更新履歴(2026年11月1日)
レポート作成日時:2026/11/01 00:28(第1版)|最終更新日時:2026/11/01 01:28(第2版)
主な変更
- 第2版 01:28 追加(カード):Opengear コンソールサーバー IM7200・CM7100・ACM7000 のファームウェア(CVE-2026-102212、CVSS 4.0 で 8.4)。10/31 16:16 UTC(日本時間 01:16)に NVD へ載った。修正版は 5.5.3。 更新(続報):GitLab・Cisco ASA・FTD は期限が今日 11/01、Ivanti は明日 11/02 になったので、続報欄の表現を直した。KEV は NVD の照会(10/29〜10/31)で3件、追加・変更なし。 変化なし:第1版の他のカード。WebDyne for Perl の5件(CVE-2026-78188〜78192)は NVD でまだ点数なし(状態は Received)。NVD の更新日の照会で新たに7.0以上になったものは、確認できた範囲で Signal RingRTC・ansible-core・sg3_utils のみで、いずれも掲載済み。 確認した範囲:oss-security の先頭15件に、10/31 の MINA・Thrift・GNU mtools 以外の新着なし(mtools の CVE-2026-118384 は NVD で 6.1 のため載せない)。AWS の公告 RSS は先頭が 2026-160-AWS のまま。JVN は先頭が 10/30 14:00 の三菱電機の件のまま。GitHub Advisory の先頭15件はすべて 10/30 付で、前日までの版との照合はしていない。 未確認:NVD は WebFetch の要約を通して読んでおり、読み違いが残る可能性がある(更新日の照会は本文が長く、全件は読み切れていない)。前日版で「修正版なし」だった項目の再確認、OSV、MSRC、Cisco・Fortinet・Palo Alto・Ubuntu・Debian、ZDI、CERT/CC、Project Zero、報道(tier D)は今回見ていない。Opengear のベンダー公告の本文は開いておらず、NVD の記載に頼っている。 登録:本文の15件を publish_vulnerabilities で送り直す。 タグ:get_report の戻り値にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。
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- 第1版 00:28 初回公開。10/31 の日本時間 23:29(第20版)までに載せた内容は再掲せず、その後の動きと、続報が要る項目だけを載せた。 追加(カード):Claude Code for VS Code 拡張の改ざん、Apache MINA 3.0(修正版なし)、Signal K、imgproxy、pypa/gh-action-pypi-publish、Signal RingRTC、Apache Thrift、ansible-core、sg3_utils、Apache Struts 2(JVN)。続報として KEV の5件のうち GitLab・Cisco ASA・FTD・Ivanti・Linux カーネルを載せた。 確認した範囲:NVD の公開(10/31 14:00〜15:30 UTC)は5件(WebDyne for Perl の CVE-2026-78188〜78192、いずれも NVD の点数なし。修正版 3.022)。更新日の照会は11件で、7.0 以上は6件。KEV は NVD の照会(10/28〜10/31)で5件のまま。AWS の公告 RSS は先頭が 2026-160-AWS のままで新しい公告なし。JVN は先頭が 10/30 14:00 の三菱電機の件のまま。 取得できず・未確認:NVD は WebFetch の要約を通して読んだため、読み違いが残る可能性がある。NVD の個別ページは本文が取れなかった。前日版で「修正版なし」だった項目の再確認、GHSA の全件、OSV、MSRC、Cisco・Fortinet・Palo Alto・Ubuntu・Debian、Project Zero、報道(tier D)は見ていない。ZDI は先頭10件(10/29 付)、CERT/CC は先頭8件(最新は 10/28)で、新着はなかった。GitLab・Cisco・Ivanti・Linux カーネルの影響版と修正版、ベンダー公告は今回開いていない。 登録:本文の14件を publish_vulnerabilities で送る。 タグ:当日の第1版のため、本文全体から付けた。
前日のレポート(10/31)からの変化(役割別)
情報システム担当
- 新規の緊急:Signal RingRTC:通話の終了処理を相手が妨げられる(CVE-2026-113380):解消方法は公告で確認
エンジニア
- 新規 9 件のうち、CVSS が未公表のものは 5 件、NVD で裏取りできていない ID は 5 件です。(JVNDB-2026-000000、JVN#82782759、GHSA-hff9-5pqw-6w9f、GHSA-5xjx-3w67-w9x9、GHSA-4xm8-rg9h-jhq2 ほか)
- CVE-2026-113380:Signal RingRTC:通話の終了処理を相手が妨げられる/CVSS 9.3/EPSS 0.9%
- CVE-2026-102212:Opengear コンソールサーバー(IM7200・CM7100・ACM7000):index.cgi のヒープ溢れ/CVSS 8.4
- CVE-2026-11332:ansible-core:悪意あるロールの requirements.yml から git のオプションを注入/CVSS 7.8/EPSS 0.2%
- CVE-2026-16313:sg3_utils(RHEL):sg_inq --export の制御文字から root でコマンド実行/CVSS 7.6/EPSS 0.3%
経営者
- 新たに掲載した脆弱性は 9 件です(緊急 1 件・高 3 件)。前回から続いているものは 4 件です。
Cursor で配られた Claude Code 拡張が改ざんされていた。GitLab・Cisco の KEV 期限は今日 11/01、Ivanti は 11/02。Apache MINA 3.0 は 9.8 のまま修正版が出ない
Phorion の分析によると、Cursor Marketplace で配られた Claude Code for VS Code 拡張の 2.1.312 と 2.1.313 に、SSH の鍵追加と逆向きトンネル、常駐設定を行うコードが仕込まれていた。拡張の起動処理より前に動く。Cursor は両版を削除したとされるが、Cursor と Anthropic の声明は今回確認できていない。oss-security の投稿は Open VSX 経由と書いており、配布経路の記述は食い違っている。開発端末の拡張の版を、今日のうちに洗い出したい。Java 系では、Apache MINA 3.0 の復元処理(CVE-2026-118636、9.8)に修正版がなく、2.2.X への移行が唯一の示された対応になっている。Apache Thrift の Java 版(CVE-2026-120135、8.2)は 0.24.0 で直る。第2版で、Opengear のコンソールサーバー(認証なしで届くヒープ溢れ、8.4、修正版 5.5.3)を加えた。そのほか、Signal K(9.8)と imgproxy(9.8)の GitHub Advisory、PyPI 公開用の GitHub Action(9.3)が出ている。KEV の5件は変わらず、GitLab と Cisco ASA・FTD は 11/01、Ivanti は 11/02 が期限で、Linux カーネルの期限は 10/31 で過ぎた。前日の第20版までの内容は、新しい動きがない限り再掲していない。
重大度別の件数
この日に掲載した脆弱性 13 件の内訳です(当サイトの基準)。件数を押すと、その重大度の一覧を開きます。
低 0 件・点数なし 5 件/この日の掲載分をすべて見る
今日やること
この日に掲載した 13 件を、緊急度順(悪用の確認 → CVSS → EPSS)に並べています。解消方法の根拠は公告(編集部の転記)か NVD の条件です。一覧で見る
- GitLab:GitLab のバージョンアップ(19.2.8 以上、19.3.5 以上、19.4.2 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-97229・緊急・悪用確認済み・CVSS 10.0)
- Cisco ASA:Cisco ASA のバージョンアップ(9.16.4.104 以上、9.18.4.96 以上、9.20.4.50 以上、9.22.3.200 以上、9.23.1.48 以上、9.24.1.27 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-76418・緊急・悪用確認済み・CVSS 8.6)
- Linux カーネル:Linux カーネル のバージョンアップ(5.10.257 より後、5.15.208 以上、6.1.174 以上、6.6.141 以上、6.12.91 以上、6.18.33 以上、7.0.10 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-46300・緊急・悪用確認済み・CVSS 7.8)
さらに表示(10件)閉じる
- Ivanti Connect Secure:Ivanti Connect Secure のバージョンアップ(25.1.1.3 以上)※NVD の条件から推定(CVE-2026-111357・緊急・悪用確認済み・CVSS 7.0)
- Signal RingRTC:通話の終了処理を相手が妨げられる:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-113380・緊急・CVSS 9.3)
- Opengear コンソールサーバー(IM7200・CM7100・ACM7000):index.cgi のヒープ溢れ:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-102212・高・CVSS 8.4)
- ansible-core:悪意あるロールの requirements.yml から git のオプションを注入:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-11332・高・CVSS 7.8)
- sg3_utils(RHEL):sg_inq --export の制御文字から root でコマンド実行:解消方法はベンダーの公告で確認(CVE-2026-16313・高・CVSS 7.6)
- 【誤登録・無効】この ID は存在しません(編集部の入力ミス):解消方法はベンダーの公告で確認(JVNDB-2026-000000・点数なし)
- Apache Struts 2:解消方法はベンダーの公告で確認(JVN#82782759・点数なし)
- imgproxy:解消方法はベンダーの公告で確認(GHSA-hff9-5pqw-6w9f・点数なし)
- pypa/gh-action-pypi-publish:解消方法はベンダーの公告で確認(GHSA-5xjx-3w67-w9x9・点数なし)
- signalk-server:解消方法はベンダーの公告で確認(GHSA-4xm8-rg9h-jhq2・点数なし)
役割別確認ポイント
ページ上部の役割ボタンで、表示するブロックを絞り込めます。
判断すること
AI コーディングツールの拡張機能を「配布元ごと」に管理するCTO・CIO・CAIO
今回は、正規の名前の拡張が配布先で差し替えられた。使うマーケットプレイスの許可リスト、拡張の自動更新の可否、開発端末の版の棚卸しを決めておきたい。端末に残った認証情報(クラウドの鍵、トークン)が、被害の大きさを決める。
修正版が出ない OSS の扱いCTO
Apache MINA 3.0 は、作者が修正版を出さないと明言している。使っている案件があれば、2.2.X への移行を誰がいつ行うか、顧客にどう説明するかを決める必要がある。復元処理を外部入力に向けない設計は、移行までの間の抑えにもなる。
期限付きの悪用確認済み案件の週末対応事業責任者
GitLab と Cisco は今日、Ivanti は明日が期限で、土日にかかる。顧客のサーバーや VPN を預かっている場合は、連絡の要否と休日の作業可否を今日のうちに決めておきたい。
担当ごとのやること
全社員全員
- Cursor・VS Code 系エディタの Claude Code 拡張の版を、情シスの案内に沿って確認する
- ブラウザと OS の更新が止まっていたら、再起動して適用する
情報システム担当CIO・情シス
- GitLab・Cisco ASA・FTD・Ivanti の版と、更新の完了を確認する
- Linux サーバーのカーネル更新と再起動の状況を確認する
- 拡張機能の配布元と自動更新の方針を決める
- Opengear のコンソールサーバーがあれば、ファームウェアを 5.5.3 へ上げる
エンジニアCTO・CAIO
- Claude Code 拡張の版を確認し、該当端末は鍵と常駐設定を調べる
- MINA・Thrift・imgproxy・Signal K・Struts・pypi-publish の利用有無を洗い出す
経営・事業責任者経営
- 週末の更新作業と顧客連絡の要否を決める
重大度の見方
CVSS(0〜10点)と「実際に悪用されているか」で4段階に分けている。
9.0点以上、または悪用確認済み。使っていれば即日対応
7.0〜8.9点、または条件付きで深刻。今週中に対応
4.0〜6.9点。次回の定期更新で対応
提供元が修正済み。当社側の作業は不要
脆弱性ごとの内容と対策
点数は公表されていません(CVE・GHSA とも未採番)。分析元は Phorion。
- 内容
- Phorion の分析では、Cursor Marketplace で配られた Claude Code for VS Code 拡張の 2.1.312 と 2.1.313 に、悪意あるコードが仕込まれていた。minify 済みの extension.js の先頭に付け足され、Node が読み込んだ時点(拡張の起動処理より前)で動く。中身は、攻撃者の SSH 公開鍵の追加、外部サーバーへの逆向き SSH トンネル、macOS・Linux・Windows での常駐化、端末情報の送信(1回)。
- 影響
- 該当版を入れた開発者の端末。自動更新で入った端末も含む。Phorion は、macOS でリモートログインが無効なら外から入る経路は成立しにくいが、鍵と常駐設定は入るので、後からリモートログインを有効にすると危ない、と書いている。
- 対策
- 拡張を消すだけでは取れない。ssh・autossh のプロセスを止め、常駐設定(macOS の ~/Library/LaunchAgents/com.apple.sysmond.plist、Windows のタスク SysMon など)を消し、authorized_keys から svc-telemetry の鍵を外し、.stk_* のファイルを消す。外から入られた形跡や SSH 有効の端末は、KEY・TOKEN・SECRET・AWS・GCP を含む認証情報を作り直す。検知用の値は Phorion の記事にある(C2 は 134.209.82[.]225、改ざんされた extension.js の SHA-256 は ecb58cb2…bf15)。
- 続報
- oss-security の投稿は Open VSX 経由と書くが、Phorion は Cursor Marketplace とし、Open VSX には触れていない。配布経路は食い違ったまま。Microsoft の Visual Studio Marketplace 版は影響なし、という記述は投稿の伝聞。Cursor はこの2版をマーケットプレイスから削除したと Phorion は書くが、Cursor の通知と Anthropic の声明は今回開いておらず確認できていない。
- 出典
- Phorion の分析(一次・ベンダー解析)oss-security 2026/10/30
CVSS 3.1。出どころ:Apache の告知(oss-security 掲載)。NVD は未確認。
- 内容
- 3.0 系の codec モジュールにある JavaNativeMessageDecoder が、受け取ったバイト列に対してクラスを絞らずに ObjectInputStream.readObject() を呼ぶ(CWE-502)。信頼できない相手の入力を受ける作りだと、ガジェットチェーンでコードを動かされる。
- 影響
- Apache MINA 3.0.0〜3.0.0-M2 を、外部と通信するサーバーで使っている Java アプリ。
- 対策
- 修正版は出ない。3.0 系は開発が止まっており、作者は修正版を出す予定はないと述べている。告知が示す対応は 2.2.X 系への移行のみ(2.2.X が影響を受けないとは明言していない)。回避策の記載はなし。
- 出典
- Apache MINA 告知(oss-security 2026/10/31)
CVSS 3.1。出どころ:GitHub の Advisory(レビュー済み)。
- 内容
- resourceId に %2F でエンコードした多段の「..」を入れると保存先の外に出られ、security.json を読める。ここに JWT の署名鍵が平文で入っているため、管理者トークンを偽造でき、任意コマンドを動かす設定まで作れる。設定は settings.json に残り、再起動後も動き続ける。
- 影響
- @signalk/resources-provider 1.0.0 以上 1.5.3 未満、signalk-server 2.0.0 以上 2.34.0 未満(Node.js)。allow_readonly を有効にしていると匿名でも成立。無効でも読み取り専用トークンがあれば成立する。
- 対策
- @signalk/resources-provider 1.5.3、signalk-server 2.34.0 へ更新。更新までは allow_readonly を無効にし、読み取り専用トークンの発行先を絞る(この回避策は Advisory には書かれておらず、当社の判断)。更新後は JWT 署名鍵を入れ替え、settings.json に覚えのない Execute 型プロバイダーがないか確認する。
- 出典
- GitHub Advisory GHSA-4xm8-rg9h-jhq2
CVSS 3.1。出どころ:GitHub の Advisory(レビュー済み)。
- 内容
- ICO ローダーで、攻撃者が指定する 32bit のサイズにヘッダー長を足すと桁があふれ、極端に小さなバッファが確保される。その後、宣言サイズ分を読み込むため領域の外に書き込む(ヒープ破壊)。
- 影響
- imgproxy 4.0.0 以上 4.0.16 未満(Go モジュール3パスが対象)。画像の変換を外部に公開している環境は、認証なしで狙われる。
- 対策
- 4.0.16 へ更新。更新できない間は、前段のリバースプロキシで ICO 形式のリクエストを止める手もある(Advisory には書かれておらず、当社の提案)。回避策の公式記載はなし。
- 出典
- GitHub Advisory GHSA-hff9-5pqw-6w9f
CVSS 4.0。出どころ:GitHub の Advisory(レビュー済み、CWE-295)。
- 内容
- 1.14.2 以前は certifi 経由で emSign のルート CA 証明書を含む信頼ストアを同梱しており、Sigstore を使う Trusted Publishing と Digital Attestations の検証に影響する。Advisory は具体的な攻撃手順も被害例も示していない。
- 影響
- PyPI へ公開する GitHub Actions を持つ Python プロジェクト。Advisory の説明文は「1.14.2 より前」、影響範囲は「1.14.2 以前」と書き方が食い違うため、1.14.2 も対象とみておく。
- 対策
- 1.14.3 へ更新。ワークフローが @v1 のような浮動タグなら、実際に解決される版を確認する。回避策の記載はなし。
- 出典
- GitHub Advisory GHSA-5xjx-3w67-w9x9
CVSS 4.0。出どころ:NVD(cve@mitre.org の評価)。10/31 に更新された既存 CVE。
- 内容
- 通話相手が状態機械のキューを大量の要求で埋め、ローカル側の切断操作による通話の終了を止められる(NVD の説明の要約)。
- 影響
- RingRTC を使う Signal の通話機能。修正版と影響版は今回確認していない。
- 対策
- 修正版は未確認。Signal の公告で版を確認する。
- 出典
- NVD CVE-2026-113380
CVSS 4.0。出どころ:Apache の告知(oss-security 掲載)。
- 内容
- Java バインディングの TProtocolUtil.skip() が、既定では再帰の深さを制限しない(制御されない再帰)。可用性への影響が大きいというベクトルで、細工した入力でプロセスが止まる種類とみられる(ベクトルからの当社の推測)。
- 影響
- org.apache.thrift:libthrift 0.24.0 より前。攻撃条件に前提がある(AT:P)。
- 対策
- 0.24.0 へ更新。回避策の記載はなし。
- 出典
- Apache Thrift 告知(oss-security 2026/10/31)
CVSS 3.1。出どころ:NVD(Red Hat の評価)。10/31 に更新された既存 CVE。
- 内容
- ロールの requirements.yml の src を通じて git のフラグを差し込め、インストール時にコードが動く。
- 影響
- 外部から取得したロールをインストールする Ansible の利用環境。修正版は今回確認していない。
- 対策
- 修正版は未確認。出どころの怪しいロールをインストールしない。Red Hat の公告で版を確認する。
- 出典
- NVD CVE-2026-11332
CVSS 3.1。出どころ:NVD(Red Hat の評価)。10/31 に更新された既存 CVE。
- 内容
- --export が制御文字を除去せず、細工した SCSI 機器が udev のプロパティを注入し、機器の取り外し時に root でコマンドを動かせる。
- 影響
- RHEL 系で SCSI 機器を接続するサーバー。物理接続か、それに近い条件が前提とみられる。
- 対策
- 修正版は未確認。Red Hat の公告で版を確認する。
- 出典
- NVD CVE-2026-16313
CVE・点数は JVN のページに記載がなく、未公表。
- 内容
- REST プラグインでは、Jackson の @JsonAnySetter が付いたフィールドやメソッドに @StrutsParameter の制限が適用されず、許可していないパラメータが書き込まれてデータが改ざんされるおそれがある。
- 影響
- Struts 2 の 7.2.1〜7.3.0。struts.parameters.requireAnnotations=true で、REST リクエストのボディから束ねる Action か Model に @JsonAnySetter がある場合に限る。
- 対策
- 7.4.0 以降へ更新し、struts.rest.anySetter.requireAnnotations=true を設定、any-setter には @StrutsParameter(allowDynamicKeys = true) を付ける。付け忘れた項目は黙って無視されるため、リリース前にテストする。更新できない間は @JsonAnySetter の使用をやめるか、入力を検証してから格納する。
- 出典
- JVN#82782759
詳細:JVN#82782759
CVSS 4.0。出どころ:NVD に載る Secondary の評価(Primary の点数はなし)。
- 内容
- Content-Disposition の name を極端に長くした multipart/form-data の POST を送ると、index.cgi でヒープバッファが溢れる(CWE-122)。認証なしで届き、NVD の記述ではプロセスの停止まで。ベクトルは機密性・完全性・可用性とも High で、ベンダーの参照記事のタイトルには RCE(遠隔でのコード実行)とある。ただし攻撃条件の複雑さは High で、PoC などの悪用報告は NVD の記載では未確認(Exploit Maturity は UNREPORTED)。
- 影響
- Opengear IM7200・CM7100・ACM7000 のファームウェア 4.8〜5.5.2。サーバーや拠点機器の管理ポートをつなぐ運用機器で、管理画面を外や広い社内に出していると狙われやすい。
- 対策
- ファームウェア 5.5.3 へ更新(NVD の参照先に 5.5.3 の提供開始のお知らせがある。ベンダーページの本文は今回開いていない)。更新までは、管理画面への接続元を管理用ネットワークに絞る(これは当社の提案で、公告に書かれたものではない)。
- 出典
- Opengear の公告(NVD の参照先)Opengear ファームウェア 5.5.3 の提供開始NVD CVE-2026-102212
CVSS 3.1。出どころ:NVD。CISA が 10/29 に KEV へ追加、期限 2026-11-01。
- 内容
- CISA の KEV に載り、悪用が確認されている。影響版と修正版は今回開いておらず未確認。
- 影響
- 自己ホストの GitLab CE/EE。
- 対策
- 自己ホストなら今日中に版を確認し、ベンダーの公告に沿って更新する。
- 続報
第2版 期限は今日 11/01。NVD の KEV 照会(10/29〜10/31)でも掲載は変わらない。影響版・修正版は今回も開いておらず未確認。
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第1版 期限は明日 11/01 のまま。前日までの版で載せた内容に変化は確認できていない。
- 出典
- NVD CVE-2026-97229NVD KEV の照会結果
CVSS 3.1。出どころ:NVD。CISA が 10/30 に KEV へ追加、期限 2026-11-02。
- 内容
- CISA の KEV に載り、悪用が確認されている。点数は 7.0 だが、悪用の事実があるため緊急に置く。
- 影響
- Ivanti Connect Secure(VPN 装置)。
- 対策
- ベンダーの指示に沿って更新し、侵害の痕跡の調査も進める。期限は 11/02。
- 続報
第2版 期限は明日 11/02。NVD の KEV 照会でも掲載は変わらない。
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第1版 期限は 11/02 のまま。変化は確認できていない。
- 出典
- NVD CVE-2026-111357NVD KEV の照会結果
CVSS 3.1。出どころ:NVD。CISA が 10/29 に KEV へ追加、期限 2026-11-01。
- 内容
- CISA の KEV に載り、悪用が確認されている。影響版と修正版は今回開いておらず未確認。
- 影響
- Cisco Secure Firewall ASA・FTD を境界に置いている拠点・顧客環境。
- 対策
- Cisco の公告で版を確認し、期限の 11/01 までに更新する。
- 続報
第2版 期限は今日 11/01。NVD の KEV 照会でも掲載は変わらない。影響版・修正版は今回も開いておらず未確認。
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第1版 期限は明日 11/01 のまま。変化は確認できていない。
- 出典
- NVD CVE-2026-76418NVD KEV の照会結果
CVSS 3.1。出どころ:NVD。CISA が 10/28 に KEV へ追加、期限 2026-10-31。
- 内容
- CISA の KEV に載り、悪用が確認されている。期限は 10/31 で、今日の時点で過ぎている。
- 影響
- Linux カーネルを使うサーバー・開発端末。影響版は今回開いておらず未確認。
- 対策
- 使っているディストリビューションの公告で、取り込み済みの版を確認し、更新して再起動する。
- 続報
第1版 期限が 10/31 で過ぎた。ディストリビューション別の公告は今回開いていない。
- 出典
- NVD CVE-2026-46300NVD KEV の照会結果
AI 関連の注目トピック
Claude Code 拡張の改ざんは、AI コーディングツール自体が配布経路で狙われた例にあたる。図にすると次のとおり。
| 段階 | 起きたこと(Phorion の分析) | 当社が見る点 |
|---|---|---|
| 配布 | Cursor Marketplace の拡張 2.1.312・2.1.313 に改ざん。Cursor は両版を削除したとされる | どの版が端末に入ったか(自動更新を含む) |
| 実行 | extension.js の先頭のコードが、拡張の起動処理より前に動く | 拡張を開いていなくても動く |
| 常駐 | 攻撃者の SSH 鍵の追加、逆向き SSH トンネル、OS 別の常駐設定 | 拡張を消しても残る |
| 後始末 | プロセス停止、常駐設定と鍵の削除、必要なら認証情報の再発行 | KEY・TOKEN・SECRET・AWS・GCP を含む名前の値 |
用語メモ
出典
悪用確認済み(NVD の KEV 照会):NVD API(hasKev)
未採番・ベンダー解析:Phorion、oss-security 2026/10/30、oss-security 2026/10/31(MINA)、oss-security 2026/10/31(Thrift)
GitHub Advisory:Signal K、imgproxy、pypi-publish
ベンダー・NVD:NVD CVE-2026-102212(Opengear)