更新履歴(2026年11月2日)
レポート作成日時:2026/11/02 00:28(第1版)|最終更新日時:2026/11/02 02:31(第3版)
主な変更
- 第3版 02:31 追加(AI 関連の欄):AG-UI の TypeScript クライアントに4件目の CVE-2026-120236(Transport Decoder Handler の入力検証不備、0.0.58 まで)。NVD に 11/01 17:16 UTC(日本時間 11/02 02:16)に載った。3.1 で 6.3(NVD の Primary)、4.0 で 2.1(Secondary)。攻撃コード公開、修正のコミットは NVD に記載があるが、修正版は確認できていない。7.0 未満のため、カードにはしない。 確認のみ(載せない):Google::Auth(Perl)の CVE-2026-74759(AWS 外部アカウント認証情報の credential_source URL を検証せず SSRF)と CVE-2026-74760(gcloud-auth のログインで OAuth の state を検証しない)。いずれも NVD に点数がなく(Received)、Google・AWS 公式の SDK ではなく Perl の第三者ライブラリのため、今回はカードにしない。点数が付いたら再確認する。 変化なし:カード6件(Prefab UI、BookIt、WAVLINK、KEV 3件、Horizon DataSys、WordPress File Upload)は第2版のまま。KEV は3件で追加なし(10/29〜11/01 17:30 UTC の照会)。Ivanti の期限は今日 11/02。「今日やること」と判定ボックスの件数も変わらない。 確認した範囲:NVD の公開日・更新日(どちらも 11/01 16:30〜17:30 UTC)は同じ3件(AG-UI 1件、Google::Auth 2件)。GitHub Advisory(レビュー済み)の先頭15件はすべて 10/30 付で、新しい動きは確認できなかった。 未確認:MSRC、OSV、JPCERT/CC、Cisco など今回は見ていないソースがある。報道(tier D)も見ていない。NVD は WebFetch の要約を通して読んでおり、読み違いが残る可能性がある。Prefab UI の GitHub 公告(GHSA-595q-jv4r-q7j9)は第2版から引き続き未確認。 タグ:get_report の戻り値にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。
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- 第2版 01:28 追加(カード):Prefab UI(PrefectHQ、Python)の Generative UI サンドボックス脱出(CVE-2026-120338、CVSS 3.1 で 10.0)。FastMCP の GenerativeUI プロバイダー経由で、MCP サーバーに届く相手がサーバー OS 上のファイル読み書き・コード実行に至る。0.21.0 で修正と NVD にある。 追加(カード):WordPress プラグイン BookIt の SQL インジェクション(CVE-2026-62048、3.1 で 9.3、2.6.0.7 で修正)と、WordPress File Upload の保存型 XSS(CVE-2026-66570、3.1 で 7.1、5.2.2 で修正)。どちらも NVD に 11/01 16:18 UTC(日本時間 11/02 01:18)に載った。 追加(AI 関連の欄):AG-UI(エージェントと画面をつなぐプロトコル)の TypeScript クライアントに、CVE-2026-120233・120234・120235 の3件。点数は 5.3 以下で、攻撃コード公開・修正は未取り込み。 変化なし:WAVLINK 9件、KEV 3件(GitLab・Cisco は期限経過、Ivanti は今日 11/02)、Horizon DataSys の復元ソフトは第1版のまま。「今日やること」と判定ボックスの件数は新規分を反映して更新した。 確認した範囲:NVD の公開日・更新日(どちらも 11/01 15:30〜16:30 UTC)は同じ7件で、うち7.0 未満の JetFormBuilder の CVE-2026-119480(3.1 で 6.5)は載せない。KEV の照会(10/29〜11/01 16:30 UTC)は3件のまま。GitHub Advisory(レビュー済み)の先頭15件はすべて 10/30 付で、新しい動きは確認できなかった。 未確認:Prefab UI の GitHub 公告(GHSA-595q-jv4r-q7j9)は開けず(404)、v0.21.0 のリリースページには脆弱性修正の明記がなかった。修正版の情報は NVD の記述のみ。MSRC、OSV、JPCERT/CC、Cisco など今回は見ていないソースがある。 タグ:get_report の戻り値にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。
- 第1版 00:28 初回公開。11/01 のレポート(第22版、23:28)までに載せた項目は再掲せず、その後の動きと、期限のある続報だけを載せた。 追加(カード):Horizon DataSys Reboot Restore Standard のカーネルドライバ shield.sys のメモリ破損(CVE-2026-120232、CVSS 3.1 で 8.8)。ローカルからの攻撃で、攻撃コードが公開済み。修正は次のリリースで出す予定と NVD にある。NVD に 11/01 15:17 UTC(日本時間 11/02 00:17)に載った。 更新(カード):WAVLINK のルーターに、NVD が 11/01 15:17 UTC に載せた2件を加えた。WN701AE の2件目 CVE-2026-120230(3.1 で 9.9)と、WN553X1-B の3件目 CVE-2026-120231(3.1 で 9.9)。どちらも攻撃コード公開、修正版は未確認。 続報:KEV は NVD の照会(10/29〜11/01 15:45 UTC)で GitLab・Cisco・Ivanti の3件のまま。GitLab と Cisco の期限は昨日 11/01 で過ぎ、Ivanti の期限は今日 11/02。 確認した範囲:NVD の公開日(11/01 14:00〜15:45 UTC)は6件、更新日(13:30〜15:45 UTC)も同じ6件。7.0 未満の lud/jsv(Elixir)の CVE-2026-117680(4.0 で 2.1)は載せない。GitHub Advisory(レビュー済み)の先頭20件はすべて 10/30 付で、MCP・AI エージェント・クラウド事業者のツールは含まれなかった。oss-security の先頭は 11/01 の Perl XS::libbrotli。AWS のセキュリティ情報の先頭は 2026-160-AWS(10/30、Linux カーネルの TCP の解放後使用)。ZDI の先頭は 10/29 の MLflow など。JVN の先頭は 10/30 付。いずれも新しく載せる動きとして確認できなかった。 未確認:WebSearch は使えず、報道(BleepingComputer)は見出しだけを読んだ。一次情報を開いていないため、報道だけにある話(Drupal Commerce の悪用、Northflank の侵害など)は載せていない。MSRC、OSV、JPCERT/CC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto、CERT/CC、Project Zero は今回見ていない。NVD は WebFetch の要約を通して読んでおり、読み違いが残る可能性がある。 タグ:当日の第1版のため、get_report の前の版はない。本文から付け直した。
前日のレポート(11/1)からの変化(役割別)
情報システム担当
- 新規の緊急:WAVLINK WN553X1-B:OpenVPN CLI ハンドラの OS コマンドインジェクション(PoC 公開)(CVE-2026-120231):解消方法は公告で確認
- 新規の緊急:WAVLINK WN701AE:OS コマンドインジェクション(PoC 公開)(CVE-2026-120230):解消方法は公告で確認
- 新規の緊急:Prefab UI(FastMCP の Generative UI):サンドボックス脱出でサーバー OS のファイル操作・コード実行(CVE-2026-120338):解消方法は公告で確認
- 新規の緊急:WordPress プラグイン BookIt:認証なしで届く SQL インジェクション(CVE-2026-62048):解消方法は公告で確認
エンジニア
- 新規 9 件のうち、CVSS が未公表のものは 0 件、NVD で裏取りできていない ID は 0 件です。
- CVE-2026-120231:WAVLINK WN553X1-B:OpenVPN CLI ハンドラの OS コマンドインジェクション(PoC 公開)/CVSS 9.9
- CVE-2026-120230:WAVLINK WN701AE:OS コマンドインジェクション(PoC 公開)/CVSS 9.9
- CVE-2026-120232:Horizon DataSys Reboot Restore Standard:shield.sys のメモリ破損(PoC 公開)/CVSS 8.8
- CVE-2026-120338:Prefab UI(FastMCP の Generative UI):サンドボックス脱出でサーバー OS のファイル操作・コード実行/CVSS 10.0
- CVE-2026-62048:WordPress プラグイン BookIt:認証なしで届く SQL インジェクション/CVSS 9.3
経営者
- 新たに掲載した脆弱性は 9 件です(緊急 4 件・高 2 件)。前回から続いているものは 5 件です。
MCP サーバーに生成 UI を載せる Prefab UI に、OS 上のファイル操作・コード実行に届く欠陥(10.0)。WordPress の BookIt も 9.3。WAVLINK は9件、Ivanti の KEV 期限は今日 11/02
第3版は、日本時間 02:16 に NVD へ載った3件を確認した範囲で、カードに加えるものはなかった。AG-UI の TypeScript クライアントに4件目(CVE-2026-120236、3.1 で 6.3)が出たが、7.0 未満のため AI 関連の欄に書き足すにとどめた。Perl の Google::Auth の2件(点数なし)も載せていない。以下は第2版までの内容で、変化はない。いちばん重いのは、Python 製の UI 生成ライブラリ Prefab UI(0.14.0〜0.20.2)の CVE-2026-120338。LLM が書いたコードを隔離して動かす仕組みのはずが、起動時に Deno(実行環境)へ読み書き・通信の権限を渡したままで、FastMCP の GenerativeUI を有効にしたサーバーでは、ツールを呼べる相手がサーバーの権限でファイルを書き換えられる。認証を設定していなければ、届く相手なら誰でも呼べる。評価は 3.1 で 10.0(出どころは JFrog)、NVD の記述では 0.21.0 で修正済み。次に WordPress の予約プラグイン BookIt(2.6.0.6 まで)の SQL インジェクション CVE-2026-62048(9.3、2.6.0.7 で修正)。認証が要らず、データベースの中身が読み出される恐れがある。WordPress File Upload(5.2.1 まで)の保存型 XSS CVE-2026-66570(7.1、5.2.2 で修正)もある。WAVLINK は9件のまま、KEV は3件で、GitLab・Cisco の期限は昨日過ぎ、Ivanti は今日 11/02 が期限になる。
重大度別の件数
この日に掲載した脆弱性 14 件の内訳です(当サイトの基準)。件数を押すと、その重大度の一覧を開きます。
低 0 件・点数なし 0 件/この日の掲載分をすべて見る
今日やること
この日に掲載した 14 件を、緊急度順(悪用の確認 → CVSS → EPSS)に並べています。解消方法の根拠は公告(編集部の転記)か NVD の条件です。一覧で見る
- GitLab:GitLab のバージョンアップ(19.2.8 以上、19.3.5 以上、19.4.2 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-97229・緊急・悪用確認済み・CVSS 10.0)
- Cisco ASA:Cisco ASA のバージョンアップ(9.16.4.104 以上、9.18.4.96 以上、9.20.4.50 以上、9.22.3.200 以上、9.23.1.48 以上、9.24.1.27 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-76418・緊急・悪用確認済み・CVSS 8.6)
- Ivanti Connect Secure:Ivanti Connect Secure のバージョンアップ(25.1.1.3 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-111357・緊急・悪用確認済み・CVSS 7.0)
さらに表示(11件)閉じる
- WAVLINK WN553X1-B:OpenVPN CLI ハンドラの OS コマンドインジェクション(PoC 公開):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120231・緊急・CVSS 9.9)
- WAVLINK WN701AE:OS コマンドインジェクション(PoC 公開):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120230・緊急・CVSS 9.9)
- WAVLINK WN553X1-B:OS コマンドインジェクション(PoC 公開):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120228・緊急・CVSS 9.9)
- WAVLINK WN553X1-B:OS コマンドインジェクション(PoC 公開):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120229・緊急・CVSS 9.1)
- Horizon DataSys Reboot Restore Standard:shield.sys のメモリ破損(PoC 公開):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120232・高・CVSS 8.8)
- AG-UI TypeScript クライアント:HttpAgent の情報漏えい(5.3):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120233・注意・CVSS 5.3)
- AG-UI TypeScript クライアント:HTTP トランスポートのリソース消費(4.3):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120234・注意・CVSS 4.3)
- Prefab UI(FastMCP の Generative UI):サンドボックス脱出でサーバー OS のファイル操作・コード実行:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120338・緊急・CVSS 10.0)
- WordPress プラグイン BookIt:認証なしで届く SQL インジェクション:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-62048・緊急・CVSS 9.3)
- WordPress プラグイン WordPress File Upload:保存型 XSS:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-66570・高・CVSS 7.1)
- AG-UI TypeScript クライアント:SSE パーサーのリソース消費(4.3):解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-120235・注意・CVSS 4.3)
役割別確認ポイント
ページ上部の役割ボタンで、表示するブロックを絞り込めます。
判断すること
AI エージェント基盤の「コードを動かす部品」の棚卸しCTO・CAIO
Prefab UI の件は、LLM の出力コードを隔離して動かす仕組みが、実際には隔離になっていなかった例になる。社内の MCP サーバーやエージェントで、生成コードを実行する機能がどこにあるか、認証なしで届く状態になっていないかを、まず一覧にしたい。実験用に立てたままのサーバーが見落とされやすい。
期限が切れた悪用確認済み案件の扱いCIO・事業責任者
GitLab と Cisco の期限は昨日で過ぎ、Ivanti は今日になる。顧客の装置を預かっている場合は、更新できていない案件の一覧と、顧客への連絡の要否を今日の午前中に決めておきたい。休日明けの月曜に回すかどうかの判断も要る。
修正版が見えない小規模向けルーターの扱いCTO・CIO
WAVLINK は9件に増え、全件で攻撃コードが公開されている。修正版が出ない前提で、置き換えの予算と時期、それまでの隔離方法(管理画面を閉じる、VPN の内側に限る)を決めておく。拠点・在宅のルーターを誰が把握しているかも、この機会に確認したい。
担当ごとのやること
情報システム担当情シス
- Ivanti Connect Secure を今日中に更新(KEV の期限は 11/02)。
- GitLab・Cisco ASA・FTD で期限を過ぎた分の更新状況を確認する。
- WAVLINK のルーター、Reboot Restore を入れた端末の有無を洗い出す。
- WordPress の BookIt(2.6.0.6 以下)、WordPress File Upload(5.2.1 以下)を探して更新する。
エンジニア開発・運用
- FastMCP の GenerativeUI を有効にしたサーバーと Prefab UI の版を確認し、0.21.0 以降へ上げる。
- 自己ホストの GitLab の版と、更新までの間の不審なアクセスを確認する。
- PDF を取り込む処理で pypdf を、エージェントの画面連携で AG-UI を使っていれば版を確認する。
経営・事業責任者経営企画を含む
- 期限切れの悪用確認済み案件について、顧客への連絡の要否を決める。
- 修正版のないルーターの置き換え予算を検討する。
全社員全員
- 自宅のルーターのメーカーと型番を確認し、WAVLINK なら情シスに知らせる。
重大度の見方
CVSS(0〜10点)と「実際に悪用されているか」で4段階に分けている。
9.0点以上、または悪用確認済み。使っていれば即日対応
7.0〜8.9点、または条件付きで深刻。今週中に対応
4.0〜6.9点。次回の定期更新で対応
提供元が修正済み。当社側の作業は不要
脆弱性ごとの内容と対策
CVSS 3.1 で 10.0(ベクトル AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)。出どころ:NVD に載る JFrog(reefs@jfrog.com)の評価。NVD の分析は未了(Received)。CVSS 4.0 は付いていない。
- 内容
- NVD の説明では、Prefab UI の Generative UI は Pyodide(Python を WebAssembly で動かす環境)を Deno のサブプロセスに入れて、信頼できないコードを隔離する作り。ところが 0.14.0〜0.20.2 は、起動時に Deno へ読み書きとネットワークの権限を無制限に与え、ランナーも Deno の API を残していた。このため Python 側から Deno のファイル操作を呼べ、コードを渡せる相手は、サーバー OS ユーザーの権限でファイルを読み書きできる。仮想環境に .pth ファイルを置けば、コード実行を居座らせることもできる。典型的な経路は FastMCP の GenerativeUI プロバイダーで、generate_prefab_ui ツールの code 引数がそのままサンドボックスに渡る。認証を設定していない FastMCP サーバーでは、届くクライアントなら誰でも呼べる。Generative UI は任意で有効にする機能で、ホストに Deno が必要。作者が 0.20.2 での再現を確認したと NVD にある。
- 影響
- PyPI の prefab-ui 0.14.0 以上 0.21.0 未満(NVD の製品情報)。FastMCP で GenerativeUI を有効にした MCP サーバー、または Prefab UI の生成 UI を使うアプリ。悪用が実際に起きているという情報は確認できていない。
- 対策
- NVD の記述では 0.21.0 で修正済み(起動後、コードを受け付ける前に Deno の読み書き・通信権限を取り消す)。0.21.0 以降へ更新する。更新できない間は、Generative UI を使わないか、FastMCP サーバーに認証を付けて外から届かないようにする(後半は当社の提案で、公告に書かれたものではない)。
- 続報
第2版 NVD に 11/01 16:18 UTC(日本時間 11/02 01:18)に載った。GitHub の公告 GHSA-595q-jv4r-q7j9 は第2版で開けず、リリースページ v0.21.0 にも脆弱性修正の明記は見つからなかった。修正版の裏付けは NVD の記述のみ。第3版でも変化なし。
- 出典
- NVD CVE-2026-120338NVD API:CVE-2026-120338(参照先に GitHub の公告・修正コミットが並ぶ)
CVSS 3.1 で 9.3(ベクトル AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:L)。出どころ:NVD に載る Patchstack(audit@patchstack.com)の評価。NVD の分析は未了(Received)。
- 内容
- Liquid Web / StellarWP の予約プラグイン BookIt に、SQL コマンドの特殊文字の処理が不十分な欠陥(CWE-89)がある。ネットワーク越しに、認証も利用者の操作もなしで届く評価で、データベースの内容が読み出される恐れが高い。
- 影響
- BookIt 2.6.0.6 まで。顧客の予約サイトや採用・商談の予約ページに使われていれば対象になる。悪用の報告は確認できていない。
- 対策
- NVD の記述では 2.6.0.7 で修正済み。WordPress の管理画面から更新する。
- 続報
第2版 NVD に 11/01 16:18 UTC に載った。出典は Patchstack のページのみで、ベンダーの公告は確認できていない。第3版でも変化なし。
- 出典
- NVD CVE-2026-62048Patchstack:BookIt 2.6.0.6 の SQL インジェクション(NVD の参照先)
CVSS 3.1 で 8.8、CVSS 4.0 で 8.5。出どころ:NVD に載る VulDB(cna@vuldb.com)の評価。NVD の分析は未了(Received)。ゲージは高い方(3.1)。
- 内容
- NVD の説明では、13.2 までの Reboot Restore Standard のカーネルドライバ shield.sys の関数 sub_23908 にメモリ破損がある(CWE-119)。攻撃はローカルから、低い権限(PR:L)で足り、攻撃コードが公開されている。権限の範囲を越えて影響が及ぶ評価(S:C)で、機密性・完全性・可用性とも High。
- 影響
- Horizon DataSys Reboot Restore Standard の 13.0・13.1・13.2(NVD の製品情報)。それ以前の版が対象かは NVD の記録から判断できない。教室・展示・共用端末など、再起動で元に戻す用途の Windows 端末。
- 対策
- NVD の記述では、ベンダーは次のリリースで修正する予定。修正版の番号と公告は未確認。当面は、利用者を一般ユーザー権限に限り、信頼できない人に端末を操作させない(これは当社の提案で、公告に書かれたものではない)。
- 続報
第1版 NVD に 11/01 15:17 UTC(日本時間 11/02 00:17)に載った。修正版の公開は未確認。第3版でも変化なし。
- 出典
- NVD CVE-2026-120232VulDB 429591(NVD の参照先)
CVSS 3.1 で 7.1(ベクトル AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L)。出どころ:NVD に載る Patchstack(audit@patchstack.com)の評価。NVD の分析は未了(Received)。
- 内容
- Nickboss の WordPress File Upload(wp-file-upload)で、ページ生成時の入力の処理が不十分なため、悪意ある文字列がサイトに保存され、閲覧した人のブラウザで実行される(CWE-79)。認証は不要で、閲覧者の操作が必要。
- 影響
- 5.2.1 までのすべての版。管理者が管理画面で投稿内容を開いたときにセッションを奪われるような使われ方が考えられる(これは当社の推測)。悪用の報告は確認できていない。
- 対策
- NVD の記述では 5.2.2 で修正済み。更新したうえで、保存済みの投稿内容に不審な文字列がないか見る。
- 続報
第2版 NVD に 11/01 16:18 UTC に載った。出典は Patchstack のページのみ。第3版でも変化なし。
- 出典
- NVD CVE-2026-66570Patchstack:WordPress File Upload 5.2.1 の XSS(NVD の参照先)
CVSS 3.1 で CVE-2026-120228・120230・120231 が 9.9、CVE-2026-120229 が 9.1。CVSS 4.0 は 8.6・8.5・8.6・8.6。出どころ:NVD に載る VulDB(cna@vuldb.com)の評価。NVD の分析は未了(Received)。ゲージは高い方。
- 内容
- NVD の説明では、CVE-2026-120230 は WN701AE(ファームウェア 260105)の Web バックエンド ioos の del_vlan_group で、vlan_name の値からコマンドが注入される。CVE-2026-120231 は WN553X1-B(V260403_2.0.0)の /bin/ioos にある OpenVPN CLI ハンドラ(sub_416568)で、file_id の値からコマンドが注入される。どちらもリモートから届き、認証は一段階必要(PR:L)で、攻撃コードが公開され、ベンダーには事前に連絡したと NVD にある。CVE-2026-120228(group_id・group_name)と CVE-2026-120229(file_id、高い権限が前提)は WN553X1-B の同じ /bin/ioos の別の処理で、11/01 の第22版で掲載済み。
- 影響
- WAVLINK の WN701AE(260105)と WN553X1-B(V260403_2.0.0)。11/01 のレポートに載せた CVE-2026-120195〜120198・120227 を含めると、WAVLINK は6機種9件になる(この7件分は今回、NVD の個別記録を開き直していない)。拠点や在宅で使われる小規模向けのルーター。当社の顧客環境にあるかは情シスで確認したい。NVD への公開は 11/01 15:17 UTC(日本時間 11/02 00:17)。
- 対策
- 修正版とベンダーの公告は未確認。使っていれば、管理画面を WAN 側や広い社内に出さず、置き換えを検討する(これは当社の提案で、公告に書かれたものではない)。回避策の公式記載は確認できていない。
- 続報
第1版 WN701AE の2件目 CVE-2026-120230 と WN553X1-B の3件目 CVE-2026-120231(どちらも 3.1 で 9.9、攻撃コード公開)が NVD に載った。修正版はどの機種も未確認。第3版でも変化なし。
- 出典
- NVD CVE-2026-120228NVD CVE-2026-120229NVD CVE-2026-120230NVD CVE-2026-120231VulDB 429589(CVE-2026-120230、NVD の参照先)VulDB 429590(CVE-2026-120231、NVD の参照先)
詳細:CVE-2026-120228、CVE-2026-120229、CVE-2026-120230、CVE-2026-120231
点数は今回確認していない。KEV への掲載(CISA が悪用を確認した一覧)が緊急の根拠。
- 内容
- NVD の KEV 情報では、CVE-2026-97229 は GitLab Community Edition・Enterprise Edition の整数のオーバーフロー(追加 10/29、期限 11/01)、CVE-2026-76418 は Cisco Secure Firewall ASA・Secure FTD の戻り値の未検査による NULL ポインタ参照(追加 10/29、期限 11/01)、CVE-2026-111357 は Ivanti Connect Secure の重要機能に対する認証の欠落(追加 10/30、期限 11/02)。
- 影響
- 自己ホストの GitLab、境界に置いた Cisco ASA・FTD、Ivanti Connect Secure(VPN 装置)。クラウドの GitLab.com は対象外と読めるが、今回ベンダー公告は開いていない。
- 対策
- 修正版の番号は今回確認できていない(各社の公告は未確認)。使っていれば、期限を過ぎた GitLab・Cisco から更新し、続けて Ivanti を今日中に更新する。
- 続報
第1版 KEV は3件のまま、追加・変更なし(第3版の 11/01 17:30 UTC までの照会でも同じ)。GitLab と Cisco の期限は昨日で過ぎ、Ivanti は今日。
- 出典
- NVD CVE-2026-97229NVD CVE-2026-76418NVD CVE-2026-111357
AI 関連の注目トピック
最大の話題は、上の Prefab UI(CVE-2026-120338、10.0)。FastMCP から LLM に UI を作らせる構成では、LLM が書いたコードを動かす隔離環境が最後の砦になる。その権限設定が緩いと、プロンプトインジェクションなどで混ざった悪意あるコードがサーバーに届く。生成コードの実行機能を持つ MCP サーバーは、認証と実行権限の絞り込みを見直したい。
もう1つは AG-UI(AI エージェントとアプリの画面をつなぐプロトコル)の TypeScript クライアント。0.0.58 までに4件が NVD に載った。CVE-2026-120233(HttpAgent の情報漏えい、3.1 で 5.3、4.0 で 5.5)、CVE-2026-120234(HTTP トランスポートのリソース消費、3.1 で 4.3)、CVE-2026-120235(SSE パーサー parseSSEStream のリソース消費、4.0 で 2.1・3.1 で 4.3)、そして第3版で加わった CVE-2026-120236(Transport Decoder Handler の入力検証不備、3.1 で 6.3、4.0 で 2.1)。出どころは VulDB の評価で、攻撃コードはいずれも公開されている。NVD の記載では修正のプルリクエストやコミットは出ているが、修正版は確認できない。点数が低いため緊急・高の扱いにはしないが、AG-UI を使っていれば、外部から届く入力に上限を設けて様子を見たい(後半は当社の提案)。
参考として、GitHub Advisory の先頭に 10/30 付の pypdf(Python の PDF ライブラリ)の高評価が複数並んでいる。社内文書や顧客の PDF を取り込む RAG の構成では、細工した PDF による処理の停止・メモリの使い過ぎに当たる種類のため、使っている版を確認したい(個別の公告本文は開いていない)。
出典:NVD CVE-2026-120233、NVD CVE-2026-120234、NVD CVE-2026-120235、NVD CVE-2026-120236、GitHub Advisory Database