MCP Server・AWS 信頼済み証明書の束(eMudhra。以上カード。AWS の評価は Important)、表に Apache Struts 2 の REST プラグイン(JVN 公表)、表に AWS の SSM Agent・projen・Advanced JDBC Wrapper・SDK for Go v2(AWS の評価は Important)、Strands Agents Tools(カード。AWS の評価は Important)、chrome-devtools-mcp(表。Chromium の評価は Medium)、Perl の HTTP::Body・MIME-tools(表)、Jenkins、Apache Kafka、AWS CDK の Redshift 拡張(以上カード)、Tailscale、GoAhead の TLS(表)。ベンダーの評価はあるが、CVSS の点数は未公表
Cisco ASA・FTD(Cisco が悪用を把握と記載。10月)、Cisco Catalyst SD-WAN(Cisco が限定的な悪用を確認)、PHP2Shell(CISA KEV。実際の侵入事例を Dream が報告)、Linux カーネルの Fragnesia(CISA KEV、10/28 追加)、VMware ESX のログ記録の不備(CISA KEV、10/28 追加、2.7)、Oracle PeopleSoft(5/27 から。報道ベース)
今日やること3つ
- Palo Alto の PAN-OS(PA・VM・Panorama)を使っていれば、管理インターフェースがインターネットから見えないか今すぐ確認し、見えていれば信頼できる社内 IP に限る。そのうえで修正版(12.2.4-h1、11.2.16-h1 など系統ごと)へ更新する。公告には脅威 ID 543004 などの対策も出ている。
- Cisco Secure Firewall の ASA・FTD で、SSL VPN とセカンダリ認証の設定を確認する(running config の webvpn と secondary-authentication-server-group)。該当すれば修正版へ更新する。更新まで時間がかかるなら、DefaultWEBVPNGroup が二次認証を使わない場合に限り no tunnel-group-list enable を検討する(Cisco の案内)。Catalyst SD-WAN は修正版へ更新し、オンプレミスでは 22番・830番ポートを既知のコントローラー IP に限る。
- Linux サーバーのカーネルを、Fragnesia(CVE-2026-46300)の修正入りへ更新する。CISA の期限は10/31。安定版の修正は 6.12.91・6.18.33・6.6.141 など(NVD の記載)。RHEL 系は NVD に載る修正カーネルを確認する。
- PHP を使っている環境は、PHP2Shell(CVE-2026-109618・109619)の修正を本日中に適用する。CISA の対応期限は10/29。修正版は 8.2.35・8.3.36・8.4.27・8.5.12 以上(10/28 のレポートで確認済み)。PHP で動く機器の管理画面は、インターネットから見えない状態にする。
- Oracle E-Business Suite と PeopleSoft を使う顧客・社内システムがあれば、10月の CPU(EBS)と6/10 の修正(PeopleSoft)を適用済みか確認する。EBS は /OA_HTML/AppsTCFServer を許可リストから外す。PeopleSoft は侵入済みの前提で、WAR ディレクトリの JSP と環境ディレクトリの XML を調べる。
- Jenkins を 2.588(LTS は 2.580.2)以降へ、Next.js を 16.4.1、Laravel を 13.29.0 または 12.68.0 以降へ上げる。Kafka は OAUTHBEARER で jwks.endpoint.url を設定しているかを見る。Adobe Campaign Classic を使う顧客があれば build 9403 を確認する。案件リポジトリの package.json・composer.lock・go.mod と合わせて棚卸しする。n8n を使っているなら 2.43.5 または 2.44.1 へ。Sophos UTM が残っている顧客には、Sophos Firewall への移行計画を持ちかける。
経営・技術責任者が判断すること
1. 管理画面をインターネットに出していないかCTO・CIO向け
PHP2Shell の事例は、パッチの遅れより前に「管理画面が外から見えていた」ことが入口だった。製品を問わず、管理画面の公開状況を棚卸しし、例外は責任者の承認制にしたい。
2. 基幹ソフトと CI の更新を誰が持つかCIO向け
EBS は修正の翌週に探索が始まり、PeopleSoft は修正の前から悪用されていた。今回は Jenkins(15件)や Adobe Campaign Classic(8件)も加わった。パッチの適用期限を「公開から何日」で決め、適用できない間の遮断手順を用意しておく。
3. 設定の抜けで認証が外れる製品の点検CTO・CAIO向け
Kafka は、設定が1つ欠けるだけで署名なしの認証情報を受け入れる。AI の基盤でも、認証を後付けする製品が多い。「設定が空のとき何が起きるか」を、導入時のチェック項目に入れたい。EDK II のように配布版の修正が遅れるものは、露出を減らす手段を先に決めておく。
重大度の見方
脆弱性ごとの内容と対策
CVSS の点数は公告に記載がなく、未公表。評価は AWS の区分(Important)。公告 2026-150-AWS は10/24 付、10/28 に更新
- 内容
- AWS が持つ TLS の信頼済み証明書の束に、外部の認証局 eMudhra(emSign)の中間 CA が含まれていた。P-384 の鍵を作る際の乱数が潰れ、8本(TLS 用6本・コード署名用2本)の秘密鍵が特別なツールなしで導ける状態だった。影響するルートは AAA Certificate Services・emSign Root TLS CA – G3・emSign ECC Root CA – G3。発行元は10/18、クロスサイン先は10/19 に失効させた。OCSP や CRL で失効を確認し、確認できなければ接続を拒否する設定のクライアントは影響を受けない。
- 影響
- 攻撃者がこの CA を名乗って証明書を作れると、AWS サービスが外向きに張る TLS 接続(IdP、オリジンサーバー、Webhook 先など)の相手を偽装される。AWS は共有の信頼ストアからの削除を10/21 から順に進めている。
- 対策
- 顧客側で動くものは次のとおり。ALB で OIDC・JWT 認証の IdP 証明書がこの3ルートに連なるなら、10/28 までに信頼された CA の証明書へ差し替える(既存の ALB の更新は10/29〜10/31、新規は11/2 まで)。CloudFront のオリジン証明書がこの3ルートに連なると、TLS 検証が失敗しうる。Lambda はコンテナイメージなら、最新イメージで再デプロイする(10/28 まで)。ZIP は10/31 までに自動更新。Amazon Linux 2 は sudo yum update ca-certificates、Amazon Linux 2023 は sudo dnf update ca-certificates --releasever=latest。Bottlerocket は v1.67.0 以前なら AMI 更新まで公告の trust override で暫定対応する。EC2 の Windows Server は、Microsoft が10/26 に出した信頼リストの更新が届いているかを確認する(外部接続を絞った環境で届かないことがある)。
- 出典
- AWS 2026-150-AWSNVD
確認する人:AWS 上で ALB の OIDC 認証や Lambda のコンテナを運用する担当、Windows Server を持つインフラ担当
CVSS の点数は公告に記載がなく、未公表。評価は AWS の区分(Important)。公告 2026-149-AWS は10/23 付
- 内容
- run_script ツールが使う Python コードの検証で、禁止する入力の一覧が不完全だった。認証済みのリモートユーザーが細工したスクリプトを送ると、自分に割り当てられた隔離セッション内で任意のコードを実行できる可能性がある。具体的な手口は公告に書かれていない。
- 影響
- 影響を受ける版は「N/A(AWS がホストするマネージドサービス)」で、顧客側が管理する版はない。AWS は、問題は利用者ごとの隔離セッション内に収まるとしている。
- 対策
- AWS 側で修正済みで、顧客の作業は不要。run_script で AWS API を呼ぶ Python スクリプトを動かしているだけなら、回避策も要らない。AI エージェントがどのワークフローで run_script を呼んでいるかを棚卸しし、AWS API の呼び出し以外に使っていないか確認する。
- 出典
- AWS 2026-149-AWSNVD
確認する人:AI エージェントや MCP を AWS で運用する開発担当、CAIO 配下の AI 基盤担当
点数は Cisco の公告の値(v3.1、10.0)。Cisco の評価は Critical。CISA KEV には、確認できた範囲で未掲載
- 内容
- Cisco Catalyst SD-WAN Controller(旧 vSmart)、Manager(旧 vManage)、Validator(旧 vBond)が対象。オンプレミスと Cisco Hosted SD-WAN Cloud の両方で、設定の有無に関係なく影響する。
- 影響
- Cisco の PSIRT は限定的な悪用を確認している。Talos は UAT-11473(KEYDRIFT)として追跡している。管理者権限を取られると、拠点間の通信設定を書き換えられる。
- 対策
- 修正版は、20.9 が 20.9.8.2、20.12 が 20.12.5.3 または 20.12.6.1、20.15 が 20.15.4.2、20.18 が 20.18.2.1 など(20.11 は 20.12.6.1、20.13・20.14 は 20.15.4.2、20.16 は 20.18.2.1。サポート終了の版の扱いは公告の注記で確認する)。回避策はない。暫定策として、オンプレミスでは 22番と830番ポートへの通信を、既知のコントローラー IP に絞る。
- 続報
第9版 公表は2026年2月25日。10/28 21:54 UTC に公告が更新された(版2.1)。今回の更新点は未確認で、ここ数時間の新規公表ではない。
- 出典
- Cisco cisco-sa-sdwan-rpa-EHchtZk
確認する人:SD-WAN を運用するネットワーク担当、拠点網を委託している顧客の窓口
点数は Cisco の公告の値(High)。影響は可用性のみ(サービス停止)。CISA KEV には、確認できた範囲で未掲載
- 内容
- ASA・FTD で SSL VPN が有効(running config の webvpn がいずれかのインターフェースで enable)で、トンネルグループに secondary-authentication-server-group が設定されていると成立する。ログインの成功は不要。
- 影響
- Cisco は、2026年10月に PSIRT が悪用を把握したと公告に書いている。機器が予期せず再起動し、VPN が止まる。CDFW、cdFMC、Secure Access、Secure FMC Software は影響を受けない。
- 対策
- 修正版は、ASA が 9.16.4.104・9.18.4.96・9.20.4.50・9.22.3.200・9.23.1.48・9.24.1.27(または 9.24.10.1)、FTD が 7.0.11・7.2.13・7.4.9・7.6.7・7.7.14・10.0.3・10.1.1。各系列で、この版より古いものが対象。根本的な回避策はない。暫定策は、DefaultWEBVPNGroup が二次認証を要しないなら no tunnel-group-list enable、要するなら no secondary-authentication-server-group(後者は VPN の安全性が下がる)。Cisco は本番適用前の検証を求めている。
- 続報
第9版 第6版では「点数・公告は未確認」としていた。Cisco の公告(10/28 19:15、Cisco の表記)を確認し、点数 8.6、悪用の把握、修正版を加えた。
- 出典
- Cisco cisco-sa-asaftd-tunnel-dos-s6mgkb75NVD CVE-2026-76418
確認する人:ASA・FTD で VPN を公開しているネットワーク担当、情報システムの責任者
点数は NVD の値(109618 が 9.8、109619 が 8.1。10/28 の版で確認)。報道の記事は 9.2 と書いており、食い違いがある。PAN-OS については Palo Alto の評価(CVSS 4.0)が 9.2(管理アクセスを踏み台に限ると 5.2)
- 内容
- PHP の session.upload_progress の処理を突く2件(Dream の分析)。1件の認証なし HTTPS 要求でコードが動く。修正版は 8.2.35・8.3.36・8.4.27・8.5.12 以上。
- 影響
- Dream によると、攻撃者は約19,000台の機器を調べて240台に絞り、24台のファイアウォールを root 化した。25台目は米政府関係組織の管理サーバーで、リバース SSH トンネル経由で入られた。対象は米国・日本・台湾・韓国。PHP2Shell で得た権限は nobody で、SELinux が書き換えを止めたため、Linux カーネルの XFRM ESP-in-TCP の欠陥「Fragnesia」(CVE-2026-46300、報道は 7.8)で /etc/pam.d/su を書き換え、パスワードなしの root を得た。ベンダー名と対象版は非公表。別に Palo Alto は、PAN-OS の管理インターフェースへの攻撃を確認したと公告に記載した(Dream の事例との関係は書かれていない)。Dream は中国系の組織と推定するが、AI が攻撃コードを書いた直接の証拠はないとしている。
- 対策
- PAN-OS は、管理インターフェースへのアクセス元を信頼できる社内 IP に限り、修正版(12.2.4-h1、12.1.4-h13・12.1.7-h11・12.1.10-h3、11.2.4-h23・11.2.7-h23・11.2.10-h16・11.2.13-h4・11.2.16-h1、11.1.x、10.2.x の各系統)へ更新する。11.2.10-h16 は PHP のみの修正で、Brotli は h17 で入る。11.1.7-h12 は10/30 の提供予定。脅威 ID 543004 などの署名も使える(Palo Alto の案内)。PHP を上記の版へ更新する。管理画面はインターネットから見えないようにする。侵入の確認項目として、公開ディレクトリの103バイトの PHP ファイル、reverse SSH トンネルを作る systemd サービスと rc.local の記述、iox というトンネルツールがある(Dream の記載)。Fragnesia は第8版で CISA KEV に入り、修正版も確認できた(カード参照)。
- 続報
第15版 Palo Alto Networks が公告を10/29 に更新し、PAN-OS の管理インターフェースへの攻撃を確認したと記載した。Critical(CVSS 4.0 で 9.2)。Cortex XCORE(SaaS)と WildFire Cloud は一時影響を受けたが、10/21・10/22 に修正済み。Cloud NGFW・Prisma Access・GlobalProtect App などは影響なし。
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第2版 Dream が10/26 に公開した分析を、The Hacker News が10/28 に報じた。10/23〜24 に実際の侵入が起きていた。日付は記事内でずれがあり、一次報告で10/23 18:14 UTC に最初の root 化と確認した。
- 出典
- Palo Alto Networks 公告(PHP)Dream の分析レポートJVNVU#99905564NVD CVE-2026-109618NVD CVE-2026-109619報道:The Hacker News
確認する人:PHP アプリ・PHP 製品を運用するインフラの担当、ファイアウォールなど管理画面を持つ機器の管理者
点数は NVD の値(v3.1。NVD・Red Hat・CNA の3者が一致)。ローカルの権限が前提で、遠隔から単独では成立しない
- 内容
- net/core/skbuff.c の skb_try_coalesce() が、共有ページを示す印(SKBFL_SHARED_FRAG)を移し先に引き継がない。ESP の受信処理がその印を見てコピーを省くため、ページキャッシュ上の内容がそのまま復号され、書き換わる。
- 影響
- PHP2Shell のカードにあるとおり、Dream の報告ではこの欠陥で /etc/pam.d/su を書き換え、パスワードなしの root を得ていた。CISA は悪用を確認し、KEV に10/28 付で追加した。Siemens の SIMATIC S7-1500 の一部機種も対象に挙がっている。
- 対策
- 安定版の修正は 5.10.257・5.15.208・6.1.174・6.6.141・6.12.91・6.18.33・7.0.10(NVD の記載)。RHEL 8.10 は 4.18.0-553.125.1.el8_10、RHEL 9.8 は 5.14.0-687.10.1.el9_8 など。NVD の影響範囲の記載には食い違いがあるため、各ブランチの修正コミットで確認する。更新までは、不要な IPsec(ESP-in-TCP)を止め、共有環境では一般ユーザーのログインを絞る。
- 続報
第8版 第2版では「カーネル側の修正状況は未確認」としていた。修正入りの版が出ていることを NVD で確認した。第3〜7版の「KEV の新規追加なし」は誤りで、本版で訂正する。
- 出典
- NVD CVE-2026-46300CISA KEVRed Hat CVE-2026-46300oss-security
確認する人:Linux サーバーを運用するインフラの担当、Linux 組み込み機器・ファイアウォールの管理者
点数は NVD の値(v3.1、Broadcom の評価)。攻撃には管理者権限が必要。CISA の評価は「悪用あり」
- 内容
- ESX のログ記録の不足(CWE-778)。悪意のある管理者が、一部の操作を監査ログに残さずに実行できる。Broadcom の公告 VMSA-2026-0006 に含まれる5件のうちの1件。
- 影響
- 侵入後に管理者権限を得た攻撃者が、痕跡を消す目的で使える。Broadcom の公告には、実環境での悪用の記載は見つからなかった。悪用の根拠は CISA の KEV 追加で、手口の詳細は未公表。
- 対策
- ESX 9.1 は ESXi-9.1.0.0-25370933、9.0 は ESXi-9.0.2.0100-25595025、8.0 は ESXi80U3j-25429389 以降(VCF 5.2 は 5.2.4)。同じ公告には vCenter の認証バイパス(CVE-2026-59309、9.8)などもあり、あわせて更新する。回避策はない。
- 出典
- Broadcom VMSA-2026-0006NVD CVE-2026-41709CISA KEV
確認する人:VMware を運用するインフラの担当、顧客の仮想基盤を預かる担当
点数は Adobe の公告に載る値(最大 9.9。ほかに 9.8・9.3・9.1 が2件)。Adobe の優先度は 2。悪用の報告はなし
- 内容
- 対象は Windows・Linux 版の 7.4.4 build 9402 以前。8件のうち、任意コード実行が3件(コードインジェクション、OS コマンドインジェクション、認可の不備)、セキュリティ機能の回避が4件(SQL インジェクション)、権限昇格が1件(反射型 XSS)。公告は8件すべてを Critical とする。
- 影響
- The Hacker News が引用した CVSS ベクトルでは、多くが一般ユーザー権限で成立し、CVE-2026-105781(9.8)は認証が要らない。顧客リストを扱う基盤が乗っ取られると、メール配信の悪用や個人情報の流出につながる。
- 対策
- build 9403 へ更新する。まず、自社と顧客の環境で build 9402 以下のインスタンスを洗い出す。
- 出典
- Adobe APSB26-162報道:The Hacker News
確認する人:Adobe Campaign を運用するマーケティング基盤の担当、情報システムの担当
点数は発見者(Horizon3.ai)が示した CVSS 3.1 の値。NVD の詳細ページは取得できず未確認。悪用は「探索的な試行」の段階で、被害の確認ではない
- 内容
- Application Object Library の Thin Client Framework サーブレットにある SQL インジェクション。認証も利用者の操作も要らず、APPS データベースユーザーとして SQL を実行され、そこから EBS のアカウントで OS コマンドが動く。対象は EBS 12.2.3〜12.2.15。
- 影響
- Defused Cyber が自社のおとりシステムで 10/27 に試行を記録した(報道ベース)。EBS は2025年にも別の欠陥(CVE-2025-61882)が Clop に悪用されており、公開直後から狙われやすい製品。
- 対策
- 2026年10月20日の Oracle 重要パッチ(CPU)を適用する。適用すべきパッチは My Oracle Support のノート KA923 で自社構成と照合する。当てられない間は、EBS の URL ファイアウォールの許可リストから /OA_HTML/AppsTCFServer を外し、Web 層への接続を信頼できるネットワークに絞る。これはパッチの代わりにならない。
- 出典
- Horizon3.ai アドバイザリOracle CPU 2026年10月(報道が引用。未取得)NVD CVE-2026-101767報道:The Hacker News
確認する人:基幹システムの運用・情報システムの担当、Oracle DBA
点数は公開されていません(報道は9.8としているが、NVD・Oracle の本文は未取得で未確認)。CISA KEV への掲載も報道ベースで、一次情報は未確認
- 内容
- 当初は1つの SSRF とされたが、ZDI の解説で3つの欠陥の連鎖と分かった。SSRF(PSIGW)で内部の PSEMHUB に到達し、任意のパス指定でファイルを書き込み、さらに信頼できないデータの読み込み(デシリアライズ)でコードが動く。ZDI によると、localhost を既定で信頼する設計が根本原因。対象は PeopleTools 8.61・8.62(報道)。
- 影響
- Mandiant と GTIG は、ShinyHunters(UNC6240)が 5/27〜6/9 に修正前から悪用し、9月の再拡大で大学以外の業種にも及んだと見ている(ZDI の記事の引用)。パッチで入り込み済みの攻撃者は排除できないため、侵入済みの前提で調べる必要がある。ZDI は3つに別々の CVE を割り当てるようオラクルと調整中で、現時点の CVE は1つのみ。
- 対策
- Oracle が6/10 のアウトオブバンド・アラートで出した修正を適用済みか確認する。あわせて PSEMHUB の WAR ディレクトリに想定外の JSP がないか、envmetadata/data/environment/ に身に覚えのない XML がないかを調べる(ZDI の技術記述から導いた確認項目で、ベンダー推奨ではない)。PSIGW・PSEMHUB への経路は外部から遮断する。
- 出典
- ZDI 技術解説(10/20)Oracle アラート(取得は403)NVD CVE-2026-35273報道:The Hacker News
確認する人:人事・教務など PeopleSoft を使う部門の IT 担当、セキュリティ担当
点数は Next.js 開発元が GitHub に公開したアドバイザリの CVSS 4.0。CVE は未採番(10/29 02:00 ごろ再確認、「No known CVE」のまま)。公開は10/14、GitHub の公開データベースへの登録と最終更新は10/22
- 内容
- next 16.0.0〜16.4.0 が対象。Cache Components を使う App Router で、複数の型付き配列(typed array)を返す use cache 関数があると、信頼できないデータの読み込み(CWE-502)から認証なしでコードが動く。
- 影響
- 該当の書き方をしているアプリだけが対象だが、アドバイザリは「既知の回避策はない」としている。Next.js を使う受託案件は、バージョンの確認が先になる。
- 対策
- next を 16.4.1 へ上げる。該当の関数がないアプリでも、露出を確実になくす唯一の方法として更新が推奨されている。
- 続報
第3版 再確認した。CVE は未採番のまま。CVE 番号で検索する脆弱性管理ツールには引っかからないため、GHSA ID と対象範囲(16.0.0〜16.4.0)で探す。
- 出典
- GHSA-673q-mjm6-r5xr
確認する人:Next.js を使う案件のリード、フロントエンド開発の担当
点数は GitHub アドバイザリの CVSS 4.0。公開は10/19、GitHub 登録は10/23で、今回の集計期間より前(見落とし分)
- 内容
- 標準の TokenGuard で、MySQL・MariaDB の一部構成のとき、文字列ではない細工された認証情報が検索で誤って扱われ、本来失敗すべき認証が別ユーザーのレコードに一致する。認証は不要で、ガードで保護された全ルートが影響を受ける。
- 影響
- 対象は laravel/framework 13.0.0 以上 13.29.0 未満と、12.68.0 未満。API トークン認証を使う案件で、他ユーザーのデータを読まれる、操作されるおそれがある。
- 対策
- 13.29.0 または 12.68.0 以降へ上げる。12系は下限の記載がないため、古い 12.x も対象として扱う。
- 出典
- GHSA-f9x3-7vq9-cph6NVD CVE-2026-114509
確認する人:PHP・Laravel 案件の担当、API 認証を設計した人
点数は GitHub アドバイザリの CVSS 3.1。GitHub での公開は6/21、NVD への登録は10/28で、NVD 側の説明文は「Remote Macros」と書いており GHSA の題名と表現が異なる。本カードは GHSA の記述に基づく
- 内容
- excerpt-include マクロが、取り込み元ページのタイトルをエスケープせずに出力し、excerpt の内容を XWiki 構文に変換してマクロの権限で実行する。ページを編集できる利用者なら、スクリプト権限がなくても任意のコードを動かせる。対象は 1.13 以上 1.14.5 未満。
- 影響
- 認証済みの一般利用者が、サーバー上でコードを動かせる。社内 Wiki に外部の協力会社や多数の従業員が書き込める運用だと、影響が広い。
- 対策
- xwiki-pro-macros を 1.14.5 へ上げる。更新までは、ページを編集できるアカウントを絞り、excerpt-include を使った不審なタイトル・本文がないか編集履歴を見る(後半は当社の提案)。
- 出典
- GHSA-w56x-9778-rppxNVD CVE-2026-44179
確認する人:社内 Wiki(XWiki)の管理者、情報システムの担当
点数は EDK II 開発元(tianocore)のアドバイザリの CVSS 4.0。アドバイザリのパッチ版欄は「Not patched currently」、対象は「master as of 2026-09-14」。修正の PR #13302 は 10/15 にマージ済み
- 内容
- PXE ブート中に受ける ICMP エラーメッセージの処理で、固定504バイトの領域を超えて書き込まれる。クライアント宛のユニキャスト ICMP エラーを送れれば成立し、認証は不要。ファームウェアのビルドを知る攻撃者は DXE 段階で任意のコードを動かせるとされる。
- 影響
- OS の Secure Boot や計測ブートが検証を始める前の段階なので、既存の防御では止めにくい。Debian Security Tracker は OVMF が脆弱で「現時点で修正済みのリリースなし」と記載している(oss-security の投稿を経由した確認で、Tracker の本文は未取得)。
- 対策
- 修正は開発ツリー(EDK II の master)に入ったが、各ディストリビューションや機器ベンダーの配布版はまだ修正されていない。アドバイザリに回避策の記載はない。PXE を使わない機器ではネットワークブートを無効にし、信頼できないセグメントでの PXE 運用を避けて露出を減らす(アドバイザリの記述から導いた判断で、ベンダー推奨ではない)。ベンダーのファームウェア更新を追う。
- 続報
第3版 修正の PR #13302(NetworkPkg/UefiPxeBcDxe: Fix ICMP buffer overflow)が、10/15 にマージされていたと確認した(マージコミット fa78907)。第2版の「マージは確認できず」は誤りで、訂正する。アドバイザリはまだ「Not patched currently」のままで、配布版の修正は出ていない。
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第2版 再確認した。アドバイザリは10/22付のまま更新がなく、パッチ版欄も「Not patched currently」。PR #13302 のマージは確認できていない。
- 出典
- EDK II アドバイザリ修正 PR #13302oss-security 投稿(10/28)NVD CVE-2026-97631報道:The Hacker News
確認する人:オンプレのサーバー・仮想基盤(OVMF)を運用するインフラの担当
点数は JVN に載る CVSS 3.1。CVSS 4.0 は 9.3。2件目(CVE-2026-109822)は 3.1 で 6.5、4.0 で 7.1
- 内容
- NWR100 のファームウェア Rev.26.00.07 以前が対象。1件目は OS コマンドインジェクションで、特定のリクエストを送るだけで任意のコマンドが動く。2件目は、CONFIG ファイルの書き出し機能で作られたファイルが、認証なしで読まれるおそれがある。
- 影響
- 拠点ルーターが乗っ取られると、拠点内のネットワークへの足がかりにされる。
- 対策
- ファームウェアを Rev.26.00.08 に更新する。すぐ更新できないときは、Web GUI への接続を管理端末や送信元 IP で絞る。管理画面がインターネット側に見えているなら、更新を待たず遮断する。CONFIG を書き出した履歴がある場合は、中に含まれていた認証情報の変更も検討する(公開情報にはない当社の提案)。
- 出典
- JVNVU#91027179NVD CVE-2026-97854
確認する人:拠点ネットワーク・ルーターを管理する情報システムの担当
点数は報告者(ZDI)が付けた CVSS 3.0。攻撃条件の複雑さは高。修正済みの更新が出ている
- 内容
- 認証なしで、ネットワーク越しにコードを実行されるおそれがある。ZDI のページには影響を受ける版の記載がなく、修正コミット(c9e8e18)へのリンクが付いている。2026年7月16日にベンダーへ報告され、10/26 に公開された。
- 影響
- MQTT ブローカーや WebSocket を外部に公開している組み込み機器、IoT ゲートウェイが主な影響先。
- 対策
- 自社製品・案件で使っている libwebsockets の版を洗い出し、修正コミットを含むリリースへ上げる。MQTT の PUBACK 処理を使わない構成なら影響範囲を絞れる可能性があるが、利用状況をコードで確認して判断する。
- 出典
- ZDI-26-792
確認する人:C・組み込み開発の担当、IoT 連携を持つ案件のリード
点数は報告者(ZDI)が付けた CVSS 3.0。最大が Google Drive ダウンロードのパストラバーサル(8.8)、ほか6件は 7.8。NVD にも同じ7件が載る
- 内容
- torch_load・torch_safe_load・load_dataset_cache_file の信頼できないデータの読み込み、parse_model・check_det_dataset のコードインジェクションなど。8.8 の1件は、被害者が悪意あるページやファイルを開くことが条件(UI:R)。
- 影響
- 外部から受け取ったモデル、データセット、設定ファイルを Ultralytics に読ませる開発・検証の環境が対象。ZDI は報告から約2か月後の10/28 に公開しており、ベンダーの回答や修正の有無は ZDI のページに書かれていない。
- 対策
- ZDI は、製品に信頼できないファイルや URL を扱わせないことを唯一の対策としている。影響を受ける版と修正版は ZDI のページにないため、開発元の GitHub で確認する。それまでは、出どころの不明なモデル・データセットを読み込まない。
- 出典
- ZDI-26-818NVD CVE-2026-118619
確認する人:Python で AI・画像認識を開発する担当、モデルの取り込み手順を決める人
CVSS の点数は未公表。評価は Jenkins 公式アドバイザリの区分(High・Medium)。公開は10/28
- 内容
- 対象は Jenkins 2.587 以前と LTS 2.580.1 以前。CVE-2026-117612 は XStream の resolves-to で、Overall/Read と config.xml への POST で任意の型を作れ、コード実行につながる。CVE-2026-117614 は Agent/Configure 権限でコントローラ上のコードを実行できる。CVE-2026-117618 は初期セットアップ中の競合で、認証なしの管理者アカウント作成が成立する。
- 影響
- Overall/Read 程度の権限で成立する項目が多い。Jenkins には、デプロイ用の鍵やクラウドの資格情報が置かれがちで、乗っ取られると本番環境に届く。
- 対策
- Jenkins 2.588、LTS は 2.580.2 に更新する。まず 117612 と 117614 を持つ権限設計を見直す。セットアップ途中の新規インスタンスは、先に更新するか外部から遮断する。
- 出典
- Jenkins セキュリティアドバイザリ 2026-10-28oss-security 投稿(10/28)
確認する人:CI/CD の運用担当、DevOps のリード
CVSS の点数は未公表。評価は Apache が oss-security に出した区分(important)。CVE-2026-115644 は Apache が low としている
- 内容
- CVE-2026-110985:SASL/OAUTHBEARER の既定の検証器を使い、sasl.oauthbearer.jwks.endpoint.url が未設定だと、ブローカーが JWT の署名・アルゴリズム・発行者を検証しない。alg が none の JWT も通り、スーパーユーザーになりすませる。対象は 4.1.0〜4.1.2、4.2.0〜4.2.1、4.3.0。CVE-2026-110952 は、発行者・audience の検証が既定で無効になる問題。CVE-2026-112375 は、権限のない認証済み利用者が IncrementalAlterConfigs でブローカー上のファイルや環境変数を読める(3.2.0〜4.1.2、4.2.0〜4.2.1、4.3.0〜4.3.1。認可機構がない構成では実質的に影響なし)。
- 影響
- OAUTHBEARER を使い、JWKS の URL を設定していないクラスタが対象。URL を設定していれば 110985 は影響しない。設定の抜けに起動時の警告も出ないため、気づきにくい。
- 対策
- 110985 は 4.2.2・4.3.1・4.4.0 へ更新する。4.1 系は修正版が示されていないため、OAUTHBEARER の全リスナーで jwks.endpoint.url を設定するか、署名を検証するバリデータを明示する。112375 は 4.2.2・4.3.2・4.4.0。更新できない間は、ブローカーを秘密ファイルを読めない OS アカウントで動かす。
- 出典
- oss-security(CVE-2026-110985)oss-security(CVE-2026-112375)oss-security(CVE-2026-115644)
確認する人:Kafka の基盤・データ連携を担当するバックエンド、Java 案件のリード
CVSS の点数は公告に載っていない。評価は AWS の区分(Important)。公告は10/26付
- 内容
- @aws-cdk/aws-redshift-alpha の、Redshift のユーザー・テーブル・権限を管理する部品が対象。2.274.0-alpha.0 より前の版で、細工したユーザー名・コメント・パスワードを渡すと、デプロイ時に Redshift のスーパーユーザー権限で動く SQL が書き換わる。結果として、クラスター内の全ユーザーに権限が付くおそれがある。
- 影響
- 攻撃者が CDK アプリの設定値に影響できることが前提。CI の変数、フォーム入力、外部ファイルから値を組み立てている構成が当たる。
- 対策
- 2.274.0 へ更新する。更新後、PUBLIC に対するテーブル権限を手作業で確認する(既存の付与が自動では消えないと読める。AWS の文面からの判断)。更新できない間は、開発者が書いた信頼できる値だけを使う。
- 出典
- AWS セキュリティ公告 2026-151-AWS
確認する人:AWS CDK でインフラを書く開発者、Redshift を使うデータ基盤の担当
点数は NVD に載る AWS(CNA)の CVSS 4.0・3.1(どちらも 5.9)。AWS の公告本体には点数がなく、「Important(要対応)」とだけ書かれている
- 内容
- Athena モジュールが、既定のクエリ結果の保存先 S3 バケットの所有者を確認しない。同じ名前のバケットを先に作った第三者が、クエリ結果を読む、返される結果を書き換える、ができる。
- 影響
- Python でデータ分析・ETL を組む案件が主な対象。結果の改ざんは、判断や集計の誤りにつながる。
- 対策
- awswrangler を 3.16.1 以降へ上げる。AWS は、アカウント・リージョンごとの既定の結果バケットが自社のものか確認し、結果の保存先を明示するか、ワークグループで固定するよう案内している。フォークや派生コードにも同じ修正が要る。
- 続報
第2版 公告の日付は10/28だが、修正版 3.16.1 のリリースは5/8と書かれていて日付がずれている。GHSA 側(GHSA-34f4-24c9-rgcm と AWS が案内)で確認したい。
- 出典
- AWS セキュリティ公告 2026-153-AWSNVD CVE-2026-118029
確認する人:Python のデータ基盤・ETL を担当する開発者、AWS 管理者
点数は GitHub のアドバイザリが付けた CVSS 3.1(NVD は分析待ち)。悪用の報告は確認していない
- 内容
- サードパーティ製スコアラーの許可リストを完全一致で見ず、配下のモジュールまで受け入れる。攻撃者はアーティファクト API で許可パッケージの下に Python モジュールを置き、/ajax-api/3.0/mlflow/scorer/invoke にモジュール名とクラス名を送ると、コードが読み込まれて動く。対象は 3.12.0rc0 以上 3.17.0 未満。
- 影響
- 認証を無効にした環境では、認証なしで成立する。Basic 認証の環境でも、実験・run の作成とアーティファクトのアップロードができる権限があれば成立する。どちらもサーバーのプロセスが許可パッケージに書き込める場合に限る。
- 対策
- 3.17.0 へ更新する。更新できない間は、認証を有効にし、MLflow サーバーをインターネットと社内の広い範囲から見えない状態にする。案件で使っている MLflow の版を棚卸しする。
- 出典
- GHSA-26p8-2jq9-3vq9MLflow v3.17.0NVD CVE-2026-116692
確認する人:ML 基盤・MLOps の担当、Python のデータ基盤を持つ開発者
点数は GitHub のアドバイザリが付けた CVSS 3.1。NVD の状態は Deferred。CISA の SSVC 評価では悪用の痕跡なし
- 内容
- Magic Link のトークン保存が plain、または hashed でグローバルの verification.storeIdentifier も hashed の環境で、ソーシャルログインか Generic OAuth を有効にし account.storeStateStrategy を database にすると、OAuth の state 値が Magic Link のトークンとして通る。対象は 1.4.0-beta.18 以上 1.7.7 未満。
- 影響
- 攻撃者は相手のメールボックスを押さえなくても、既知のメールアドレスで OAuth サインインを始め、返ってきた state を使い回して既存ユーザーのセッションを奪える。サインアップが有効なら、メール確認済みのアカウントを作られる可能性もある。
- 対策
- 1.7.7 へ更新する。更新前に、Magic Link と OAuth を併用していて上記の保存設定になっていないかを、各案件の設定で確認する。
- 出典
- GHSA-965c-763c-88jmBetter Auth v1.7.7NVD CVE-2026-114607
確認する人:Node.js・Next.js の案件リード、認証まわりを実装する開発者
点数は Red Hat(secalert@redhat.com)が付けた CVSS 3.1。攻撃条件の複雑さは高。NVD は分析待ち
- 内容
- openjdk-orb が :3528 で受けるオブジェクトを復元するとき、JDKBridge が攻撃者の指定した CDR の codebase URL を受け入れる。認証なしの攻撃者が、EJB のセキュリティインターセプターが動く前に、リモートの任意クラスを読み込んで実行できる。
- 影響
- EAP を -secmgr で起動し、:3528 に外から届く構成が対象。具体的な影響版の範囲と修正版は NVD に載っておらず、未確認。
- 対策
- まず、-secmgr 付きで動かしている EAP と、:3528 への到達経路を洗い出し、外から届くなら遮断する。修正版は Red Hat のページとバグ報告で追う。
- 出典
- Red Hat CVE-2026-84725Red Hat BugzillaNVD CVE-2026-84725
確認する人:Java の基幹システムを担当する開発者、Red Hat 製品の運用担当
点数は Sophos が NVD に登録した CVSS 4.0(Secondary)。3.1 では 8.1 で、攻撃の難しさの評価が違う。NVD は分析待ち。悪用の報告は公告に書かれていない
- 内容
- パストラバーサル(想定外の場所のファイルを指せる欠陥)に競合状態が重なる。数分にわたり要求を繰り返し送ると成立する。メールプロキシでスキャンを有効にしている環境が対象と NVD は記す。公告は影響範囲をその構成に限っておらず、該当しないから安全とは言えない。
- 対策
- UTM はサポート終了品のため、パッチは手動で当てる(手順は Sophos の KBA-000049692)。回避策は用意されていない。Sophos は、サポート中の Sophos Firewall への移行を勧めている。まずメールプロキシのスキャンを使っている UTM を洗い出す。
- 出典
- Sophos SA-20261028NVD CVE-2026-118633
確認する人:ネットワーク・境界防御の担当、UTM を残している顧客の運用担当
点数は GitHub のアドバイザリが付けた CVSS 4.0(NVD は分析待ち)。悪用の報告は確認していない
- 内容
- Proxy ミドルウェアが、上流が WebSocket の切り替えを受け入れたか確かめる前に、生のトンネルを選んでしまう。上流が拒否して通常の応答を返すと、同じ接続の後続リクエストが Echo のルーターやルート別のミドルウェアを通らず、上流へ直接届く。
- 影響
- Echo 側のルートだけで認証・認可をかけている構成は迂回される。成立には、到達できるプロキシのルートがあること、上流が拒否で応じること、上流に独自の認可がないことの3つが要る。同じ Echo で、BodyDump・Decompress・Proxy の資源枯渇によるサービス停止(各 8.2、CVE-2026-118260〜118262)も公開された。
- 対策
- Echo v4 は v4.16.1、v5 は v5.4.1 へ上げる(対象は v4.0.0 以上 4.16.1 未満、v5.0.0 以上 5.4.1 未満)。すぐ上げられないときは、Proxy のルートを外から直接届かない形にし、上流側にも認可を置く。go.mod で echo の版を確認する。
- 出典
- GHSA-cxf3-9h37-7rr8Echo v4.16.1Echo v5.4.1NVD CVE-2026-118264
確認する人:Go でバックエンドや API ゲートウェイを作っている開発者
点数は VulnCheck が付けた値(CVSS 3.1 または 4.0 の高い方。118645 は 3.1 で 8.7、118649 は 4.0 で 8.7)。NVD は多くが Deferred で、評価前
- 内容
- NVD に登録された n8n の15件のうち、7.0 以上は13件。Quick Base ノードのフィルタ注入(CVE-2026-118645、8.7)、ワークフロー ID に __proto__ を入れると全プロジェクトのデータテーブルを操作できる認可の迂回(118649、8.7)、一部ノードが失敗時に資格情報をエラーデータに残す(118643・118647、8.2)、webhook 応答の CSP 欠落による保存型 XSS(118648、8.4)、Slack Trigger の SSRF(118679、7.5)ほか。
- 影響
- ワークフローを作れる利用者が、他の人の資格情報や他プロジェクトのデータに届く。webhook の入力でフィルタを組み立てていると、外部からデータの全件取得や削除に至りうる。n8n は AI エージェントの連携にも使われ、外部サービスの鍵を多く預かる。
- 対策
- 1.x は 1.123.85(118645 の記載)、2.x は 2.43.5、2.44.0 を使っているなら 2.44.1 へ上げる。更新までは、ワークフローの作成権限を絞り、webhook の入力をそのままフィルタに使わない。エラーデータに残った資格情報は、入れ替えを検討する。
- 出典
- GHSA-65mv-v8rp-54wc(118645)GHSA-wvjj-qg37-pv73(118649)NVD CVE-2026-118645NVD CVE-2026-118649
確認する人:n8n で自動化を組んでいる業務・開発の担当、AI エージェント基盤の管理者
点数は VulnCheck が付けた CVSS 3.1(v4.0 では 8.6)。NVD は Deferred で評価前。悪用の報告は確認していない
- 内容
- ConfigWorkflow が、バンドル内の configs/logging.conf を logging.config.fileConfig に渡す。この関数はハンドラの項目を eval() で評価するため、細工したバンドルの読み込み時に任意の Python コードが動く。同じ MONAI で、check_hash() がハッシュ未指定のとき True を返し、未検証のダウンロードが通る問題(CVE-2026-118684、8.2)もある。
- 影響
- 外部から入手したバンドル(学習済みモデルの配布物)を開くだけで、その環境のコードが動く。利用者が読み込む操作は必要。対象は 1.2.0 以上 1.6.1 未満。
- 対策
- 1.6.1 へ更新する。信頼できない配布元のバンドルは、更新まで読み込まない。
- 出典
- GHSA-wvpx-5qmp-46g3NVD CVE-2026-118683
確認する人:Python で医療・画像の AI を作る開発者、MLOps の担当
点数は Red Hat の評価(CVSS v3.1。ベクターは AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C)。NVD・cve.org の点数は未提供
- 内容
- ログイン済みの利用者が、リクエストの本文またはヘッダーに別のテナントのモデル名を書くと、サービスが認可を確かめないまま共有ストアからそのテナントの API キーを取り出して差し込む。説明文には URL パス由来と読める記述があるが、Red Hat の再評価欄は、パスの参照は commit bac9fb5 で削除済みで、本文・ヘッダー経由の経路には認可チェックが残っていないと書く。
- 影響
- 他社(他テナント)の LLM リソースと利用枠を勝手に使える。マルチテナントで AI 基盤を共有している場合、請求と上限の枠が他者に食われる。
- 対策
- 対象製品の版と修正版(errata)は Red Hat のページから確認できていない。自社や顧客が OpenShift AI の AI ゲートウェイを使っていれば、Red Hat の errata と Bugzilla 2494861 を確認する。確認できるまでは、テナント間でゲートウェイを共有しない構成を検討する。
- 出典
- Red Hat CVE-2026-117574
確認する人:OpenShift AI を運用する基盤担当、MLOps の担当
点数は公表されていません。AWS の公告は Important(要対応)と評価している
- 内容
- 対象は strands-agents-tools の 0.1.0 以上 0.8.6 未満。environment ツールは、エージェントがホストの環境変数を読み書きするための機能で、秘密に見える値は既定で伏せ字にする。ところがツールの定義が、伏せ字の指定をモデル側から受け付けていた。エージェントが処理する文書に仕込まれた指示で、モデルが伏せ字を切る。
- 影響
- 運用者への確認なしに、クラウド認証情報や API キーが平文で返る。
- 対策
- 0.8.6 へ更新する(伏せ字の制御は運用者側だけになり、environment ツール自体も非推奨になった)。フォークや派生コードも直す。このツールを読み込んだエージェントの環境にあった認証情報は、すべて入れ替える。すぐ更新できなければ、エージェントからツールを外し、長期の認証情報をプロセスの環境変数に置かず、エージェントのホストからの外向き通信を信頼できる宛先に絞る(以上 AWS の案内)。
- 出典
- AWS-2026-154-AWS
確認する人:Strands Agents で AI エージェントを作る開発者、AWS 上でエージェントを動かす基盤担当
点数は NVD に載る Secondary の値(v4.0 が 8.2、v3.1 が 7.5。NVD の分析は未了)。AWS の公告自体に点数はなく、評価は Important。影響は可用性のみ
- 内容
- aws-c-mqtt の v0.9.1 以上 v0.16.2 未満が対象。MQTT 3.1.1 互換アダプタで、細工された応答のサイズ値をもとにメモリを確保する。AWS IoT Device SDK for C++ v2 にも同梱されている。
- 影響
- リモートの攻撃者が、クライアントのプロセスをサービス停止に追い込める。情報漏えいやコード実行は公告に書かれていない。CISA KEV には未掲載で、悪用の報告は確認できていない。
- 対策
- v0.16.2 以降へ更新するか、これを同梱する AWS Common Runtime・AWS IoT Device SDK の新しい版へ上げる。AWS は更新が完全な対策としている。暫定策は、信頼できる MQTT ブローカーだけに接続し、TLS を使い、可能なら互換アダプタを避けてネイティブの MQTT5 または MQTT 3.1.1 クライアントに切り替える。フォークや派生コードには修正を取り込む。
- 続報
第12版 公告 2026-147-AWS は10/22 付け。NVD の記録は10/29 02:16 UTC に更新され、点数が付いた。これまで本文に載せていなかった。
- 出典
- AWS 2026-147-AWSGHSA-g3x5-86mr-65p5NVD CVE-2026-115417
確認する人:AWS IoT や MQTT を組み込んだ機器・アプリを作る開発者、IoT 基盤の担当
図解:PeopleSoft の攻撃の流れ
ZDI の解説によると、3つの欠陥は次の順につながる。1つ目で内部の管理部品に届き、2つ目でファイルを書き込み、3つ目でその内容が実行される。
ZDI-CAN-31816→内部の PSEMHUB に到達
localhost を信頼する設計→任意のパスにファイル書き込み
ZDI-CAN-31818→XML を読み込みコード実行
ZDI-CAN-31817(デシリアライズ)
図解:PHP2Shell から root 奪取までの流れ
Dream の報告にある攻撃の順序。PHP 側で得られる権限は nobody にとどまり、SELinux が書き換えを止めた。そこで Linux カーネルの欠陥を使って root に上げている。
(インターネット側の管理画面)→PHP2Shell
CVE-2026-109618・109619→nobody 権限でコード実行→Fragnesia(CVE-2026-46300)
/etc/pam.d/su を書き換え→パスワードなしで root
24台はスクリプトで一括して root 化され、25台目は米政府関係組織の管理サーバー(reverse SSH トンネル経由)。
図解:Kafka の認証が外れる条件
CVE-2026-110985 は、設定が1つ欠けたときだけ成立する。oss-security の記述にある条件を並べた。
| jwks.endpoint.url | 独自の署名検証 | ブローカーの動き |
|---|---|---|
| 設定あり | どちらでもよい | 影響なし |
| 未設定 | なし | 署名・アルゴリズム・発行者を検証しない。alg が none の JWT も通る |
| 未設定 | あり | 影響なし |
AI関連の注目トピック
今回の期間に、AI 関連で裏取りできた新規の重大な欠陥は Ultralytics の7件、MLflow、第5版で加えた n8n と MONAI。次の項目は手がかりとして載せる。
- 第14版:AWS MCP Server の run_script で、Python 検証の抜けから隔離セッション内の任意コード実行が可能(CVE-2026-115845、AWS が Important と評価。マネージドで修正済み)。カードを参照。
- 第14版:PraisonAI(AI エージェント基盤)に、AgentOS のチャット経路が認証なしで誰でもエージェントを動かせる 9.8(CVE-2026-57116)。ほか Landlock 非対応環境で隔離なしの実行基盤へ黙って切り替わる 8.8(CVE-2026-57144)、承認画面の未エスケープで操作なしに承認が通る 8.8(CVE-2026-56840)、Slack の app_mention だけ許可リストが効かない 8.3(CVE-2026-56835)。いずれも NVD の値。影響は 4.6.59 未満・4.6.61 未満など。表を参照。
- 第14版:Crawl4AI(LLM 向けのクローラー)で、認証済みクライアントが悪質な正規表現を送りサーバーを止められる 7.1(CVE-2026-115508、0.7.0 以上 0.9.5 未満)。@rog0x/mcp-git-tools(MCP サーバー)の resolveBaseBranch 経由で任意コードが動く 7.5(CVE-2026-106764、1.0.1)。表を参照。
- Strands Agents Tools(AWS の AI エージェント用ツール集)で、細工した指示により伏せ字処理を外され、クラウド認証情報が返る欠陥。AWS が Important と評価。0.8.6 で修正。カードを参照。
- Red Hat OpenShift AI の AI ゲートウェイに、他テナントの API キーで LLM の枠を消費できる 9.1(CVE-2026-117574、Red Hat の評価)。同じ OpenShift AI の KServe にも、storageUri の細工でノードの IAM 認証情報を狙える 7.7(CVE-2026-13451)がある。表を参照。
- Gearboy(エミュレーター)に搭載された MCP サーバーの HTTP モードが、認証なしで全ネットワークインターフェースに待ち受ける(CVE-2026-61542、8.6)。表を参照。
- n8n(業務自動化の基盤)に、資格情報の漏えいや他プロジェクトのデータ操作など15件。最大 8.7(VulnCheck の評価)。2.43.5・2.44.1 で修正。カードを参照。
- MONAI(医療画像向けの AI ライブラリ)に、細工したバンドルからコードが動く 8.8(CVE-2026-118683)。1.6.1 で修正。カードを参照。
- MCP サーバーの chrome-devtools-mcp(1.1.0 以上 1.5.0 未満)に、ポリシー適用の不備でローカルから任意の読み書きができる欠陥(CVE-2026-106484)。Chromium は重大度を Medium とし、CVSS の点数は未公表。1.5.0 で修正(GHSA-5hw5-4q87-m6x9)。
- MLflow(AI の実験管理基盤)に、許可リスト配下のモジュールを読み込ませてコードを動かす 9.8(CVE-2026-116692)。3.17.0 で修正。カードを参照。
- Ultralytics(Python の画像認識ライブラリ)に、モデルやデータセットの読み込みからコードが動く7件。最大 8.8(報告者 ZDI の評価)。カードを参照。
- PHP2Shell の侵入に使われた道具の中に、DeepSeek・Kimi を設定した自動調査ツール(aiscan)と Claude Code が入っていた。Dream は中国語のプロンプトなどから中国系の組織と推定するが、AI が攻撃コードを書いた直接の証拠はないとしている(Dream の報告)。
- Warp(AI 搭載ターミナル)が、AI エージェントのログと利用状況データが漏えいした侵害を公表したと報じられた。報道は BleepingComputer(10/27)。本文は403で取得できず、Warp の公表ページも未確認(報道ベース・未確認)。
- 44の AI エージェントで攻撃を自動化する「CyberStrikeAI」が、日本の組織に対して使われていると報じられた。報道は The Hacker News(10/27)。見出しの要約のみ確認し、一次情報は未確認(報道ベース・未確認)。
- 第8版:langgraph-api(LangGraph の API 層)で、認可ハンドラーが返す名前空間の書き換えが効かず、他利用者の Store に届く 8.6(CVE-2026-118668、0.15.0 で修正)。AnkiMCP は DNS リバインディング対策が無効で、Web ページからローカルの MCP に届く 8.8(CVE-2026-61546)。Mattermost Agents プラグインは、偽のリマインダーでプラグインが差し替えられる 8.0(CVE-2026-93851)。表を参照。
前日までに載せた AI 関連(Meta FAIRChem の ZDI 17件など)に新しい動きは見つかっていない。
担当ごとのやること
インフラ・運用サーバー・ネットワーク
- Cisco ASA・FTD を修正版へ(ASA 9.18 は 9.18.4.96、FTD 7.4 は 7.4.9 など)。Catalyst SD-WAN は 20.15 系なら 20.15.4.2 へ
- D-Link DIR-505 が残っていれば、管理画面を外に出さず、買い替えを検討する
- PHP2Shell の修正を本日中に適用し、管理画面をインターネットから外す
- Linux カーネルを Fragnesia の修正入りに更新する(期限10/31)。VMware ESX は VMSA-2026-0006 のパッチを適用する
- ヤマハ NWR100 を Rev.26.00.08 に、YMS-VPN8 を Ver.1.07.00 に更新する
- PXE を使わない機器でネットワーク起動を無効にする
- Sophos UTM が残っていれば、KBA-000049692 のパッチを手動で当て、Sophos Firewall への移行を計画する
- AWS の信頼済み証明書の束の件:ALB の OIDC・JWT の IdP 証明書、CloudFront のオリジン証明書、Lambda のコンテナを確認する。Amazon Linux は ca-certificates を更新し、Bottlerocket v1.67.0 以前は暫定対応を入れる
- WatchGuard Fireware OS を更新する(FireCluster Sync・SIP プロキシに 9.4・9.2 が3件。修正版は公告で確認する)。Incus は 7.5.0 以降を確認する
- Tailscale を 1.104.4 以降にし、更新までは SSH の転送を止める(TS_SSH_DISABLE_FORWARDING=1)
基幹システム・情報システムOracle・Dell・Wiki・Adobe
- EBS の10月 CPU と URL 許可リストを確認する
- PeopleSoft の WAR・XML を調べ、資格情報の入れ替えを検討する
- XWiki の xwiki-pro-macros を 1.14.5 へ上げる
- Adobe Campaign Classic を build 9403 に更新する
- Dell PowerProtect Data Domain の公告 DSA-2026-416 に追加の2件がある
開発Next.js・Laravel・Python・Java・C
- next を 16.4.1、laravel/framework を 13.29.0 または 12.68.0 以降へ
- awswrangler を 3.16.1 以降、AWS CDK の aws-redshift-alpha を 2.274.0 へ
- Ultralytics に信頼できないモデル・データを読ませない
- Jenkins を 2.588(LTS 2.580.2)へ。Kafka の OAUTHBEARER 設定を確認する
- libwebsockets の版を洗い出して更新する
- Echo を v4.16.1 または v5.4.1 へ。n8n を 2.43.5 または 2.44.1 へ。MONAI を 1.6.1 へ
- chrome-devtools-mcp を 1.5.0 以降へ
- PraisonAI を 4.6.61 以上へ(影響範囲は 4.6.59 未満・4.6.61 未満など。公式アドバイザリは未確認)。Crawl4AI・@rog0x/mcp-git-tools の使用有無を洗い出す。AWS MCP Server の run_script の利用状況を棚卸しする
- strands-agents-tools を 0.8.6 以降へ。environment ツールを読み込んだエージェントの認証情報は入れ替える
今回の集計表
| 項目 | 点数 | 状態 | 出典 |
|---|---|---|---|
| Palo Alto PAN-OS・Prisma Cloud Application Security Transporter Client の Brotli(CVE-2026-111497。Brotli 圧縮の検査と TLS 復号を両方有効にしたデータプレーンで露出。PAN-OS 12.2・12.1・11.2 の一部が対象で、11.1・10.2・Panorama は対象外) | 9.2(Palo Alto の評価、CVSS-B。推奨緊急度は Moderate) | 悪用は把握されていない。修正版は 12.2.4-h1、11.2.16-h1 以降など、Transporter Client は 0.2.9。回避策は Brotli エンコードの無効化 | Palo Alto Networks 公告(Brotli)NVD CVE-2026-111497 |
| GnuTLS(CVE-2026-42013、SAN が過大だと CN 検証へ誤ってフォールバックし、なりすましや中間者攻撃につながる。ほか CVE-2026-42012 は URI・SRV SAN で同様の誤り 7.1、CVE-2026-5260 は PKCS#11 鍵使用時のヒープ過読み出し 8.2、CVE-2026-42011 は 7.4 で説明は未確認) | 8.2(Red Hat の評価、v3.1。最大値) | Red Hat の深刻度は Moderate(中間者の位置と、ホスト名に合う信頼済み CA の証明書が前提)。回避策なし。修正版は未確認 | Red Hat CVE-2026-42013NVD CVE-2026-42012NVD CVE-2026-5260NVD CVE-2026-42011 |
| GNOME GLib(CVE-2026-58014、CWE-193 の1文字ずれ。説明は未確認) | 8.6(NVD の値、v3.1) | RHEL 6〜10 が対象と記載。修正版は未確認 | NVD CVE-2026-58014 |
| Red Hat の SSSD(CVE-2026-87853、IdP の利用者照合が前方一致で、別の利用者として入れる) | 7.5(Red Hat の評価、v3.1) | RHEL・OpenShift 4 が対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2026-87853 |
| GCC の libstdc++(CVE-2026-102010、優先度付きキューの erase_if で古いポインタが残り、クラッシュやメモリ破壊の可能性) | 7.0(Red Hat の評価、v3.1) | RHEL 6〜10 が対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2026-102010 |
| Podman(CVE-2024-3056、IPC 名前空間を共有するコンテナが /dev/shm を埋め、再起動の繰り返しでホストのメモリを使い切る) | 7.7(Red Hat の評価、v3.1) | 2024 年の CVE を Red Hat が10/29 に更新。RHEL 8・9、OpenShift 4 が対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2024-3056 |
| containers/image(Go のコンテナ画像ライブラリ。CVE-2024-3727、認証済みレジストリへの想定外のアクセスや資源枯渇、ローカルのパストラバーサル) | 8.3(Red Hat の評価、v3.1) | 2024 年の CVE を Red Hat が10/29 に更新。OpenShift 4 ほかが対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2024-3727 |
| Go の RSA 処理(CVE-2024-1394、暗号化・復号でメモリリークが起き、資源枯渇につながる) | 7.5(Red Hat の評価、v3.1) | 2024 年の CVE を Red Hat が10/29 に更新。Ansible Automation Platform・RHEL・OpenShift が対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2024-1394 |
| Red Hat JBoss EAP の IIOP(Java。CVE-2026-114488 は IIOP の ID 主張を転送層の認証なしで受け付け、なりすまし。CVE-2026-15564 は認証前に入力を復元し、条件がそろえばコード実行。カードの JBoss とは別の欠陥) | 7.4(NVD の値、Red Hat 発行、v3.1) | 解析待ちで点数は変わりうる。EAP 7・8、Single Sign-On 7、Fuse 7 が対象。修正版は未確認 | NVD CVE-2026-114488NVD CVE-2026-15564 |
| nvm(Node.js のバージョン管理ツール。CVE-2026-118905、.nvmrc のバージョン文字列に # を入れると sed の指定を抜け、自動切替の設定でシェルコマンドが動く) | 7.1(v4.0 Secondary。v3.1 は 7.0) | 0.31.2 以上 0.40.6 未満が対象。0.40.6 で修正 | NVD CVE-2026-118905 |
| Chat AI with Dispatcher(WordPress のプラグイン。CVE-2026-115245、アップロードの確認が偽装できる content type に頼り、認証なしで PHP を置いてコードを実行できる) | 点数なし | 2.4 未満が対象。修正は 2.4 と読める(確認は未了) | NVD CVE-2026-115245 |
| Frontend Dashboard・ProfileGrid(WordPress のプラグイン。CVE-2026-103693、利用者メタデータ経由の PHP オブジェクト注入で、ファイル書き込みやコード実行の可能性。認証不要) | 点数なし | Frontend Dashboard 3.0.5 未満、ProfileGrid 6.0.0.5 未満が対象。修正は各版と読める(確認は未了) | NVD CVE-2026-103693 |
| Wasmtime(WebAssembly の実行環境。CVE-2026-115384、非同期コールバックの型不一致でスタックが溢れ、ホストの停止やサンドボックス脱出につながる。ほか CVE-2026-115392 は wasmtime-wasi のシンボリックリンクの扱いで、ファイルシステムの隔離を抜けられる 8.8) | 9.9 | NVD の値。影響範囲は 39.0.0 以上 48.0.4 未満、49.0.0 以上 49.0.2 未満(48.0.4・49.0.2 以降が修正と読める。公式アドバイザリは未確認) | NVDNVD |
| PraisonAI(AI エージェント基盤。CVE-2026-57116、AgentOS のチャット経路に認証がなく、誰でもエージェントを動かせる。ほか CVE-2026-57144・56840 が8.8、CVE-2026-56835 が8.3) | 9.8 | NVD の値。57116 は 4.2.1 以上 4.6.59 未満が対象。修正版は公式アドバイザリで未確認 | NVDNVDNVDNVD |
| Bot for Telegram on WooCommerce(WordPress のプラグイン。CVE-2026-109516、REST 経由で認証なしに、管理者を含む任意のユーザーとしてログインできる) | 9.8(v3.1) | NVD の値。1.3.0 以前が対象。修正版は未確認 | NVD |
| FUXA(産業向けの画面・制御ソフト。CVE-2026-42922、/nodered 経由の認可の迂回からコード実行) | 9.8(v3.1) | NVD の値。1.3.2-2809 が対象。同じ版に 5.6・5.3 の欠陥も出ている。修正版は未確認 | NVD |
| Bytebase(データベース変更の管理ツール。CVE-2022-51026、GitLab プロバイダ設定をクライアント側から信頼し、任意のユーザーとしてログインできる) | 9.8 | NVD の値。0.12.0 以上 1.0.1 未満が対象 | NVD |
| DedeCMS(PHP の CMS。CVE-2021-48016、Referer ヘッダー経由の PHP コード注入。認証不要) | 9.8 | NVD の値(10/22 公開)。5.8.1-beta 以前が対象。修正版は未確認 | NVD |
| Incus(コンテナ・仮想マシンの管理基盤。CVE-2026-115372、制限付きプロジェクトからボリュームのオプションを変え、root の mkfs に引数を注入できる。ほか CVE-2026-115376 は別プロジェクトのボリュームを複製して読める 8.3) | 9.0 | NVD の値。115372 は 7.3.0 以上 7.5.0 未満が対象。7.5.0 以降が修正と読める(公式アドバイザリは未確認) | NVDNVD |
| WatchGuard Fireware OS(ファイアウォール。CVE-2026-90465 は FireCluster Sync で認証なしに管理操作ができる 9.4。CVE-2026-93857 は SIP プロキシのスタックオーバーフロー、CVE-2026-93865 は FireCluster 同期デーモンの認証なし管理操作で、いずれも 9.2。ほか 93864 が 7.1、103593 が 7.1) | 9.4/9.2 | NVD の値(10/27 公開)。修正版は未確認 | NVDNVDNVD |
| OCO-Server(IT 資産管理ソフト。CVE-2026-114611、MDM 登録時の署名検証が証明書チェックを省略しており、端末のなりすましが可能) | 9.1 | NVD の値。1.2.3 未満が対象。1.2.3 以降が修正と読める | NVD |
| TP-Link RE305 v3(無線 LAN の中継器。CVE-2026-102814、TDDP v2 の固定鍵で、認証なしに root 権限のコマンドを実行できる) | 8.7 | NVD の値。1.1.8 Build 20260921 未満が対象 | NVD |
| SSL Wireless SMS Notification(WordPress のプラグイン。CVE-2026-96228、OTP を検証せず、電話番号だけでログインできる) | 8.1(v3.1) | NVD の値。3.8.1 以前が対象。修正版は未確認 | NVD |
| rsyslog(CVE-2026-92709、dynaFile のテンプレート値によるパストラバーサル) | 8.1 | NVD の値。1.15.0 以上 8.2610.0 未満が対象 | NVD |
| PHPOK(PHP の CMS。CVE-2022-51023、sort パラメータ経由の SQL インジェクション。認証不要)と Lotus(CVE-2026-115331、Billable metric の値経由の SQL インジェクション) | 8.8 | NVD の値。PHPOK は 4.5.000 以上 5.4.081 未満、Lotus は 0.10.2 以前が対象 | NVDNVD |
| @rog0x/mcp-git-tools(MCP サーバー。CVE-2026-106764、resolveBaseBranch 経由で任意コードが動く) | 7.5 | NVD の値。1.0.1 が対象。修正版は未確認 | NVD |
| Authlib(Python の認証ライブラリ。CVE-2026-114615、公開鍵の PEM 接頭辞を見逃し、同じ鍵を HMAC の秘密鍵としてトークンを偽造できる) | 7.4 | NVD の値。1.3.1 以上 1.9.0 未満が対象。1.9.0 以降が修正と読める | NVD |
| dnspython(Python の DNS ライブラリ。CVE-2026-114605、DNS 圧縮ポインタを上限なく辿り DoS)と Crawl4AI(LLM 向けクローラー。CVE-2026-115508、悪質な正規表現でサーバーが停止) | 7.5/7.1 | NVD の値。dnspython は 2.9.0 未満、Crawl4AI は 0.7.0 以上 0.9.5 未満が対象 | NVDNVD |
| WordPress のプラグイン5件:Wild Apricot Login(CVE-2026-93757、SSO のメール一致で管理者になりすまし)7.5、SendPress Newsletters(CVE-2026-93855、時間差 SQL インジェクション)7.5、Social Web Suite(CVE-2026-93904、SQL インジェクション)7.5、Schema App Structured Data(CVE-2026-96666)7.2、Food Store(CVE-2026-96669)7.2、DSGVO All in one for WP(CVE-2026-96741)7.2。後ろ3件は格納型 XSS | 7.2〜7.5(v3.1) | NVD の値(10/29 公開)。いずれも修正版は未確認 | NVDNVDNVDNVDNVDNVD |
| Prime Mover(WordPress の移行・バックアップ用プラグイン。CVE-2026-115806、コメント欄経由で仕込んだデータが、管理者のエクスポート時に PHP オブジェクト注入になる。認証なしで仕込める) | 9.8(v3.1) | NVD の値(Wordfence 付与)。2.2.1 以前が対象。修正版は未確認(NVD のステータスは Deferred) | NVD |
| Jupiter X Core(WordPress のテーマ向けプラグイン。CVE-2026-106013、X(Twitter)ログインの不備で、認証なしに管理者アカウントへ入られうる) | 9.8(v3.1) | NVD の値(Wordfence 付与)。4.61.0 以前が対象。修正版は未確認 | NVD |
| localstack 4.9.2(AWS のローカル模擬環境。CVE-2025-65200、CloudFormation の deploy 画面に外部の URL を渡すと、コンテナ内で任意コードが動く。利用者の操作が1回必要) | 9.6(v3.1) | NVD の値。修正版は未確認(GitHub の PR #13293 が関係する可能性) | NVD |
| openEQUELLA(教材管理ソフト。CVE-2026-66088、スクリプトの system.execute() で OS コマンドを実行できる。ほか XXE の CVE-2026-66090 が 7.1) | 9.4(v4.0) | NVD の値。10/29 公開。2026.1 で修正 | GHSA-q8xp-w3fr-hj4vNVD |
| Kirki(WordPress のカスタマイザー用プラグイン。CVE-2026-75891、購読者権限からオブジェクト注入を経て管理者パスワードを書き換えられうる) | 8.8(v3.1) | NVD の値。6.2.5 以下が対象。修正版は未確認 | NVD |
| Ortto プラグイン(WordPress。CVE-2026-113387、設定更新を認証せず任意のスクリプトを配信できる) | 8.6(v3.1) | NVD の値。修正版は未確認 | NVD |
| AWS Systems Manager Agent(CVE-2026-89049、Session Manager のポート転送に SSRF) | 点数なし(AWS の評価は Important) | 3.3.4851.0 で修正。AWS のページの公開日は9/10。RSS では10/25 付け | AWS 2026-107-AWS |
| projen(AWS が公開する構成管理ツール。CVE-2026-89065 はパス走査、CVE-2026-89066 は OS コマンド注入) | 点数なし(AWS の評価は Important) | 0.101.37・0.103.0 で修正。089066 は更新後に再合成が必要。ページの公開日は9/11 | AWS 2026-108-AWS |
| AWS Advanced JDBC Wrapper(CVE-2026-18061、RemoteQueryCachePlugin の XXE。共有キャッシュを有効にした環境のみ) | 点数なし(AWS の評価は Important) | 4.3.0 で修正。既定は無効。ページの公開日は9/11 | AWS 2026-109-AWS |
| AWS SDK for Go v2(CVE-2026-89090、EventStream の細工したヘッダーでプロセスが停止する) | 点数なし(AWS の評価は Important) | 2026-03-23 以降のリリースで修正。回避策なし。ページの公開日は9/11 | AWS 2026-110-AWS |
| Ubiquiti airMAX M(CVE-2026-116839、CSRF で設定変更・停止)と WatchGuard Fireware OS の FireCluster Sync(CVE-2026-93862、範囲外読み取りで同期が停止) | 7.1(v3.1)/7.2(v4.0) | NVD の値。修正版は6.3.26 以降(Ubiquiti)。WatchGuard は未確認 | NVD(Ubiquiti)NVD(WatchGuard) |
| Samsung Bixby(Samsung 端末の音声アシスタント。CVE-2026-21157) | 8.3(v4.0) | NVD の値。詳細・修正版は未確認 | NVD |
| D-Link DIR-505(家庭・小規模向けルーター。CVE-2026-118579、Web 管理 CGI /secmark1524.cgi にバックドア。遠隔から成立) | 9.8(v3.1)/8.9(v4.0) | NVD の値。NVD は公開された攻撃手法があると記載。修正版は未確認 | NVD |
| MailWatch for MailScanner(CVE-2026-85749、認証済みの一般利用者が、他人や他ドメインの隔離メールを解放・削除できる) | 8.1 | NVD の値。1.2.27 で修正 | NVD |
| Valkey(Redis 互換のデータストア。ZDI-26-833、clusterCreatePublishMsgBlock の数値の切り詰めでコードが動く) | 8.8(報告者 ZDI の評価) | CVE は未確認。修正版・ベンダー公告は未確認 | ZDI-26-833 |
| Cisco の Node.js 向け公告(CVE-2026-111497 ほか4件。Brotli の範囲外書き込み、TLS のホスト名検証の迂回など)と PHP 向け公告(CVE-2026-109618・109619)。Cisco 製品への影響を整理したもの | 点数なし(Cisco の SIR は Node.js が High、PHP が Critical) | 影響製品と修正版は公告で確認する。本文は詳細を未確認 | Cisco(Node.js) Cisco(PHP) |
| Signal K Server(船舶向けデータサーバー。CVE-2026-118690、/skServer/ziplogs が認証なしで、ログ内の秘密鍵から管理者トークンを偽造できる) | 9.8(v3.1) | NVD の値。2.33.0 で修正 | NVD |
| AVideo-Encoder(動画配信用エンコーダー。CVE-2026-61564 は認証なしのインストーラーから PHP 設定ファイルへ注入、CVE-2026-61567 は OS コマンド注入) | 10.0(v3.1)×2 | NVD の値。8.1.0 で修正(SSRF の CVE-2026-61572 は修正が不完全との記載)。ほかに 8.6・7.5・7.3 など | NVD(61564) |
| langgraph-api(AI エージェント基盤 LangGraph の API。CVE-2026-118668、認可ハンドラーの名前空間の書き換えが適用されず、他利用者の Store に届く) | 8.6(v4.0) | NVD の値。0.15.0 で修正(NVD のステータスは Deferred)。同時に LangGraph SDK の CVE-2026-118667(4.3)も登録 | NVD |
| AnkiMCP(MCP サーバー。CVE-2026-61546、DNS リバインディング対策が無効で、ローカルの待ち受けに Web ページから届く) | 8.8(v3.1) | NVD の値。0.21.0 未満が対象 | NVD |
| OAuthLib(Python の OAuth ライブラリ。CVE-2026-118669、client_credentials とパスワード認可で、他クライアントの権限でトークンが出る) | 8.4(v4.0) | NVD の値。4.0.0 で修正 | NVD |
| Mattermost Agents プラグイン(CVE-2026-93851、偽のメンション・リマインダーで、管理者のブラウザ経由でプラグインが差し替えられる) | 8.0(v3.1) | NVD の値。修正版は未確認 | NVD |
| MongoDB Database Tools(CVE-2026-116641、Go 標準ライブラリの CA 拒否リストに eMudhra の証明書がなく、TLS 検証が通る) | 7.6(v4.0)/6.8(v3.1) | NVD の値。100.20.0 で修正 | NVD |
| Bricks Builder・Bricks Theme(WordPress のテーマ。CVE-2026-118803 は query_result で動的データタグが再解釈され、パスワードハッシュなどを認証なしで取得。118804 は非公開の投稿を読める可能性) | 7.5(v3.1) | NVD の値。Bricks Theme は 2.4.4 で修正。Builder 側の修正版は未確認 | NVD(118803) |
| OpenCATS(採用管理システム。CVE-2026-54453 は管理画面のライセンスキーから config.php に PHP を注入、CVE-2026-54455 は日付条件から SQL 注入) | 7.2/7.6(v3.1) | NVD の値。0.10.0 未満が対象 | NVD(54455) |
| python-markdown2(CVE-2026-118694、閉じていないインラインリンクで計算量が二次的に増え、CPU を使い切る) | 7.5(v3.1) | NVD の値。2.5.5 までが対象。修正版の記載なし | NVD |
| WSO2 の BPMN REST API(CVE-2026-78674、OS コマンドの実行。WSO2 製品のうち BPMN を使う構成が対象) | 8.8(v3.1) | NVD の値(Secondary)。影響版・修正版は WSO2 の公告を未確認 | NVD |
| Happy DOM(Node.js 向けの仮想ブラウザ。CVE-2026-118660 は、サーバー側で iframe や CSS を既定で読み込む設定により内部へ要求が出る。CVE-2026-118659 は、サーバーレンダラーの SSRF) | 8.6/7.5(v3.1) | NVD の値(Secondary)。修正版は未確認 | NVD(118660) |
| decode-uri-component(Node.js のライブラリ。CVE-2026-118664、細工した入力で処理時間が急増し、サービスが止まる) | 8.2(v4.0) | NVD の値(Secondary)。修正版は未確認 | NVD |
| GraphQL Tools の legacy-ws executor(CVE-2026-118665 は認証情報が残留、CVE-2026-118666 はサブスクリプションのデータが混在) | 8.2/6.0(v4.0) | NVD の値(Secondary)。修正版は未確認 | NVD(118665) |
| FearlessCMS(PHP 製 CMS。CVE-2026-63190、管理用のデバッグスクリプトが認証なしで実行でき、任意の読み書きが可能) | 9.4(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| Gearboy の MCP サーバー(CVE-2026-61542、HTTP モードが認証なしで全インターフェースに待ち受け) | 8.6(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| WSO2 API Manager・Identity Server ほか(CVE-2025-14260、宛先の検証不備による SSRF。同じ時刻に Identity Server のトークン失効の不備 CVE-2026-6647(7.4)も登録) | 8.3/7.4(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| Samba の vfs_ceph_rgw(CVE-2026-109411、大文字小文字の不一致で既存ファイルが新規扱いとなり権限チェックを省略) | 8.1(v3.1) | RHEL・OpenShift が影響対象として登録。修正版は未確認 | NVD |
| Red Hat OpenShift AI の KServe(CVE-2026-13451、storageUri の細工でクラスタ内から任意の HTTP 要求が出てノードの IAM 認証情報が狙われる) | 7.7(v3.1) | NVD の値(Primary)。修正版は未確認 | NVD |
| Echo の静的配信(CVE-2026-118650、ルーターとファイル配信の経路解釈のずれで保護されたパスに届く) | 7.5(v3.1) | 第5版のカードの Echo と同じ一群。修正版は Echo の公告を参照 | NVD |
| Juniper Session Smart Router(SSR)系:認証の欠落で管理者権限(CVE-2026-103409)、Automated Provisioner の salt minion ID 経由で root のコマンド実行(CVE-2026-103406) | 9.8(v3.1)×2 | 10/28 に Juniper 製品で20件超が NVD に一括登録された。ほかに 8.8 が多数(Web サーバーの任意ファイル上書き 103401、PCLI 103402、AccessManager 103403・106079、ConfigDirector 103407、DHCP クライアント 103408)。Juniper の公告(JSA)の本文は取得できず、影響版・修正版は未確認 | NVD(103409) |
| Grafana(CVE-2026-103506 SSO 設定の認可不備 8.9(v4.0)、CVE-2026-100105 連絡先ポイントの保護項目変更 7.7、CVE-2026-88967 Azure Monitor データソースの SSRF と Azure トークン漏えい 7.7) | 8.9(v4.0)/7.7/7.7(v3.1) | 103506 は機能フラグが有効なときのみ。Grafana の公式アドバイザリ一覧にはまだ載っておらず、修正版は未確認 | NVD(103506) |
| Tailscale の4件(TS-2026-014〜017。SSH のソケット転送で root 専用ソケットに届く、serve の Unix ソケット経由でローカル API に届く、ほか) | 点数なし | CVE・CVSS は未公表。1.104.4 以降で修正。回避策は tailscaled の環境に TS_SSH_DISABLE_FORWARDING=1 を設定して再起動(SSH 自体は止まらない)。攻撃には、転送を許可された端末を押さえていることが必要 | Tailscale Security Bulletins |
| Adobe Connect(CVE-2026-48360、コードインジェクション。APSB26-182) | 9.6 | 報道の記載による。Adobe 公告の本文は未取得で、修正版は Desktop(Windows)2026.9.61 など(報道ベース・未確認) | 報道:The Hacker News |
| X.Org(CVE-2026-93521 RandR のバッファオーバーフロー、93522 CopyArea のヒープオーバーフロー、93523 XIPassiveUngrabDevice のヒープオーバーフロー) | 7.8(v3.1)×3 | NVD への登録は10/28。修正版は未確認 | NVD(93523) |
| laravel-mongodb(MongoDB の Laravel 連携。CVE-2026-118510、存在チェックの型の誤りで権限外のドキュメントを操作) | 8.8(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| Zephyr(組み込み OS。CVE-2026-82961、GPIO システムコールの範囲外書き込みでカーネルメモリを破壊) | 7.8(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| Alpine 車載機器 iLX-F511(Pwn2Own 由来の ZDI 11件。Bluetooth・Android Auto 経由のコード実行など) | 最大 8.8(ZDI) | 報告者(ZDI)の評価。ベンダーの修正は未確認 | ZDI-26-828 |
| Python の eMudhra(emSign)CA 証明書のインシデント | 点数なし | oss-security で、公式ページが案内する pip 向けの対処(PIP_CERT の設定)が pip 24.2 以降で効かない可能性があると指摘された。影響の範囲は未確認 | oss-security |
| Yamaha LAN Monitor for Windows のインストーラ(CVE-2026-103665、DLL 読み込み) | 8.4(v4.0)/7.8(v3.0) | Ver.1.9.3 以前が対象。Ver.1.10.1 以降へ。ヤマハ公式サイトから入手したインストーラだけを使う。インストール済みの本体は影響なし | JVN#23695234 |
| ヤマハ YMS-VPN8・YMS-VPN8-CP(CVE-2026-97860、引用符のないファイルパス) | 8.4(v4.0)/6.7(v3.0) | Ver.1.04.00 以前が対象。Ver.1.07.00 へ。悪用にはシステムドライブへの書き込み権限が要る | JVN#30675482 |
| Shopper(Laravel 系 EC 管理画面。CVE-2026-56828、管理画面の認可の欠落による権限昇格) | 8.8(v3.1) | NVD への登録は10/28。修正版は未確認 | NVD |
| FOG(CVE-2026-116778、API から root 権限でコマンド実行) | 8.8(v3.1) | 低い権限の利用者が、保存ノードの項目経由で実行できる。修正版は未確認 | NVD |
| Kerio Connect の KOFF インストーラ(CVE-2026-112357、ローカルの権限昇格) | 8.5(v4.0)/7.8(v3.1) | インストーラの権限設定が弱い。点数は VulnCheck。修正版は未確認 | NVD |
| Ninja Forms(WordPress プラグイン。CVE-2026-67187、CSV インジェクション) | 7.1(v3.1)/5.1(v4.0) | サーバー側の入力検証が不十分。点数は VulnCheck で、v4.0 では中位。修正版は未確認 | NVD |
| その他の NVD 新規登録の高3件(YosemiteCrew の認可の欠落 CVE-2026-59979 が 8.3、SimulationCraft CVE-2026-47235 が 7.5、USB Test CVE-2026-116776 が 7.0) | 8.3/7.5/7.0 | YosemiteCrew は修正版の記載なし。SimulationCraft は nightly ビルドのみ | NVD(YosemiteCrew) |
| Dell PowerProtect Data Domain(CVE-2026-86378、スタックバッファオーバーフロー) | 8.8(v3.1) | 公告 DSA-2026-416 の一部(NVD の記載)。修正版は 10/28 のレポートを参照 | NVD |
| Dell PowerProtect Data Domain(CVE-2026-86377、範囲外書き込み) | 7.6(v3.1) | 同上 | NVD |
| Gen Digital 製 Norton・Avast・AVG(CVE-2026-6064、Data Shredder の権限昇格) | 7.3(v3.1) | 26.5 未満が対象。SYSTEM 権限の取得に至る | NVD |
| GoAhead の TLS の欠陥3件(6.1.1 未満) | 点数なし | 失効済みのクライアント証明書が通る、など(報道ベース)。oss-security に投稿あり | oss-security |
| Fortinet FortiMail(CVE-2026-104286) | 9.8(v3.1) | 10/1 公開。CISA KEV 掲載済みで期限は10/4。期間外の既知情報として再確認のみ | NVD |
| Brotli(CVE-2026-111497)・Adobe Commerce(CVE-2026-48356) | 9.2・9.3 | CISA の対応期限は11/10。新しい動きは確認していない | NVD(Adobe) |
| Highcharts(JavaScript のグラフ描画ライブラリ。Dashboards・Grid の設定経由の XSS、CVE-2026-118245 は 8.6、118242・116797 は 8.5、118246 は 8.4、ほか 7.2 が3件) | 最大 8.6(v4.0) | 第5版で 118251〜118255(8.4〜8.6、credits リンクや全画面ラベル、Grid のページネーションなど)、vue-i18n(CVE-2026-118257、srcdoc 属性経由の XSS、7.2)が加わった。設定をユーザー入力や外部から受け取る環境が対象。CVE-2026-118245 は Dashboards 4.2.2 で修正。ほかの版は未確認。プロトタイプ汚染の 6.9 が3件、5.3 が1件もある | GHSA-grj7-r4jv-pw9j |
| russh(Rust の SSH ライブラリ。CVE-2026-116794、エージェントサーバーが制約付き鍵の確認要求を無視) | 8.3(v4.0) | 0.65.0 より前が対象。0.65.0 以降へ | NVD |
| RE2JS(Java の正規表現ライブラリ。CVE-2026-116795、lookbehind の再走査による処理の停止) | 7.5(v3.1) | 修正版は未確認 | NVD |
| Perl の HTTP::Body(CVE-2026-116131 ほか、メモリ・CPU の枯渇)、MIME-tools(CVE-2026-116264 ほか、境界の解釈の不備など) | 点数なし | NVD に10件超が登録され、点数は未公表。メール・フォームを Perl で受ける古い基盤がある場合に確認する。修正版は未確認 | NVD(HTTP::Body) |
| chrome-devtools-mcp(MCP サーバー。CVE-2026-106484、ポリシー適用の不備でローカルから任意の読み書き) | 点数なし | 1.1.0 以上 1.5.0 未満が対象。1.5.0 で修正。Chromium の重大度は Medium、CVSS は未公表。AI 関連の項に記載 | GHSA-5hw5-4q87-m6x9 |
| Wasmtime(WebAssembly の実行環境。CVE-2026-118688、rename の末尾スラッシュ処理で macOS・FreeBSD のサンドボックスからシンボリックリンク経由で外へ出られる) | 8.8(v4.0) | 修正版は未確認。サンドボックスとして信頼している環境は確認する | NVD |
| EspoCRM(CVE-2026-118686、パスワード伏せ字処理の正規表現が大きな本文で CPU を使い切り、認証なしでサービス停止) | 8.7(v4.0) | 修正版は未確認 | NVD |
| Coder(開発環境の基盤。CVE-2026-118687、GCE の ID トークンの宛先を確かめず、盗んだトークンでワークスペースのエージェントに入れる) | 8.3(v4.0) | 修正版は未確認 | NVD |
| MONAI の check_hash(CVE-2026-118684、ハッシュ未指定で検証が通る) | 8.2(v4.0) | 修正版は未確認(MONAI は 1.6.1 以降への更新を推奨) | NVD |
| Echo の BodyDump・Decompress・Proxy(CVE-2026-118260〜118262、メモリや接続の枯渇によるサービス停止) | 8.2(v4.0)×3 | 修正版は未確認。Echo は v4.16.1・v5.4.1 以降への更新を推奨(118262 は v4・v5 とも対象) | NVD |
| PostgreSQL Anonymizer(データのマスク拡張。CVE-2026-105612〜105620・110181〜110183 の12件) | 最大 6.5(v3.1) | 7.0 未満。マスクをすり抜けて元データが見える欠陥が多い。個人情報の匿名化に使っている場合に確認する。修正版は未確認 | NVD(105617) |
| 取得できなかった情報源 | ― | BleepingComputer の記事本文(403)、Oracle アラートの本文(403)、CISA の公告一覧(blocked)、NVD の CVE 詳細ページ(本文が空。第6版の OpenShift AI・Cisco でも同じ)、NVD の更新日ベースの一覧(第6版の取得は応答が2023年の登録分で、使えず)、公開日ベースの 20:17Z 以降の末尾約4千字(第7版も34件中2件が途中で切れ、CVE-2026-118666 は点数を確認できた範囲で記載)、KEV 4件目(応答が途中で切れた)、Cisco の公告本文(第9版で ASA・FTD と SD-WAN は取得)、Juniper・Grafana の公告本文、Web 検索(利用不可)。第8版:NVD の更新日ベースの一覧は106件中19件しか確認できず、公開日ベースの末尾約3.5万字も要約を経由した。CVE-2026-118804 の点数は本文が切れて未確認(同じ Bricks Builder の別 CVE から 7.5 としているが、118804 単独では未確認)。第9版:NVD の公開日ベース(22:00〜23:30 UTC)は42件中11件を末尾が切れた状態で確認し、残りは 22:28 以降の絞り込みで補った。 | ― |
| 未確認で載せなかった報道 | ― | Microsoft Authenticator の Android 版(CVE-2026-80097)、Skyw4lker による device code フィッシング(Microsoft 365 の正規サインインを悪用。ANY.RUN の報告)、Anthropic の未公開モデルによるブラウザ・OS の攻撃コード作成。いずれも The Hacker News の見出しの要約のみで、一次情報は未確認 | ― |
| Pie Register Premium(WordPress の会員登録プラグイン。CVE-2026-84999、認証なしで危険な拡張子のファイルをアップロードでき、コード実行につながりうる)と Contact Manager(WordPress。CVE-2026-109218、拡張子の末尾にドットを付けると禁止リストを回避して、認証なしでアップロードできる) | 9.8(v3.1)/9.8(v3.1) | NVD の値。対象は Pie Register Premium が 3.8.4.0 以下、Contact Manager が 9.1.2 以下。修正版は未確認。公開は10/28 | NVD(Pie Register)NVD(Contact Manager) |
| Rank Math SEO(WordPress。CVE-2026-1928、REST API の updateMeta でデシリアライズの不備があり、投稿者以上の権限で PHP オブジェクトを注入できる)、IvyForms(WordPress。CVE-2026-109384、危険な拡張子を許可でき、公開後は認証なしでアップロードできる)、MemberPress(WordPress。CVE-2026-92797、nonce の確認が省かれ、偽の要求でメールアドレスを変えられ、パスワード再設定でアカウントを奪われる) | 8.8(v3.1)×3 | NVD の値。対象は Rank Math SEO が 1.0.276 以下、IvyForms が 1.5.1 以下、MemberPress が 1.14.1 以下。修正版は未確認。公開は10/28 | NVD(Rank Math)NVD(IvyForms)NVD(MemberPress) |
| Apache Struts 2 の REST プラグイン(Java の Web フレームワーク。JVN#82782759、@StrutsParameter の制限が Jackson の @JsonAnySetter に効かず、許可されない値が設定されてデータが改ざんされうる。requireAnnotations=true で、REST にバインドする Action やモデルが @JsonAnySetter を使っている場合のみ) | 点数は公表されていません(CVE も JVN のページに記載なし) | 7.2.1〜7.3.0 が対象。7.4.0 以降へ更新し、struts.rest.anySetter.requireAnnotations=true を設定する。JVN の公表は10/29 | JVN#82782759Apache WW-5712 |
| Rust の zip クレート(CVE-2026-115905、ZIP 内のファイル情報が二か所にあり、検査と展開で読む場所が違うと、無害に見えるファイルが別のファイルに化けて、任意のファイルの上書きやコード実行につながる。「Zip Cloaking」と呼ばれる) | 10.0(GitHub アドバイザリの値、v4.0) | 対象は zip(zip2)9.0.4 以下。9.0.5 で修正。アップロードの検査と展開で別のライブラリや API を使っている箇所を確認する。GitHub のアドバイザリ掲載は10/28 | GHSA-m665-v7pm-7grjNVD CVE-2026-115905 |
| Wasmtime の Cranelift(aarch64。CVE-2026-115893、br_table 命令の分岐先が約25万を超えると飛び先が誤って生成され、細工した Wasm モジュールで任意のコードへ制御が移る) | 9.9(GitHub アドバイザリの値、v3.1) | 対象は 36.0.19 未満、37.0.0 以上 48.0.7 未満、49.0.0 以上 49.0.4 未満。修正版は 36.0.19・48.0.7・49.0.4。信頼できない Wasm を aarch64 で動かす環境が優先。GitHub のアドバイザリ掲載は10/28 | GHSA-mghf-wjfp-p5xmNVD CVE-2026-115893 |
| QNAP の Hybrid Backup Sync・HBS 3 Hybrid Backup Sync(CVE-2025-62839・CVE-2025-62841、暗号鍵が製品に埋め込まれており、リモートから侵害されるおそれがある) | 8.7(NVD の値、v4.0)×2 | 修正版は HBS 3 が 26.4.0.521 以降、Hybrid Backup Sync が 26.4.1.563 以降。NVD への登録は10/29 | NVD CVE-2025-62839NVD CVE-2025-62841 |
| Apache Qpid Proton C(AMQP の C ライブラリ。CVE-2026-114230、SASL の認証用フレームの処理で、通常の AMQP フレームも同時に処理され、認証をすり抜けられる。ユーザー名は設定されない。影響はアプリが未認証の状態をどう扱うかによる) | 点数は公表されていません(Apache の評価は important) | 0.40.0 以下が対象。0.41.1 で修正。同じ10/28 に同ライブラリの TLS ワイルドカード検証の過読み出し(CVE-2026-115942)なども公表されたが、点数と評価は未確認 | oss-security(CVE-2026-114230) |
用語メモ
出典
第16版の追加:GHSA-m665-v7pm-7grj(zip)GHSA-mghf-wjfp-p5xm(Wasmtime)NVD CVE-2025-62839(QNAP)oss-security(Qpid Proton C)
第15版の追加:Palo Alto Networks 公告(PHP)・Palo Alto Networks 公告(Brotli)・Red Hat CVE-2026-42013(GnuTLS) NVD:CVE-2026-58014・CVE-2026-87853・CVE-2026-102010・CVE-2024-3056・CVE-2024-3727・CVE-2024-1394・CVE-2026-114488・CVE-2026-15564・CVE-2026-118905・CVE-2026-115245・CVE-2026-103693
第14版の追加:AWS 2026-149-AWS(MCP Server)・AWS 2026-150-AWS(eMudhra) NVD:CVE-2026-57116・CVE-2026-115384・CVE-2026-115372・CVE-2026-90465・CVE-2026-109516・CVE-2026-42922・CVE-2026-114611・CVE-2022-51026
第13版の追加:JVN(Apache Struts 2)・NVD(Pie Register Premium)・NVD(Contact Manager)・NVD(Rank Math SEO)・NVD(IvyForms)・NVD(MemberPress) 第9版の追加:Cisco(ASA・FTD)・Cisco(Catalyst SD-WAN)・Cisco(Node.js)・Cisco(PHP)・AWS 2026-155-AWS・ZDI-26-833 第8版の追加:CISA KEV(Fragnesia)・Broadcom VMSA-2026-0006・Red Hat(CVE-2026-46300) 第6版の追加:AWS(Strands Agents Tools)・Red Hat(OpenShift AI) 第5版の追加:Echo・Sophos UTM・n8n・MONAI・chrome-devtools-mcp 第4版の追加:MLflow・Better Auth・Red Hat(JBoss EAP)・Highcharts NVD API(公開日・更新日・KEV):NVD GitHub アドバイザリ:Next.js・Laravel・XWiki ZDI:ZDI-26-792・ZDI-26-818・PeopleSoft 解説 Horizon3.ai:CVE-2026-101767 EDK II:GHSA-99cj-7hg9-mp4m・PR #13302 Dream:PHP2Shell の分析 AWS:2026-153-AWS・2026-151-AWS Adobe:APSB26-162 Jenkins:2026-10-28 Tailscale:Security Bulletins oss-security:Kafka JVN:NWR100・PHP・LAN Monitor・YMS-VPN8
報道(手がかり):The Hacker News(Oracle EBS) The Hacker News(PeopleSoft) The Hacker News(PHP2Shell) The Hacker News(Adobe) Security NEXT