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#セキュリティレポート 2026/11/05

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更新履歴(2026年11月5日)

レポート作成日時:2026/11/05 00:28(第1版)|最終更新日時:2026/11/05 16:28(第11版)

主な変更

  • 第11版 16:28 追加(カード):OPNsense(ファイアウォール)の証明書自動取得プラグイン os-acme-client の OS コマンドインジェクション(CVE-2026-123025、MITRE の評価で 4.0 の 9.4、4.17.0 まで)。修正は 4.18 として開発ツリーに取り込み済みで、リリース日は未定。TrueNAS SCALE の middlewared の HA 認証バイパス(CVE-2026-123033、3.1 で 8.3)。修正版の 25.10.8 は未公開。iTerm2 の x-man-page: URL ハンドラの引数インジェクション(CVE-2026-123014、4.0 で 8.7、3.7.7beta2 で修正)。 続報:一覧のみのカード(第10版)に、Wowza Streaming Engine の XXE(CVE-2026-123029、3.1 で 7.5、ベンダー評価は Critical、4.12.2 で修正)を追記した。 変化なし:第10版までのカード(Kyverno、SHIRASAGI、Samsung Exynos、Edimax BR-6208AC、Apple WebKit、GLPI、Pocket ID、GPUStack、Yuxi、Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、tsParticles、Linksys、Nexus Repository 3、WPO365、Firecracker、PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)に、新しい動きは見つからなかった。 KEV:照会(11/02〜11/05 07:30 UTC)は 2 件のまま。WordPress Core(CVE-2026-119977、11/03 追加、期限 11/06)と、Apple の CVE-2024-27834(11/04 追加、期限 11/18)。The Hacker News は、後者が情報窃取型マルウェアの配布に使われたと CISA が述べたと伝えるが、CISA のカタログは開いておらず、報道ベース・未確認として扱い、本文の評価には使っていない。 確認した範囲:NVD の公開日(11/05 05:00〜07:30 UTC、日本時間 14:00〜16:30)は 41 件(受付 34、保留 7)。前回(05:30 UTC まで)より後に載った 7.0 以上は、iTerm2、OPNsense、Wowza、TrueNAS の 4 件。ほかの 7.0 以上は第10版で掲載済み(GiveWP、Motors、LiteSpeed Cache、netlify-okta-auth、Gogs)。載せなかったのは、7.0 未満の記録(Redux Framework の 2 件が 6.4、Customer Reviews for WooCommerce が 6.4、GodotSteam が 6.5、st-mems-android-linux-sensors-hal が 4.2)と、点数がまだ付いていない WordPress プラグインの 27 件(Dokan、CatFolders、FV Flowplayer、Essential Real Estate、WP Event Manager、Tutor LMS ほか)。後者は点数が付いたら見直す。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は 0 件。取得は WebFetch の要約で、点数は要約の記載による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2026-123025、123033、123014、123029)を API で開いた。TrueNAS のインパクトステートメント、OPNsense の GitHub プルリクエスト #5873、Wowza のドキュメントのページを開いた(いずれも要約による)。iTerm2 の GitLab コミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。AWS のセキュリティ速報のフィードは、最新が 2026-170-AWS(11/04 21:53 UTC)のままで新着なし。 oss-security・JVN・GitHub Advisory・ZDI・MSRC:oss-security の 11/05 のページは「No messages for this day」と表示され、投稿の有無は判断できなかった。JVN の一覧は、最新が JVN#55454512(SHIRASAGI、11/05 14:00)と JVNVU#98354779(Siemens 製品のアップデート、11/05 09:00)のままで、第10版以降の新規なし。GitHub Advisory(reviewed・critical)の最新は 11/03 の @enspirit/elo のままで、11/05 の公開は見つからなかった。ZDI の公開フィードの最新は 11/04 の ZDI-26-874(Ashlar-Vellum Cobalt、7.8)のままで、必ず確認する製品に当たるものはない。11/03 の ZDI-26-867(Cisco Snort、9.8)は、前日までのレポートで扱った可能性があるが、確認していない。MSRC のフィードは、11/04 付けが Edge に取り込まれた Chromium の 24 件のみで、点数のないフィードのため個別には開いていない。 今回見ていないもの:Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、osv、JPCERT/CC、CERT/CC、Project Zero、報道(tier D)のうち The Hacker News 以外は、今回の差分確認では見ていない。The Hacker News の 11/05 の記事は 2 件で、Apple の KEV の件と、OpenAI の検証パイプラインの発表(脆弱性情報ではない)だった。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限 10 件のため、優先順(悪用確認済み、未修正で公開済み、CVSS 9 以上)で選び、Xen、Ruby on Rails、pgAdmin 4、FreeRDP、Traefik、Barracuda Email Security Gateway、Qihoo 360 D シリーズ、OPNsense、TrueNAS SCALE などは外した。 未確認:OPNsense 4.18 のパッケージとしての配布状況と、悪用の有無。TrueNAS の 25.10.8 以外のリリース系統の修正版と、公開予定日。iTerm2 の 3.7.7beta2 以外の修正版(安定版)の公開状況。第10版までの未確認項目(Kyverno の公告の記載の食い違い、SHIRASAGI の悪用状況と認証の要否など)は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
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  • 第10版 14:28 追加(カード):Kubernetes のポリシー基盤 Kyverno の欠陥 21 件(CVE-2026-122302〜122323)。名前空間の管理者(テナント)が、他の名前空間やクラスタ全体のリソースを読み書きできる型が中心で、3.1 で 9.9 が 5 件(122303・122304・122310・122311・122313)、9.8 が 1 件(122302)、9.1 が 1 件(122321)。いずれも 1.19.2 で修正と NVD にある。SHIRASAGI(国内の CMS)の OS コマンドインジェクション(CVE-2026-118869、JVN 掲載の評価で 8.8、1.21.1 で修正)。一覧のみのカードを 1 つ追加した(DStarGateway の 9.2、GiveWP の 8.8、LiteSpeed Cache の 8.2、Motors プラグインの 8.1、fflate の 7.3 ほか)。点数なしのカードを 1 つ追加した(Samsung Exynos の 35 件超)。 続報:なし。 変化なし:第9版までのカード(Edimax BR-6208AC、Apple WebKit、GLPI、Pocket ID、GPUStack、Yuxi、Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、tsParticles、Linksys、Nexus Repository 3、WPO365、Firecracker、PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)に、新しい動きは見つからなかった。 KEV:照会(11/02〜11/05 05:30 UTC)は 2 件のまま。WordPress Core(CVE-2026-119977、11/03 追加、期限 11/06)と、Apple の CVE-2024-27834(11/04 追加、期限 11/18)。 確認した範囲:NVD の公開日(11/05 00:00〜05:30 UTC、日本時間 11/05 09:00〜14:30)は 85 件。応答が約 25 万文字あり、3 回に分けて読んだ。区切りで途切れた記録が 2 件あり(1 件は ID を読めない Samsung Exynos の記録で、点数なし)。7.0 以上で載せたのは上の系統。載せなかったのは、Campcodes の Bitcoin Wallet System(122049、3.7)、laspy(122052、5.3)、Yank Note(122154・122157、各 5.5・6.3)、AI 関連の Audio8_TTS・AIlice・KnowledgeGraphEmbedding・ppl.nn(各 6.3)など、7.0 未満の記録。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は 8 件で、Edimax(第9版で掲載済み)と Kyverno の 7 件(122302・122303・122304・122310・122311・122313・122321)。取得は WebFetch の要約で、点数は要約の記載による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2026-122302、122303、122146)を API で開いた。Kyverno の GitHub 公告(GHSA-jcw5-3wcg-fqx5、122303 に対応)と、リリースの v1.19.2 のページを開いた。JVN#55454512(SHIRASAGI)のページを開いた。ほかの Kyverno の記録(19 件)と一覧のみのカードの点数は、一覧の記載による。AWS のセキュリティ速報のフィードは、先頭が 2026-170-AWS のままで新着なし。 oss-security・JVN・ZDI・JPCERT/CC・GitHub Advisory:oss-security は 11/05 の投稿がまだなく、最新は 11/04 の 12 件目(apt の DSA 6607-1)のまま。JVN の一覧には、JVN#55454512(SHIRASAGI、11/05 14:00)と JVNVU#98354779(Siemens 製品のアップデート 2026年11月、11/05 09:00)が加わった。後者は本文を開いておらず、載せていない。ZDI の公開フィードの最新は 11/04 の ZDI-26-874(Ashlar-Vellum Cobalt、7.8)で、MailEnable の ZDI-26-869(7.4)も見たが、基準に届かないか必ず確認する製品の外のため載せていない。JPCERT/CC は 11/05 09:52 の週次報告のタイトル(Edge、Sophos UTM、Cisco Secure Firewall ASA・FTD、Jenkins、WordPress、Adobe、ヤマハ NWR100、WatchGuard ほか)のみを見て、本文は開いていない。GitHub Advisory(reviewed・critical)の最新は 11/03 の Elo(@enspirit/elo)で、11/05 の新規は見つからなかった。 今回見ていないもの:MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、osv、Project Zero、CERT/CC、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限 10 件のため、優先順(悪用確認済み、未修正で公開済み、CVSS 9 以上、AI 関連)で選び、pgAdmin 4、Traefik、Mistral Vibe、Barracuda、FreeRDP、Qihoo 360、WPO365、Nexus Repository、GLPI、Pocket ID、Yuxi、SHIRASAGI などは外した。 未確認:Kyverno の修正版について、GHSA-jcw5-3wcg-fqx5 のページは「Patched versions 1.19.2」と「Fix status: not fixed(1.19.1 と HEAD も未修正)」を併記しており、記載が一致しない。NVD は 1.19.2 を影響なし(unaffected)と書き、リリース v1.19.2 のページは 24 件の GitHub 公告に対応するセキュリティリリースと書く。公告は 1.17.0 の同じ経路の到達性を未確認とする一方、NVD は 1.17.0 以上を影響ありとする。リリースの日付は 10/20 23:50 と読めるが、ページに年の表記はない。SHIRASAGI の悪用状況と、攻撃に認証が要るかどうか。第9版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第9版 09:28 追加(カード):Edimax BR-6208AC(ルーター)の /goform/mp に、コマンドインジェクションが見つかった件(CVE-2026-122051、3.1 で 10.0・4.0 で 9.3)。PoC は公開済みで、ベンダーは連絡に応じていないと NVD にあり、修正版の記載もない。一覧のみのカード(第8版)の Campcodes に、CVE-2026-122050(3.1 で 7.3)を追記した。 続報:なし。 変化なし:第8版までのカード(Apple WebKit、GLPI、Pocket ID、GPUStack、Yuxi、Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、tsParticles、Linksys、Nexus Repository 3、WPO365、Firecracker、PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)に、このほかの新しい動きは見つからなかった。 KEV:照会(11/02〜11/05 00:30 UTC)は2件のまま。WordPress Core(CVE-2026-119977、11/03 追加、期限 11/06)と、Apple の CVE-2024-27834(11/04 追加、期限 11/18)。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 23:20〜11/05 00:30 UTC、日本時間 11/05 08:20〜09:30)は 3 件。Edimax の 122051 のほか、Campcodes の Bitcoin Wallet System(122049、3.1 で 3.7)と、Campcodes の Complete Sales and Inventory System(122050、3.1 で 7.3)。載せなかったのは 122049 のみ。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は Edimax の 1 件のみ。取得は WebFetch の要約で、点数は要約の記載による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2026-122051)を開いた(要約による)。VulDB のページと GitHub の PoC リポジトリは NVD の参照先で、本文は開いていない。AWS のセキュリティ速報のフィードは、先頭が 2026-170-AWS のままで新着なし。 oss-security・JVN:oss-security は 11/05 の投稿がまだなく、最新は 11/04 の 12 件目(apt の DSA 6607-1)のまま。JVN の一覧には、JVNVU#98354779(Siemens 製品のアップデート 2026年11月、日付は 11/05 09:00 と表示)が加わった。本文は開いておらず、載せていない。第8版以降のほかの新規はなし。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、osv、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順(悪用確認済み、未修正で公開済み、CVSS 9 以上、AI 関連)で選び、pgAdmin 4、FreeRDP、AWS Firecracker、Amazon EKS Network Policy Agent、Traefik、GLPI、Pocket ID、Yuxi、tsParticles などは外した。 未確認:Edimax BR-6208AC の修正版(記載なし)と、PoC の中身。JVNVU#98354779 の内容。第8版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第8版 08:28 追加(カード):Apple の WebKit と OS 各製品の CVE-2024-27834(Pointer Authentication の回避、3.1 で 5.5)。CISA が 2026/11/04 に KEV へ加え、期限は 11/18。公開は 2024年5月で、修正は当時すでに出ている。点数は低いが、悪用確認済みのため緊急に分類した。GLPI(IT 資産管理)の、ログイン途中の細工した URL で OTP 検証を飛ばせる件(CVE-2026-52848、4.0 で 9.2、11.0.8 で修正)。Pocket ID(パスキー認証の OIDC プロバイダ)の、メールアドレスを変えても確認トークンが無効にならない件(CVE-2026-115770、3.1 で 9.6、2.12.0 で修正)。一覧のみのカードを1つ追加した(Samba の CVE-2026-4408 が 9.8、VitaFit の SNS ログイン API が 9.8、GLib・GnuTLS の更新、Dulwich・radare2・VeraCrypt ほか)。 続報:@tsparticles/mcp-server に、不正な JSON 1件でプロセスが落ちる別件(CVE-2026-76892、4.0 で 8.7、4.3.1 で修正)が加わった。同じ製品のリリース用ワークフローの件(CVE-2026-76826、7.5)は一覧のみのカードに入れた。VitaFit は、第7版の一覧のみのカードにある件とは別に、SNS ログイン API(54384、9.8)ほか3件が載った。 変化なし:第7版までのカード(GPUStack、Yuxi、Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、Linksys、Nexus Repository 3、WPO365、Firecracker、PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)に、このほかの新しい動きは見つからなかった。 KEV:照会(11/01〜11/04 23:30 UTC)は2件。WordPress Core(CVE-2026-119977、11/03 追加、期限 11/06)と、Apple の CVE-2024-27834(11/04 追加、期限 11/18)。第7版の照会(22:30 UTC まで)では1件だった。Apple の NVD の記録は 11/04 21:17 UTC の更新となっており、第7版で見えなかった理由は確認していない。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 22:30〜23:30 UTC、日本時間 11/05 07:30〜08:30)は 23 件。7.0 以上で載せたのは上の系統(GLPI の3件、Pocket ID、tsParticles、Dulwich、radare2、VeraCrypt、VitaFit の4件、Campcodes ほか3件)。載せなかったのは、Webmin の SSRF(CVE-2026-102337、4.9)、Nstbrowser(122028、4.3)、GLPI の 53631(5.3)、Wazuh(62365、5.3)、ezBookkeeping(86041、5.3)、Open edX(97702、5.3)。Pocket ID の CVE-2026-62662 は NVD の一覧に 3.0 の 7.7 しかなく、4.0・3.1 の点数が付くまで基準外とし、一覧のみのカードに入れた。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は 11 件。読めたのは 9 件で、新しい公開は無く、古い CVE の更新が中心(youlai-boot、Blood Bank Management System、Undertow の3件、GnuTLS の2件、Samba の CVE-2026-4408、GLib の CVE-2026-58016)。応答の末尾約 1.9 万文字は読めていない。このうち Samba・GLib・GnuTLS は Linux の標準部品のため、一覧のみのカードに載せた。ほかは古い件のため載せていない。取得は WebFetch の要約で、点数は要約の記載による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2024-27834、2026-52848、115770、76892、4408)を API で開いた。GLPI(GHSA-hgr8-qvp5-mhch)、Pocket ID(GHSA-rm8c-2cv8-jwf6)、tsParticles(GHSA-4p8p-pjpq-2w7h)の GitHub 公告と、Apple の公告、CISA のカタログは NVD の参照先で、本文は開いていない。GLPI の 47678・57152、一覧のみのカードの点数は一覧の記載による。AWS のセキュリティ速報の一覧は、先頭が 2026-170-AWS のままで新着なし。 oss-security・JVN:oss-security は 11/05 の投稿がまだなく、最新は 11/04 の 12 件目(apt の DSA 6607-1)のまま。JVN の最新は 11/04 16:00(Hinemos)で、第7版以降の新規なし。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、osv、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順(悪用確認済み、未修正で公開済み、CVSS 9 以上、AI 関連)で選び、AWS Firecracker、Amazon EKS Network Policy Agent、Nexus Repository、WPO365、Traefik、Barracuda、GLPI、Pocket ID、Yuxi、tsParticles などは外した。 未確認:Apple の公告本文と、悪用の経路(NVD の参照先に Sekoia の記事があるが、この CVE との対応は未確認)、GLPI の 47678・57152 の影響範囲と修正版、Pocket ID の 62662 の影響範囲、Samba の修正版のうち RHEL 以外、VitaFit・Dulwich・radare2・VeraCrypt の修正版、GPUStack の 103002 の影響範囲と修正版。第7版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第7版 07:28 追加(カード):GPUStack(AI モデルの配信・GPU クラスタ管理)の、認証なしで管理者になれる件(CVE-2026-102895、3.1 で 9.8。ほか SAML 検証の欠落 102894 が 9.1、Kubernetes プロキシの認可欠落 103002 が 8.8)。NVD の記載には、2.1.1 の環境で実際の悪用も確認されたとある。Yuxi(LLM エージェント開発基盤)の、サンドボックスから他テナントへ届く件(CVE-2026-97693、3.1 で 9.9、0.7.1 で修正)。Mistral Vibe(AI コーディングツール)の、細工した Git リポジトリを開くだけでコマンドが動く件(CVE-2026-122133〜122135、3.1 で 8.8、2.25.7 で修正)。Amazon EKS Network Policy Agent の、NetworkPolicy の ingress 制御を回避される件(CVE-2026-122266、AWS の重要度は Important、3.1 で 8.7・4.0 で 6.3、VPC CNI 1.22.3・Agent 1.3.7 で修正)。@tsparticles/mcp-server(MCP サーバー)の、ボディ無制限によるサービス停止(CVE-2026-63655、3.1 で 7.5、4.3.1 で修正)。一覧のみのカードを2つ追加した。9.0 以上は IBM Watson Speech Services Cartridge(9.8)、vtenext(9.8)、Comfast CF-WR632AX(10.0)、VitaFit(9.6)、Readest(9.3)。7.0〜8.9 は Telepresence、IBM MQ、ProxySQL、Traccar、SumatraPDF、WebVirtCloud、h2o、ipfixcol2、Dinky ほか。 続報:なし。第6版のカードに新しい動きは見つからなかった。 変化なし:第6版までのカード(Linksys、Nexus Repository 3、WPO365、Firecracker、PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 20:30〜22:30 UTC、日本時間 11/05 05:30〜07:30)は 98 件。応答が約 28 万文字あり、3回に分けて読んだ。区切りで途切れた記録が1件あり(nvm の1件は ID を読めず、点数は低いと読める)、点数を確認できていない。7.0 以上で載せたのは上の系統。載せなかったのは、7.0 未満の記録で、vtenext の XSS・CSRF、IBM Db2 Genius Hub の 10 件(最大 6.5)、draw.io、Joi、go-chi/chi、nvm の 7 件、powerlevel10k、Jan、npcpy(CVE-2026-122014 は 3.1 で 6.3。AI 関連だが基準未満)など。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は 11 件で、新しい公開は vtenext、Comfast、Watson、VitaFit の4件(上のとおり)。ほかは古い CVE の更新(X.Org の CVE-2023-6816、Quarkus の 2023-6267、xz の CVE-2024-3094、ChanCMS、Umbraco、Undertow)と、libsoup の CVE-2026-102560(9月公開、NVD 9.8・Red Hat 8.6)で、載せていない。libsoup は 11/02 のレポートの概要欄に名前が出ており、今回は個別記録を開いていない。KEV の照会(11/01〜11/04 22:30 UTC)は1件のまま。 公告の確認:AWS のセキュリティ速報(2026-170-AWS)を開いた。NVD の個別記録(CVE-2026-122266、102895、102894、122134、63655、97693)を API で開いた。GPUStack・Mistral・tsParticles・Yuxi の GitHub 公告とリリース、VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。122133・122135、103002、76893 と、一覧のみのカードの点数は一覧の記載による。「悪用確認済み」(GPUStack)は NVD に転記された公告の文言によるもので、経路や規模の記載はない。 oss-security・JVN:oss-security の 11/04 分の一覧(12件)と JVN の一覧を見た。JVN は第6版以降の新規なし。oss-security は、第6版までに載せた件(apt、Rails ほか)に加え、GodotSteam 4.17〜4.23.2(修正版の記載なし)、Data::MuForm 0.05 まで(修正版の記載なし)、libtar の CVE-2021-33643・33644 の修正が不完全との報告、Apache Juneau 9.2.1、OFBiz、glibc の更新が並ぶ。件名のみで本文は開いておらず、点数も無いため載せていない。Node.js の事前告知は継続。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、Nexus Repository、WPO365、Traefik、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、Xen、Yuxi、tsParticles、cryptography、Symfony、Yealink などは外した。 未確認:GPUStack の 103002 の影響範囲と修正版(102894 は 2.2.2、102895 は 2.2.0 とあり、2.2.2 以降なら 2 件とも範囲外)、Mistral Vibe の 2.25.7 が修正版であること(範囲の上限からの読み取り)、tsParticles 4.3.1 と Yuxi 0.7.1 の公告本文、一覧のみのカードの修正版、AWS 速報の公開時刻の表記ゆれ(「11/04/2026 13:30 PM PST」)。第6版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第6版 05:28 追加(カード):Sonatype Nexus Repository 3 Pro の、無効化・ロックしたアカウントが SAML・OIDC で再ログインできる件(CVE-2026-113373、4.0 で 9.1、3.86.0 以上 3.98.0 未満)。同じ日に公開された同製品の Rut Auth の認可不備(113374、8.6)ほか5件も同じカードにまとめた。WordPress プラグイン WPO365 | LOGIN の SAML リプレイ防止の不備(CVE-2026-122220、4.0 で 9.1・3.1 で 7.4、45.2 未満)。AWS Firecracker の、失敗したメモリ破棄の後にゲストがプロセスのメモリへ触れる件(CVE-2026-122192、AWS の重要度は Important、4.0 で 7.1・3.1 で 7.5、1.16.2・1.17.0 で修正)。一覧のみのカードに moleculer(Node.js のマイクロサービス基盤、CVE-2026-97705、3.1 で 7.5)を追加。 続報:Linksys E5350 に、セットアップウィザードの認証が欠けている別件(CVE-2026-121933、3.1 で 10.0)が加わった。PoC は公開済みで、ベンダーは連絡に応じていないと NVD にある。 変化なし:第5版までのカード(PHP、Brotli、pgAdmin 4、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、DeepSeek Harness ほか)に新しい動きは見つからなかった。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 19:30〜20:30 UTC、日本時間 11/05 04:30〜05:30)は 14 件。7.0 以上で載せたのは上の系統。載せなかったのは、Sonatype の 113368(5.3)・113369(6.3)、Zulip の 2件(115474 は 6.5、115574 は 5.3)、solidtime(76806、6.3)。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は Linksys の 121933 の1件のみ。KEV の照会(11/01〜11/04 20:30 UTC)は1件のまま。一覧は WebFetch の要約による。 公告の確認:AWS のセキュリティ速報(2026-169-AWS)を開いた。NVD の個別記録(CVE-2026-122192、113373、113374、122220)を API で開いた。Sonatype の公告、Firecracker の GitHub 公告、WPO365 の変更履歴と VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。121933、113370〜113372、97705 の点数は一覧の記載による。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、JVN、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、oss-security、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、Traefik、Nexus Repository、WPO365、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、Xen、cryptography、Symfony、Yealink などは外した。 未確認:Nexus 3.98.0 が修正版であること(範囲の上限と参照先のリリースノートからの読み取り)、Nexus の 113370〜113372 の影響範囲、WPO365 の 45.2 の公開状況、Linksys E5350 の修正版。第5版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第5版 04:28 追加(カード):Linksys のルーター3件(E5350 の CVE-2026-121932 は 3.1 で 10.0 で、PoC 公開・修正版の記載なし。生産終了の WRT54GL の 121930・121931 は各 9.1)。Yealink Plug-in Software(Windows 版)のファイル書き込みによるコード実行(CVE-2026-122120、3.1 で 9.0)。bitcoinjs-lib の Merkle ルート検証の不備(CVE-2026-107846、4.0 で 9.3、5.2.1・6.1.8・7.0.2 で修正)。Espressif ESP-IDF の信頼実行環境(TEE)への書き込み(CVE-2026-113780、3.1 で 9.3、5.5.6 で修正。同じ日の 113782・113783 も併記)。AI エージェント基盤の DeepSeek Harness(CVE-2026-82033、3.1 で 8.4、0.1.2-alpha.2 未満)。一覧のみのカードに Yealink MeetingBoard Pro(CVE-2026-122148、4.0 で 8.2)と Invoice Ninja(CVE-2026-82029、4.0 で 7.1)を追加。 続報:pgAdmin 4 の件は、NVD が 11/04 19:15〜19:23 UTC(日本時間 11/05 04:15〜04:23)に分析を終え、Primary 評価が 3.1 で 9.6 と確定した。同じ時期に公開された別の3件(CVE-2026-116242・116244・116245、同じく 9.6)も同じ修正(9.19)で直るため、カードにまとめた。 変化なし:第4版までのカード(PHP、Brotli、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、DataGerry、Symfony ほか)に新しい動きは見つからなかった。PHP と Brotli は更新日の照会に再び出たが、点数(3.1 で 9.8、4.0 で 9.2)と状態(Analyzed)は第4版と同じ。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 18:00〜19:30 UTC、日本時間 11/05 03:00〜04:30)は 23 件。7.0 以上で載せたのは上の系統。載せなかったのは、OmniAuth(CVE-2026-63183、4.0 で 6.9)、Yealink UVC40 E2(122124、6.1)、Zulip(97701、6.5)、Zammad(102345、5.1)、RAGFlow の2件(121927 は第4版に記載済み、121928 は 3.5)、EmpireCMS(121929、3.5)など。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は PHP、Brotli、pgAdmin の4件で、すべて上のとおり。KEV の照会(11/01〜11/04 19:30 UTC)は1件のまま。一覧は WebFetch の要約による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2026-82033、122120、121932、107846、113780)を開いた。ほかの記録の点数は一覧の記載による。Yealink、bitcoinjs-lib、Espressif、DeepSeek の公告・コミット、VulDB、VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。oss-security の 11/04 分の一覧(11件)も見たが、第4版以降の新規はなく、11/05 の投稿はまだない(Node.js の事前告知は第1版から継続)。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、JVN、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、Xen、cryptography、Symfony、DataGerry、Yealink、bitcoinjs-lib、ESP-IDF などは外した。 未確認:DeepSeek Harness の修正版の公告(範囲の上限からの読み取り)、Yealink Plug-in の公告本文、Linksys E5350 の修正版(ベンダーは連絡に応じていないと NVD にある)、ESP-IDF 6.0.4・6.1.1 の公開状況、WRT54GL の 121930・121931 の評価の詳細。第4版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第4版 03:28 追加(カード):PHP 本体の CVE-2026-109618(メモリ不足時の処理の不備でリモートコード実行。KEV 掲載済み、3.1 で 9.8、8.2.35・8.3.36・8.4.27・8.5.12 で修正)。pgAdmin 4 の CVE-2026-116247(サーバーモードで他人の保存済み接続情報を使われる、3.1 で 9.6、9.19 で修正)。DataGerry の CVE-2026-57853(テンプレート経由のコード実行、8.8、3.3.0 で修正)。Symfony HttpClient の CVE-2026-121971(認証情報が別オリジンへ送られる、4.0 で 8.2)。一覧のみのカードに Yealink 端末の Wi-Fi AP 初期パスワード(CVE-2026-122118、7.4)を追加。 続報:PHP の件は、更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。KEV への追加は 10/26、CISA の期限は 10/29 で、すでに過ぎている。第3版までの本文に載っていなかったため、今回補った。過去のレポートでの扱いは確認していない。 変化なし:第3版までのカード(Brotli、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、GetPaid、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail ほか)に新しい動きは見つからなかった。Brotli は更新日の照会に再び出たが、点数(3.1 で 9.8、4.0 で 9.2)と状態(Analyzed)は第1版と同じ。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 17:00〜18:30 UTC、日本時間 11/05 02:00〜03:30)は 13 件で、7.0 以上は GetPaid の3件(第3版で掲載済み)、Cisco UCS Central と jt808-server(同)、Symfony HttpClient、DataGerry、Yealink の1件。載せなかったのは、Cisco ISE(CVE-2026-20241、5.3)、Cisco Unified Communications Manager(CVE-2026-76419、6.1)、RAGFlow の Seafile Connector の SSRF(CVE-2026-121927、3.1 で 6.3・公開済みのエクスプロイトあり)、glibc の BIG-HKSCS 変換の停止(CVE-2026-122054、5.9)、Yealink のもう1件(CVE-2026-122116、4.3)。RAGFlow は AI 関連だが、点数が基準の 7.0 に届かないため載せていない。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は4件で、PHP、Brotli、pgAdmin、Apple macOS の CVE-2024-54465(2024年公開の古い件のため載せていない)。KEV の照会(11/01〜11/04 18:30 UTC)は1件のまま。 公告の確認:PHP の GitHub 公告(GHSA-w8hw-w9fx-j79w)、oss-security の告知(2026/10/23)、NVD の個別記録(CVE-2026-109618、116247、57853、121971、122118)を開いた。Symfony の GitHub 公告(GHSA-gq53-v8w2-gjhj)、DataGerry のリリース、Yealink の公告、CISA のカタログ、pgAdmin の Issue は NVD の参照先で、本文は開いていない。oss-security の 11/04 分の一覧と JVN の一覧も見たが、第3版以降の新規はなかった(JVN の Hinemos は第1版で掲載済み)。oss-security には、Apache Juneau 9.2.1、Apache OFBiz、Perl の CGI(20件)・SQL-Abstract・Data::MuForm、libtar、glibc の告知が並ぶが、個別の記録は開いていない。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、GitHub Advisory、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、WatchGuard、SEPPmail、Symfony、DataGerry、Xen、APT などは外した。 未確認:PHP 7.3〜8.1 系が影響を受けるかは、oss-security でも決着していない(公告は 8.2 以降のみ記載)。PAN-OS が NVD の構成情報に含まれるが、Palo Alto の公告は開いていない。pgAdmin の評価元の違い(Primary 9.6、Secondary 8.2・7.1)、DataGerry の修正版の公告本文、Symfony HttpClient の GitHub 公告、Yealink の公告の本文。第3版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第3版 02:28 追加(カード):WordPress プラグイン GetPaid の3件(CVE-2026-119749 は数量にマイナスを入れると決済なしで支払い済みになる件で 4.0 の 8.7、119747 は 7.1、119748 は 6.9。2.8.63 未満)。一覧のみのカードに、Cisco UCS Central Software(CVE-2026-76506、認証済みの攻撃者によるコマンド実行など、7.6)と jt808-server(CVE-2026-121926、認証の欠落、7.3、NVD に公開済みのエクスプロイトありと記載)を追加。 変化なし:第2版までのカード(Brotli、Airbyte、Sogou、Rails、FreeRDP、Traefik、APT、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail ほか)に新しい動きは見つからなかった。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 16:30〜17:30 UTC、日本時間 11/05 01:30〜02:30)は7件で、7.0 以上は上の3系統。載せなかったのは、Cisco ISE の識別証明書の取得(CVE-2026-20241、5.3)と、Cisco Unified Communications Manager の XSS(CVE-2026-76419、6.1)。更新日の照会(同じ時間帯、CRITICAL・3.1)は1件で、Apple macOS の CVE-2024-54465(2024年公開、macOS Sequoia 15.2 で修正済み、NVD の Primary 評価 9.8)。記録の更新理由は読み取れず、古い件のため載せていない。KEV の照会(11/01〜11/04 17:30 UTC)は1件。取得は WebFetch の要約で、点数は要約の記載による。 公告の確認:NVD の個別記録(CVE-2026-119749、76506)を開いた。Cisco の公告(cisco-sa-cucs-rce-LzHSFRDQ)と VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。GetPaid の 119747・119748 と jt808-server は一覧の記載による。 今回見ていないもの:ZDI、JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto のフィード、報道(tier D)は今回の差分確認では見ていない。 タグ:当日の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、WatchGuard、Qihoo 360 D シリーズ、cryptography、SEPPmail などは外した。 未確認:GetPaid の 119747・119748 の個別の評価元、Cisco UCS Central の修正版(NVD は「修正版を公開」と記載、版番号は未確認)、jt808-server の公開済みエクスプロイトの所在。第2版までの未確認項目は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第2版 01:31 追加(カード):FreeRDP の脆弱性群(CVE-2026-121952・121953 が 9.8、ほか 8.1〜8.8 が多数。3.32.2 で修正)。Traefik の mTLS 回避(CVE-2026-114656、NVD の評価で 9.3、修正版あり)。APT のハードリンク再利用による root 権限でのコード実行(CVE-2026-109518、7.7)。 変化なし:第1版のカード(Brotli、Airbyte、Sogou、Rails、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail ほか)に新しい動きは見つからなかった。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977、期限 11/06)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 15:00〜16:30 UTC、日本時間 11/05 00:00〜01:30)は 44 件。応答が途中で切れたため2回に分けて読み、点数は一覧の記載による。更新日の照会(11/04 15:30〜16:30 UTC、CRITICAL・3.1)は3件で、上の Traefik と FreeRDP の2件のみ。KEV の照会(11/01〜11/04 16:30 UTC)は1件。 公告の確認:FreeRDP の GitHub 公告(GHSA-xc85-4mqc-xgcx)、Traefik の GitHub 公告(GHSA-2272-4vv8-65ww)、NVD の個別記録(CVE-2026-114656、121952、109518)を開いた。Ubuntu の USN-8996-1 は 504 で開けず、Debian の告知は開いていない。 一覧のみ(カードにしなかった):Traefik の別件 CVE-2026-121966(NTLM・Negotiate の認証済み接続の流用、3.1 で 8.7)、FreeRDP の RD Gateway 件(121964、8.7)、SPIP の SQL インジェクション(122032、7.1)、SharpEmu(92704、8.3)、ProSoft ICX35(119746、8.2)、Oqtane(122007、7.4)。個別の記録は開いていない。 タグ:当日の第1版の記録にタグが含まれていなかったため、本文全体から付け直した。製品名は上限10件のため、優先順で選び、WatchGuard、SEPPmail、cryptography、Symfony などは外した。 未確認:FreeRDP の 3.32.2 以外の個別件の評価元と修正版、APT の USN・Debian 告知の本文、Traefik の 121966 の修正版。第1版で未確認としていた項目(Qihoo 360・Linksys の修正版、WatchGuard・SEPPmail の一部、WordPress プラグインの修正版)は、今回の確認範囲で新しい情報なし。
  • 第1版 00:28 新規:11/04 のレポート(第9版、最終 10:28)以降に NVD へ載った分(11/04 01:00〜15:30 UTC、日本時間 10:00〜11/05 00:30)を中心に作った。 追加(カード):Google Brotli(CVE-2026-111497、KEV・期限 11/10、3.1 で 9.8)。Airbyte のコード実行(JVN#12040144、JVN が悪用確認済みと記載)。Sogou 入力メソッドの DNS 経由の配布(CVE-2026-120422、ESET が悪用を観測)。Ruby on Rails Active Storage(CVE-2026-122006、9.8、8.0.5.2・8.1.4.1 で修正)。Barracuda ESG ほか(CVE-2026-116606・111560)。Xen の XSA-523(CVE-2026-102703・102704、回避策なし)。WatchGuard AuthPoint Gateway の4件(最大 9.2)。SEPPmail SEG の4件(最大 9.2)。Qihoo 360・Linksys の3件(各 10.0)。@better-auth/expo(9.1)。cryptography(NVD で 9.8)。WordPress プラグイン4件(JetFormBuilder ほか、最大 9.8)。Databasement(9.2)。Symfony(7.7)。Apache ZooKeeper の4件。Hinemos(JVN)。 一覧のみ:Zephyr RTOS と ecto(9.0 以上を含む)、ManageEngine Key Manager Plus・ASUS ルーター・Phoenix Contact ほか(7.0〜8.9)、ActiveMQ・Perl のモジュール・HP Poly(点数なし)を、まとめたカードにした。 続報:Brotli と cryptography は、NVD の記録の更新(更新日の照会)で拾った。過去のレポートでの扱いは確認していない。11/04 に載せた Qihoo 360(CVE-2026-121606)と同系統の新しい3件が加わった。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CVE-2026-119977)の1件のまま。 確認した範囲:NVD の公開日(11/04 01:00〜15:30 UTC)は177件。応答が約47万文字あり、5回に分けて読んだが、区切りで途切れた記録が4件あり(CVE-2026-111962、57666、121944 と、ID が読めなかった WP Customer Area の1件)、点数を確認できていない。7.0 以上で載せたのは上の系統。載せなかったのは、7.0 未満の記録と、基準未満の WordPress プラグイン(Form Maker、SEOPress など 7.1〜7.5 の XSS・認可の不備)、Coupa(SaaS)、Oqtane、libmt32emu、CoopCycle など。更新日の照会(11/04 01:30〜15:30 UTC、CRITICAL・3.1)は7件で、上のほか、Zephyr の2件と Brotli、cryptography が該当した。KEV の照会(11/01〜11/04 15:30 UTC)は1件(CVE-2026-119977)のまま。 公告の確認:個別の記録を NVD の API で開いて確認した(CVE-2026-111497、122006、39892、118513、121802、121639、114424、119481、121939)。Xen の XSA-523、Barracuda の公告、Rails の GHSA-f3w6-w445-fwh9、WatchGuard の PSIRT、ESET の記事、JVN の2件(Airbyte、Hinemos)、oss-security の Rails と ZooKeeper の告知を開いた。ほかの記録の点数は一覧の記載による。AWS の公告一覧の先頭は 2026-168-AWS のままで、新しい公告はなかった。 確認できなかったもの:ZDI の公開フィードは 503 で取得できなかった。tier D のうち報道は The Hacker News のみ見た。Android の 11/01 のセキュリティ情報(CVE-2026-58868、報道によるリモートコード実行)、Node.js の 11/11 ごろのセキュリティリリース予告(高 が最大、詳細未公表)は、一次情報を開いておらず、本文には載せていない。 タグ:当日の第1版のため、本文全体から付けた。製品名は上限10件のため、優先順(悪用確認済み、未修正で公開済み、CVSS 9 以上)で選び、SEPPmail、Symfony、Databasement、ZooKeeper などは外した。 未確認:Qihoo 360・Linksys の修正版と評価元、WatchGuard の3件・SEPPmail の3件の修正版、ZooKeeper の3件、WordPress プラグインの修正版、Rails の GHSA-v924-7rp8-4mxh の CVE と点数、Barracuda の公告に書かれた修正後の版番号。JPCERT/CC、MSRC、Ubuntu・Debian、Cisco・Fortinet・Palo Alto、Project Zero は今回見ていない。

前日のレポート(11/4)からの変化(役割別)

情報システム担当

  • 新規の緊急:safari(apple)(CVE-2024-27834):Safari のバージョンアップ
  • 新規の緊急:GPUStack:ループバック扱いの誤りで、認証なしで管理者になれ、コードまで動く(CVE-2026-102895):解消方法は公告で確認
  • 新規の緊急:Edimax BR-6208AC:/goform/mp のコマンドインジェクション(PoC 公開・修正版の記載なし)(CVE-2026-122051):解消方法は公告で確認
  • 新規の緊急:Comfast CF-WR632AX:multipart パーサーのパストラバーサル(CVE-2026-122013):解消方法は公告で確認
  • 新規の緊急:Linksys E5350:セットアップウィザードの認証欠落(別件)(CVE-2026-121933):解消方法は公告で確認
  • ほかに新規の緊急が 43 件あります。(CVE-2026-121932、CVE-2026-121607、CVE-2026-121615、CVE-2026-121609、CVE-2026-97693 ほか)

エンジニア

  • 新規 137 件のうち、CVSS が未公表のものは 14 件、NVD で裏取りできていない ID は 2 件です。(JVN#12040144、CVE-2026-39431、CVE-2026-121632、CVE-2026-108946、CVE-2026-114627 ほか)
  • CVE-2024-27834:safari(apple)/CVSS 5.5/EPSS 0.6%
  • CVE-2026-102895:GPUStack:ループバック扱いの誤りで、認証なしで管理者になれ、コードまで動く/CVSS 9.8
  • CVE-2026-120422:Sogou 入力メソッド:HTTP 経由の設定取得でマルウェア配布/CVSS 8.9/EPSS 0.4%
  • CVE-2026-122051:Edimax BR-6208AC:/goform/mp のコマンドインジェクション(PoC 公開・修正版の記載なし)/CVSS 10.0
  • CVE-2026-122013:Comfast CF-WR632AX:multipart パーサーのパストラバーサル/CVSS 10.0

経営者

  • 新たに掲載した脆弱性は 137 件です(緊急 48 件・高 66 件)。前回から続いているものは 8 件です。

レポート作成日時:2026/11/05 00:28|最終更新日時:2026/11/05 16:28|対象期間:2026/11/04 10:00〜11/05 16:28(日本時間)。11/04 10:00 より前は 11/04 のレポートを参照

KEV の PHP 本体の欠陥(リモートコード実行)と Brotli が、いま最優先。第11版では、ファイアウォール OPNsense のプラグイン os-acme-client に、OS コマンドインジェクション(9.4)が加わった。修正は開発ツリーのみで、配布は未確認。TrueNAS SCALE の HA 認証バイパス(8.3)は修正版が未公開。第10版では Kubernetes のポリシー基盤 Kyverno に、テナントがクラスタ全体へ手を伸ばせる欠陥が21件(最大 9.9)加わった。第9版では Edimax のルーター BR-6208AC に、PoC 公開済み・修正版なしの欠陥(10.0)が出た。第8版の KEV の Apple の WebKit 関連(CVE-2024-27834、期限 11/18)も継続。Rails の Active Storage は画像の添付だけで危ない。AI 基盤の GPUStack(9.8、悪用の記載あり)・Yuxi(9.9)・Mistral Vibe も継続して要確認

11/05 16:28(日本時間)の第11版です。第10版からの追加は、まず OPNsense です。ファイアウォール製品 OPNsense の証明書自動取得プラグイン os-acme-client に、OS コマンドインジェクションが見つかりました(CVE-2026-123025、MITRE の評価で 4.0 の 9.4、4.17.0 まで)。Google Cloud DNS で証明書の持ち主確認をする設定値が、検証されないままシェルに渡ります。証明書の発行・更新の権限を持つログイン済みのユーザーが、root 権限でコードを動かせます。修正は 4.18 として開発ツリーに入りましたが、リリース日は未定です。開発者は GHSA も CVE も出さないと答えており、更新の通知は届きにくい状況です。拠点や顧客先のファイアウォールに OPNsense があれば、プラグインの版を自分で確かめる必要があります。TrueNAS SCALE(NAS)には、HA 用の内部認証の欠陥(CVE-2026-123033、3.1 で 8.3)が出ました。同じ L2 ネットワークの攻撃者が、認証なしで API を全権で操作し、root でコマンドを実行できます。修正版の 25.10.8 は未公開で、ベンダーが示す対策は、管理画面を専用の管理ネットワークに置くことです。iTerm2(macOS のターミナル)は、細工した x-man-page: のリンクを開くだけでコマンドが動く欠陥です(CVE-2026-123014、4.0 で 8.7、3.7.7beta2 で修正)。Wowza Streaming Engine の XXE(7.5、4.12.2 で修正)は、一覧のみのカードに追記しました。KEV の追加は、第10版から変わっていません。11/05 14:28(日本時間)の第10版です。第9版からの追加は、まず Kyverno です。Kubernetes 上でポリシー(「この設定のものは通す・通さない・書き換える」という決まり)を管理するこの道具は、名前空間ごとの管理者(テナント)にもポリシーを書かせる使い方ができます。今回見つかった21件は、その「テナントが書いたポリシー」を、Kyverno の強い権限で実行させられるというのが中心です。テナントが他の名前空間の Secret を読んだり、Deployment や RoleBinding を書き換えたり、クラスタ全体の権限を得たりできます。NVD の記録では、3.1 の点数が 9.9 のものが5件(CVE-2026-122303・122304・122310・122311・122313)、9.8 が1件(122302)、9.1 が1件(122321)で、残りは 7.7〜8.7 です。いずれも 1.19.2 で修正と NVD にあります。GitHub の公告(122303 に対応)は、悪用の確認はないと書いています。複数のチームや顧客でクラスタを共有し、名前空間ごとに Kyverno のポリシーを書かせている構成が、最初に確かめる対象です。SHIRASAGI(CMS の OSS)には、OS コマンドインジェクション(CVE-2026-118869、JVN の評価で 8.8、1.21.1 で修正)が加わりました。KEV の追加は、第9版から変わっていません。11/05 09:28(日本時間)の第9版です。第8版からの追加は、Edimax のルーター BR-6208AC の1件です。管理画面にあたる /goform/mp に OS コマンドを送り込める欠陥が見つかりました(CVE-2026-122051、3.1 で 10.0)。PoC が公開され、ベンダーは連絡に応じていないと NVD にあり、修正版の記載もありません。社宅・小規模拠点・顧客先に置かれたルーターで、管理画面が外から届く状態なら、そのまま乗っ取られます。KEV の追加は、第8版から変わっていません。11/05 08:28(日本時間)の第8版です。第7版からの追加は、まず KEV の Apple です。CISA は 11/04 に、Apple の Safari・iOS・iPadOS・macOS・tvOS・watchOS に関わる CVE-2024-27834 を KEV へ加え、期限は 11/18 としました。メモリを自由に読み書きできる攻撃者が、ポインタの改ざんを見張る仕組み(Pointer Authentication)を回避できる欠陥で、点数は 3.1 で 5.5 と高くありません。ただ、悪用確認済みという扱いです。公開は 2024年5月で、修正は当時出ています。2024年5月の更新(iOS・iPadOS 17.5 と 16.7.8、macOS 14.5、Safari 17.5 など)より古い端末だけが対象で、社内の Apple 端末の版を確かめる材料になります。GLPI は IT 資産管理の OSS で、ログインの途中に細工した URL を使うと、未認証でもワンタイムパスワードの検証を飛ばせます(4.0 で 9.2、11.0.8 で修正)。同日に SQL インジェクション(8.7)ほかも出ました。Pocket ID はパスキー認証の OIDC プロバイダで、メールアドレスを変えても確認用のトークンが無効にならず、未確認のアドレスが「確認済み」として公開されます(3.1 で 9.6、2.12.0 で修正)。メールで利用者を自動的に結び付ける連携先アプリがあれば、他人のアカウントに入られるおそれがあります。@tsparticles/mcp-server には、不正な JSON を1件送るだけでプロセスが落ちる別件(4.0 で 8.7、4.3.1 で修正)が加わりました。一覧のみのカードには、Samba の CVE-2026-4408(3.1 で 9.8)が入っています。非標準の構成が前提ですが、遠隔からコマンドが実行されます。07:28 の第7版で第6版から加わったのは、まず GPUStack です。AI モデルを配信し、GPU クラスタを管理するこの道具は、ループバックからの要求を管理者として扱う既定のまま、同じホストのリバースプロキシ経由や、自由に書き換えられる X-GPUStack-Real-IP ヘッダーで、外部の相手が 127.0.0.1 に化けられます。認証なしで管理者の API キーを作り、コードまで動かせます(3.1 で 9.8、2.2.0 で修正)。NVD の記載には、2.1.1 の環境での悪用も確認されたとあります。同じ製品に、SAML の署名を確かめないまま JWT を発行する件(9.1、2.2.2 で修正)も出ました。Yuxi は、LLM エージェントの開発基盤で、コマンド実行用のサンドボックスから他の利用者の領域へ届きます(3.1 で 9.9、0.7.1 で修正)。Mistral Vibe は AI コーディングツールで、細工した Git リポジトリを開くだけで、信頼の確認が出る前に攻撃者のコマンドが動きます(3.1 で 8.8、2.25.7 で修正)。AWS の Amazon EKS Network Policy Agent は、同じノードの Pod が細工したフレームを送ると、NetworkPolicy の ingress 制御を回避できます(AWS の重要度は Important、VPC CNI 1.22.3 で修正)。MCP サーバーの @tsparticles/mcp-server は、認証なしの HTTP でボディを無制限に受け、巨大な送信で止まります(7.5、4.3.1 で修正)。第5版からの追加は、まず Sonatype Nexus Repository 3 Pro です。管理者が無効化やロックをしたアカウントでも、SAML や OIDC の IdP で認証が通れば、再びサインインしてそのロールを得られます(4.0 で 9.1、3.98.0 未満)。同じ日に、権限が小さい利用者が Rut Auth という機能を作ってヘッダーだけで管理者になりすませる件(8.6)など5件も出ました。WordPress の WPO365 | LOGIN は、SAML のリプレイ防止が働かず、盗んだ SAMLResponse を繰り返し使って管理者を含む他人としてログインされます(4.0 で 9.1、45.2 で修正)。AWS の Firecracker は、スナップショットから復元した VM で、ゲストの root がプロセスのメモリを読み書きできる場合があります(AWS の重要度は Important、1.16.2・1.17.0 で修正)。AWS Lambda など AWS のサービスは影響を受けないと、AWS は書いています。Linksys E5350 には、認証が欠けた別の欠陥が加わりました(3.1 で 10.0)。PoC は公開済みで、ベンダーは連絡に応じていません。第4版からの追加は、まず Linksys のルーターです。E5350 は、管理画面の CGI にコマンドを送り込める欠陥(3.1 で 10.0)で、PoC が公開され、ベンダーは連絡に応じていないと NVD にあります。生産終了の WRT54GL にも同種の欠陥が2件あり、修正版は出ません。Windows 用の Yealink Plug-in Software は、ファイル書き込みからコード実行に至ります(3.1 で 9.0)。Node.js の bitcoinjs-lib は、ブロックの検証をすり抜けられる欠陥です(4.0 で 9.3)。組み込み向けの ESP-IDF は、一般アプリが信頼実行環境の領域に書き込めます(3.1 で 9.3、5.5.6 で修正)。AI エージェント基盤の DeepSeek Harness は、同じ端末の別プロセスが認証なしで命令を出せ、人の承認も飛ばせます(3.1 で 8.4)。pgAdmin 4 は、NVD の分析が終わり、9.6 で確定しました。いちばん先に確かめるのは、前回と同じく PHP の版です。メモリ不足になったときの処理の不備で、細工したリクエストを送るだけで、認証なしにサーバー上でコードを動かせます(3.1 で 9.8)。CISA は 10/26 に KEV へ加え、期限は 10/29 で、すでに過ぎています。PHP の公告は、mod_php の既定設定でもリモートコード実行を確かめたと書いています。8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12 で直ります。資産管理ツール DataGerry は、テンプレートの描画で任意のコードが動き、Docker の既定では root です(8.8、3.3.0 で修正)。Symfony HttpClient は、相対 URL の扱いで認証情報が別のサーバーへ送られます(4.0 で 8.2)。第3版までの内容は、WordPress の GetPaid、FreeRDP の 9.8 が2件、Traefik の証明書検証の回避、APT の中間者攻撃による root 導入です。圧縮ライブラリ Brotli は、10/27 に KEV に載り、期限は 11/10 です。Node.js を使う案件は本体の版を確かめてください。Ruby on Rails は、Active Storage で画像を受け付けるアプリが危険です。ImageMagick の設定が緩いと、細工した画像を添付しただけで、サーバーのファイルを読み書きされます(3.0 で 9.8)。悪用が確認されたものは、PHP と Brotli と Apple の WebKit 関連(いずれも KEV)、GPUStack(NVD の記載)、Airbyte(JVN が記載)、Sogou 入力メソッド(ESET が観測)です。KEV の新規は、11/01 以降の追加分で WordPress Core(CISA の期限は 11/06)と Apple(期限は 11/18)の2件です。

重大度別の件数

緊急(9.0 以上、または悪用確認済み)

34

PHP(KEV)、Apple WebKit・OS(KEV)、pgAdmin 4、Brotli(KEV)、Airbyte、Sogou、Rails、Barracuda、WatchGuard、SEPPmail、Qihoo 360・Linksys、better-auth、cryptography、WordPress プラグイン、Databasement、Zephyr ほか(一覧のみ)、FreeRDP、Traefik、Linksys E5350・WRT54GL、Yealink Plug-in、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、Nexus Repository 3、WPO365 | LOGIN、GPUStack、Yuxi、Watson・vtenext・Comfast ほか(一覧のみ)、GLPI、Pocket ID、Samba・VitaFit ほか(一覧のみ)、Edimax BR-6208AC、Kyverno、DStarGateway・Wowza ほか(一覧のみ・第10版、第11版で Wowza を追記)、OPNsense os-acme-client(第11版)

高(7.0〜8.9)

20

DataGerry、Symfony HttpClient、Symfony、Apache ZooKeeper、Hinemos、ManageEngine ほか(一覧のみ)、APT、GetPaid、Cisco UCS Central・jt808-server(一覧のみ)、Yealink(一覧のみ)、DeepSeek Harness、Yealink MeetingBoard Pro・Invoice Ninja・moleculer(一覧のみ)、AWS Firecracker、Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、@tsparticles/mcp-server(第8版で 8.7 に更新)、Telepresence・IBM MQ ほか(一覧のみ)、SHIRASAGI、TrueNAS SCALE、iTerm2(第11版)

中(4.0〜6.9)

0

7.0 未満は、必ず確認する製品のみ載せている。今回は該当なし(Apple の WebKit は点数が 5.5 だが、悪用確認済みのため緊急に入れている)

点数なし

3

Xen(XSA-523)、ActiveMQ・Perl のモジュール・HP Poly、Samsung Exynos(Linux カーネル 28件は点数待ちで未掲載)

今日やること

  1. PHP の案件とサーバーで、版が 8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12(使っている系統)以降かを確かめる。mod_php(Apache に組み込む方式)は実証済みの攻撃経路なので先に当てる。7.3〜8.1 系は公告に記載がなく、影響の有無は決着していないため、サポート中の系統へ上げる計画も立てる。更新できない間は、手前の WAF などで、マルチパートを使わないアプリへのマルチパート要求を止め、リクエストの大きさとパート数に上限をかける。Node.js を使う案件とサーバーで、Node.js が 22.23.4、24.22.1、26.12.1 より前でないかを確かめる。brotli・brotlicffi など、Brotli を含む依存も洗う。CISA の期限は 11/10。Ruby on Rails 案件は、Active Storage で画像のアップロードを受けているかを調べ、8.0.5.2 か 8.1.4.1 へ上げる。更新できないアプリは、先に ImageMagick のポリシー(/etc/ImageMagick-7/policy.xml)で MSL・gs・Ghostscript 系コーダーを拒否する。アップロードを受けているアプリは、secret_key_base などの交換も段取りに入れる。第8版の追加分:社内の iPhone・iPad・Mac・Apple Watch と Safari が、2024年5月の更新(iOS・iPadOS 17.5 か 16.7.8、macOS 14.5、Safari 17.5、tvOS 17.5、watchOS 10.5。NVD の構成情報の読み取り)以降かを、端末管理ツールで確かめる。CISA の期限は 11/18。古い版のまま残る端末は、更新するか業務から外す。

  2. Python 案件の cryptography が 46.0.7 以上かを確かめる。AI 推論のコンテナイメージに同梱された版も見る。Expo アプリで @better-auth/expo を使っていれば、1.7.16 へ上げ、そのあとシークレットを交換する。Airbyte 1.7.0〜2.1.0 を動かしていれば、最新版へ更新する(悪用の記載あり)。PHP 案件は、symfony/security-http と symfony/http-client(5.4.56、6.4.50、7.4.23、8.1.11 以降)と、WordPress の JetFormBuilder(3.6.8 以降)を確かめる。Databasement を使っていれば 1.10.9 へ。WordPress の受託サイトで GetPaid(請求・決済プラグイン)を入れていれば、2.8.63 以降へ上げる。pgAdmin 4 をサーバーモード(Web 版)で共有していれば 9.19 へ。DataGerry を使っていれば 3.3.0 へ。第5版の追加分:DeepSeek Harness を開発端末や共有ホストで動かしていれば、0.1.2-alpha.2 以降へ上げ、直るまでは Web 用プロファイルの待ち受けを止める。bitcoinjs-lib を使う案件は 5.2.1、6.1.8、7.0.2(使っている系統)以降かを確かめる。ESP-IDF の案件は、ESP32-C5・C6・C61・H2 で TEE 機能を使っていれば 5.5.6 以降へ。第6版の追加分:Sonatype Nexus Repository 3 を社内の成果物管理に使っていれば、3.98.0 以降へ上げる(3.98.0 は範囲の上限と参照先のリリースノートからの読み取り)。SAML・OIDC 連携の Pro 版は、IdP 側のアカウント停止とあわせて確認する。WordPress の WPO365 | LOGIN は 45.2 以降へ。第7版の追加分:GPUStack を社内の AI 基盤で動かしていれば、2.2.2 以降へ上げる。上げるまでは、管理画面と API を信頼できるネットワークに絞り、リバースプロキシでは X-GPUStack-Real-IP を外部から受けない。ログに POST /v2/inference-backends/from-yaml や、見覚えのない管理者 API キーの作成がないかも見る。Yuxi は 0.7.1 へ上げ、初期値のまま残った PostgreSQL・Neo4j・MinIO の認証情報を交換する。Mistral Vibe は 2.25.7 以降へ。@tsparticles/mcp-server を HTTP モードで動かしていれば 4.3.1 へ(第8版で不正な JSON によるプロセス停止も同じ版で直る)。第8版の追加分:GLPI を使っていれば 11.0.8 以降へ上げる(OTP の回避)。同じ日の SQL インジェクションなど(47678、57152)の修正版は未確認のため、GLPI の公告で確かめる。Pocket ID を使っていれば 2.12.0 以降へ上げ、メールアドレスで利用者を自動的に結び付ける連携先アプリがないかも見る。Samba を使うファイルサーバーやコンテナは、%u を使った check password script の設定がないかを調べ、ディストリビューションの更新を適用する。第10版の追加分:Kubernetes で Kyverno を動かしていれば、版を確かめて 1.19.2 以降へ上げる。先に、名前空間の利用者に Policy・NamespacedMutatingPolicy を作らせている構成か(マルチテナント)を洗う。上げるまでの回避策として、公告は、NamespacedMutatingPolicy を作れる主体を絞ること、信頼できないテナントには mutateExisting を使わせないこと、background controller の ClusterRole を必要な範囲まで狭めることを挙げている。SHIRASAGI を使っていれば 1.21.1 以降へ上げる。第11版の追加分:開発者の Mac で iTerm2 を使っていれば、3.7.7beta2 以降へ上げる(安定版の公開状況は iTerm2 のダウンロードページで確かめる)。それまでは、出所の不明なリンクや文書内のリンクを開かない。

  3. 顧客先で Barracuda の ESG・WAF などを運用していれば、管理画面が外に出ていないかを確かめ、パッチ(ESG は BNSF-40425 か BNSF-40430)を当てる。WatchGuard AuthPoint Gateway は 7.6.0、SEPPmail SEG は 15.1.1 へ。Xen を使う仮想基盤は版を確かめ、4.17 以降はパッチ、4.16 以前は移行の計画を立てる。端末に Sogou 入力メソッドが入っていれば、16.10 へ更新する。社宅・小規模拠点・顧客先に Qihoo 360 のルーターや Linksys(E5600、E5350、WRT54GL)があれば、管理画面を外へ出していないかを確かめ、交換を検討する。E5350 は PoC が公開済みで、認証なしの別件(121933)も加わった。WRT54GL は修正版が出ない。FreeRDP を組み込んだ製品(リモートデスクトップのクライアント、プロキシ、Guacamole のような中継)は 3.32.2 以降かを確かめる。Traefik は、!Host() を含むルールと mTLS の併用を探し、2.11.58 か 3.7.13 以降へ上げる。Debian・Ubuntu のサーバーは、apt の更新を適用する。Cisco UCS Central を運用していれば、Cisco の公告で修正版を確かめる。Yealink の会議端末を Wi-Fi AP モードで使っていれば、初期の PSK を変え、ファームウェアを更新する。第5版の追加分:Windows 端末に Yealink Plug-in Software が入っていれば、2.35.219.0 以降かを確かめる。第6版の追加分:Firecracker を自前で動かしていれば、1.16.2 か 1.17.0 へ上げる。File メモリバックエンドでスナップショットから復元し、balloon か virtio-mem を使っている構成は急ぐ。第7版の追加分:EKS で NetworkPolicy を使って Pod 間を制限していれば、VPC CNI のマネージドアドオンを 1.22.3 以降へ上げる(Agent は 1.3.7)。回避策は公表されていない。Telepresence を開発環境で使っていれば、版を確かめる。第9版の追加分:Edimax BR-6208AC(ファームウェア 1.32)が社宅・拠点・顧客先にあれば、管理画面を外へ出していないかを確かめ、交換を検討する。PoC が公開済みで、修正版の記載はない。第11版の追加分:OPNsense を拠点や顧客先に置いていれば、os-acme-client が 4.17 以前で、Google Cloud DNS 検証を使っていないかを確かめる。修正の 4.18 は開発ツリーに入っただけで、配布は確認できていないため、プラグインの更新が出ているかを個別に見て、証明書の発行・更新の権限を持つアカウントを絞る。TrueNAS SCALE を運用していれば、管理画面を専用の管理ネットワークに置き、信頼できないホストと同じ L2 セグメントに載せない。25.10.8 の公開を待って更新する。Wowza Streaming Engine を使っていれば 4.12.2 へ。

経営・技術責任者が判断すること

CTO・CAIO 向け技術責任者

PHP 本体の件は、アプリの書き方ではなく、言語の実行基盤が相手の欠陥である。コードのレビューや WAF のルールだけでは守れず、実行環境の版を管理しているかが問われる。受託案件の PHP のバージョンを、サーバーとコンテナイメージの両方で一覧にできるか、サポートの終わった系統(8.1 以前)の案件がどれだけあるかを、まず数えたい。Brotli のように、圧縮や画像変換といった「どのアプリにも入っている部品」の欠陥が、言語やフレームワークをまたいで広がっている。FreeRDP も同じ型で、リモート接続の部品が多くの製品に埋め込まれている。アプリ本体の更新だけでなく、ランタイムとコンテナイメージに入った部品の版を、案件ごとに把握できているかが問われる。依存関係の一覧(SBOM)を全案件で出せるかを確かめ、出せない案件を洗い出したい。Rails の件は、外部ツール(ImageMagick)の設定が既定のままだと、アプリ側の更新だけでは守れない例になる。画像・PDF・動画を扱う処理を、権限を絞った別の実行環境に分ける方針を設計基準に入れるか検討する。認証部品(@better-auth/expo、Databasement、Symfony の証明書認証)も、状態値や検証済みフラグを確かめずに信じる実装が続いた。pgAdmin の件も、設定が欠けたときに「OS アカウントの既定」へ戻る動きが原因で、同じ根にある。Traefik の件も、設定の食い違いで認証が既定値に戻る点が同じ根にある。外部の ID 基盤と連携する案件は、検証済みの属性だけを使う方針を揃えたい。第6版の Nexus Repository 3 Pro と WPO365 も同じ型で、外部の IdP の認証結果だけを信じ、ローカルのアカウントの状態や、同じ応答の再利用を確かめていなかった。SSO を入れた案件では、退職者のアカウント停止が IdP とアプリの両方に効くかを、確認項目に加えたい。第8版の Pocket ID も同じ型で、メールアドレスの「確認済み」の印が、アドレスを変えたあとも残った。メールアドレスを利用者の同一性の根拠にしている連携は、IdP が返す安定した識別子(sub)を軸にする設計へ寄せたい。GLPI の件は、多要素認証の確認手順がログインの途中の URL で飛ばせた例で、多要素認証を入れた案件でも、確認の段階を飛ばせる経路がないかを試験に入れる価値がある。GetPaid は、数量という入力値の符号を確かめないまま、合計 0 を「支払い済み」と扱った。決済や課金を持つ案件は、金額と数量の範囲検査をサーバー側で持っているかを、レビューの観点に加えたい。Airbyte のようなデータ連携基盤は、AI 向けのデータ集約で使われ、悪用が出ている。外部から受け取る接続定義を実行する機能は、管理画面を含めて閉じた範囲に置く方針も決めておきたい。第5版で加わった DeepSeek Harness は、AI エージェントがシェルやファイルを動かす道具で、同じ端末の別プロセスが認証なしに命令を出せ、人の承認も飛ばせた。開発者の端末で AI コーディングツールやエージェント基盤を動かす案件は、待ち受けを自分のプロセスだけに絞り、承認の仕組みを外から呼べない設計かを、導入前の確認項目に入れたい。第7版は、AI の基盤そのものが狙われた日になった。GPUStack は「ループバックなら管理者」という前提が、プロキシと偽装ヘッダーで崩れた。Yuxi はサンドボックスと社内サービスの間の壁が薄く、Mistral Vibe は信頼の確認より前にリポジトリの内容を実行した。どれも「あとで確認する」はずの処理が、確認の前に動いている。AI 基盤を自社や顧客先に入れる案件では、管理画面を外へ出さないこと、サンドボックスと内部サービスの間にネットワークの壁があること、初期の認証情報を残さないことを、納品前の確認項目に入れたい。第10版の Kyverno は、クラスタの「守り役」である道具自身が、テナントの書いたポリシーを自分の強い権限で実行していた。ポリシーエンジンは、全体を見渡せる権限を持つ代わりに、誰が何を書いてよいかの線引きが甘いと、そのまま権限昇格の踏み台になる。Kubernetes を複数の顧客や部署で共有する案件では、テナントにポリシーを書かせる運用を許しているか、許すなら書ける範囲を誰が審査しているかを、設計の確認項目に入れたい。第11版の OPNsense は、証明書の自動取得という便利な機能のプラグインが、外部のクラウドの設定値をそのままシェルに渡していた。連携先の設定値や、管理画面で入力した値を「信頼できる入力」と扱う実装は、ほかの製品にも多い。コマンドや SQL へ文字列を直接渡さない原則を、レビューの項目に加えたい。iTerm2 の件は、開発者の端末の道具が、リンクをクリックするだけで動く入口を持っていた例で、開発端末の道具の更新も管理の対象に入れたい。

CIO・情シス向け情報システム責任者

Barracuda、WatchGuard、SEPPmail は、メール・認証・WAF という入口にある機器で、管理画面の到達範囲が攻撃の前提になる。管理用のネットワークに閉じているかを、顧客先の設計も含めて確かめたい。PHP の件は NVD の構成情報に Palo Alto の PAN-OS や Siemens の製品も並んでおり、自社で PHP を書いていなくても、機器の中で動く PHP が対象になる。ただし Palo Alto と Siemens の公告は未開封のため、各社の公告で確かめる。Qihoo 360 と Linksys のようなルーターは、台帳に載っていない小規模拠点や社宅に残りがちで、修正版もない。Linksys は今回、E5350 に PoC 公開の欠陥が2件出て、生産終了の WRT54GL も加わった。交換か隔離かを、台帳づくりを待たずに決めておきたい。Sogou のような海外製の入力ソフトは、端末の管理外で入っていることが多い。入っていないかを端末管理ツールで一括確認できるかも見ておく。Yealink の会議端末とその Windows 用ソフトも、情シスの台帳から漏れやすい。Xen のように仮想基盤の欠陥は、1台の悪意ある VM から他の VM へ及ぶ。回避策がないため、パッチが出ていない古い版は、移行の期限を決める必要がある。Traefik で mTLS による社内向けの認証を組んでいるなら、設定の見直しが先になる。APT の件は、パッケージ配布のミラーやプロキシを社内に置いている場合、経路の信頼を前提にしない設計かを確かめる材料になる。Nexus Repository のように社内の成果物置き場が SSO と連携していれば、IdP でアカウントを止めても、アプリ側の状態を見ない版では再ログインされる。止める手順が両方に及んでいるかを確かめたい。EKS の Network Policy Agent は、Pod 間の通信制限を前提にしたセキュリティ設計の足元を崩す。マネージドアドオンの版が、クラスタごとに揃っているかを台帳で見たい。GPUStack のような AI 基盤は、情シスの台帳に載らないまま、現場の検証用として立ち上がっていることがある。社内に GPU サーバーや推論基盤が立っていないかを、ネットワークの側から洗えるかも見ておく。第8版では、KEV に載った Apple の件が、社内の iPhone・iPad・Mac を持つ組織の台帳確認に直結する。点数は 5.5 と低いが、CISA が悪用を認めており、更新が2024年5月以前で止まった端末の有無は、端末管理ツールで数えられる。管理されていない私物の端末や、更新を止めた旧型の端末が業務に使われていないかも、あわせて確かめたい。GLPI は資産管理の台帳そのものなので、乗っ取られると社内の機器・利用者の情報が漏れる。11.0.8 への更新の段取りと、管理画面を社内ネットワークに閉じているかを確かめたい。Pocket ID のような認証基盤は、他のアプリのログインを束ねる。1つの欠陥が、連携先すべてに波及する。連携先がメールアドレスで利用者を結び付けていないかを、アプリごとに洗い出したい。第10版の Kyverno は、Kubernetes のクラスタ運用を任せている自社の部署や委託先、顧客先で、いつの間にか入っていることがある。クラスタごとの Kyverno の有無と版を、台帳で見られるかを確かめたい。1.19.2 への更新は、ポリシーの動きが変わる可能性があるため、検証用クラスタで先に試す段取りも要る。第11版の OPNsense は、修正が開発ツリーに入っただけで配布版が確認できず、開発者が公告を出さない方針のため、更新の通知が届きにくい。ファイアウォールのプラグインの版を、手作業でも棚卸しできるかを確かめたい。TrueNAS SCALE は、修正版が出るまでの間、管理ネットワークの分離が実質の唯一の防御になる。NAS の管理画面が、一般の端末や VM と同じ L2 セグメントにないかを確かめたい。

経営・事業責任者経営企画を含む

KEV に載った PHP と Brotli は、CISA が実際の悪用を認めたという意味で、米国政府の期限(PHP は 10/29 で超過、Brotli は 11/10)は目安として重い。「検証してから」より「まず版を確かめる」を優先する案件が出る。第8版で KEV に加わった Apple の件は、期限が 11/18 で、社員の iPhone・Mac が対象になりうる。点数が低くても、悪用が認められたものは優先度を上げる、という当社の基準を、技術責任者と共有しておきたい。PHP の受託サイトが多い当社では、影響を受ける案件の数と、更新を誰がいつ行うかを、技術責任者から今日中に聞いておきたい。受託したサイトやアプリの保守契約に、緊急の更新が入っているかも確かめる。点数が暫定の項目(WatchGuard、SEPPmail、Databasement、Qihoo 360、FreeRDP、APT、GetPaid、DataGerry、Symfony HttpClient、DeepSeek Harness、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、Nexus Repository、WPO365、GPUStack、Yuxi、Mistral Vibe、GLPI、Pocket ID、Edimax BR-6208AC、Kyverno、OPNsense、TrueNAS SCALE など)は、NVD の分析後に優先度が変わりうる点も共有しておく。Traefik のように、NVD とベンダーで評価が割れる件は、設定次第で影響が変わる。自社の構成での影響を、技術責任者に一言で答えてもらう形にしておくと判断が早い。修正版のないルーターが顧客先にある場合は、「交換を提案する」か「現状のリスクを文書で共有する」かを、営業と決めておきたい。AI 導入支援を看板にする当社にとって、GPUStack のような AI 基盤の欠陥は他人事ではない。顧客に納めた AI 基盤の版と管理画面の公開状況を、納品先ごとに把握しているかを、技術責任者に確認したい。

重大度の見方

緊急9.0 以上、または悪用確認済み
まず今日中に該当するかを調べる
高7.0〜8.9
使っていれば今週中に更新を計画する
中4.0〜6.9
通常の更新で対応。必ず確認する製品のみ載せている
点数なし評価待ち
点数が付いたら見直す

脆弱性ごとの内容と対策

OPNsense(ファイアウォール)の os-acme-client プラグイン:Google Cloud DNS 検証の入力がそのままシェルに渡り、証明書の発行権限を持つ認証済みユーザーが root でコードを実行できる。修正は 4.18 で開発ツリーに取り込み済み・配布は未確認(4.0 で 9.4)緊急
CVE-2026-123025修正版未確認ネットワーク機器第11版
9.4

CVSS 4.0 で 9.4(MITRE が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、権限は「低」、機密性・完全性・可用性とも高)。NVD の状態は Received(受付)。評価は暫定。

内容
os-acme-client の Google Cloud DNS 検証モジュールで、DnsGcloud::prepare() が dns_gcloud_key を復号したあと、gcloud_account と gcloud_project を検証もエスケープもせずにシェルコマンドへ埋め込み、LeUtils::run_shell_command() 経由で proc_open() に渡す(CWE-78)。証明書の発行・更新の権限を持つ認証済みの遠隔ユーザーが、WebGUI か API から root 権限で任意のコードを実行できる(NVD の記載)。
影響
os-acme-client の 4.17.0 まで(NVD の構成情報)。OPNsense で証明書(HTTPS 用の電子証明書)を ACME で自動取得し、Google Cloud DNS による検証を使っている構成が対象になる(後半は当社の読み取り)。攻撃には証明書の発行・更新の権限が要る。悪用の報告は確認できていない。
対策
修正は 4.18 に入っている。GitHub のプルリクエスト #5873(security/acme-client: release 4.18)に Google Cloud DNS 検証のコマンドインジェクションの修正が含まれ、11/03 に master へマージされた。ただし、リリース日は次の OPNsense リリース次第で未定とあり、パッケージとして 4.18 が配布されているかは確認できていない。配布までは、証明書の発行・更新の権限を持つアカウントを絞り、Google Cloud DNS 検証を使っていなければ、その設定を外す(後半は当社の提案)。プルリクエスト上で、開発者は GHSA や CVE を発行しないと答えているが、NVD には MITRE 経由で CVE-2026-123025 が載っている。そのため、更新を促す通知は届きにくい。
続報

第11版 NVD に 11/05 07:17 UTC(日本時間 16:17)に載った。NVD の個別記録(API)と、参照先の GitHub プルリクエスト #5873 を開いて確認した(取得は要約による)。

出典
NVD CVE-2026-123025GitHub:opnsense/plugins プルリクエスト #5873(os-acme-client 4.18)
確認する人:情シス・エンジニア(社内・拠点・顧客先のファイアウォールの担当。OPNsense の os-acme-client を使っている場合のみ)
TrueNAS SCALE(NAS):HA 用の内部認証フックの欠陥で、同じ L2 ネットワーク上の攻撃者が認証なしで API を全権で操作し、root でコマンドを実行できる。修正版 25.10.8 は未公開(3.1 で 8.3)高
CVE-2026-123033修正版未公開第11版
8.3

CVSS 3.1 で 8.3(MITRE が付けた Secondary 評価。隣接ネットワーク、攻撃条件は高、スコープが変わる、機密性・完全性・可用性とも高)。TrueNAS のページも High(8.3)と書く。NVD の状態は Received(受付)。評価は暫定。

内容
middlewared の HA ハートビートの接続元チェックに、認証バイパスがある。HA 用のピア認証フック(ha_permission)が、フェイルオーバーのライセンスやハートビート用インターフェースを確かめないまま、常に登録されている。接続元の TCP アドレスが 169.254.10.1 か 169.254.10.2 で、送信元ポートが 1024 以下の接続に、全メソッドで使えるノードの資格情報が渡される。攻撃者は自分のソケットを操作するだけで条件を満たせる。HA を使わない単体構成の Community Edition にも同じフックがある(NVD の記載)。
影響
NVD の構成情報は、TrueNAS SCALE の middlewared の 25.10.8 未満。TrueNAS のページは、SCALE 上の Community Edition と Enterprise が対象で、CORE は同じコードを持たず影響なしと書く。攻撃者は管理インターフェースと同じ L2(同じスイッチ上の近接)セグメントにいる必要がある。標準の TrueNAS は IPv4 リンクローカルの自動設定を無効にし、169.254.0.0/16 への経路も持たないため、隣接するだけでは足りず、戻りの経路の書き換えやゲートウェイの掌握が要る、とベンダーは書く。成立すると、管理 IP の許可リストやレート制限を回避し、設定内の秘密情報を読み出し、root でコマンドを実行できる。監査ログには残らない。悪用が確認されたという記述はない。
対策
25.10.8 以降へ更新する。ただし、TrueNAS のページは 25.10.8 を「未公開」とし、公開日の記載もない。NVD の説明は、ほかのリリース系統にも修正前の版があり、系統ごとに修正が出ると書くが、他系統の修正版は確認できていない。当面の回避策として、ベンダーは、管理インターフェースを専用の信頼できる管理ネットワークに置き、信頼できないホストと同じ L2 セグメントに載せないことを挙げる(仮想スイッチや管理 VLAN の分離)。これで露出は実質的に塞がるとしている。
続報

第11版 NVD に 11/05 07:17 UTC(日本時間 16:17)に載った。NVD の個別記録(API)と、TrueNAS のインパクトステートメントを開いて確認した(取得は要約による)。ベンダーのページに CVE 番号の記載はなく、CVE の採番後と修正版の公開時に更新される予定と書かれている。

出典
TrueNAS:HA ノードの認証バイパス(インパクトステートメント)NVD CVE-2026-123033
確認する人:情シス(NAS・ストレージの担当。TrueNAS SCALE を使っている場合のみ)
iTerm2(macOS のターミナル):細工した x-man-page: URL を開くと、ログイン中のユーザー権限で任意のコマンドが動く。3.7.7beta2 で修正(4.0 で 8.7)高
CVE-2026-123014第11版
8.7

CVSS 4.0 で 8.7(MITRE が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、権限不要、利用者の操作が要る、機密性・完全性・可用性とも高)。NVD の状態は Received(受付)。評価は暫定。

内容
x-man-page: URL ハンドラの引数インジェクション。パーセントエンコードされた NUL 文字が入力の無害化をすり抜け、コマンドラインの解析で空白に変わるため、/usr/bin/man に余分な引数を渡せる。-P オプションで、攻撃者が指定したページャー(表示用の別プログラム)を呼び出せる。CVE-2023-46321 の修正が不完全だったことが原因(NVD の記載)。
影響
iTerm2 の 3.7.7beta2 より前(macOS)。開発者の Mac で iTerm2 を使い、Web ページや文書のリンクをクリックする場面が対象になる(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
3.7.7beta2 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。NVD に修正版の明記はない)。安定版が出ているかは確認できていない。更新までは、出所の不明なリンクや文書の中のリンクを開かない(後半は当社の提案)。
続報

第11版 NVD に 11/05 06:17 UTC(日本時間 15:17)に載った。NVD の個別記録(API)を開いて確認した。GitLab のコミットとダウンロードページは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-123014GitLab:iTerm2 コミット 314ba43(NVD の参照先・未開封)iTerm2:ダウンロード(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア(macOS で iTerm2 を使う開発者。使っている場合のみ)
Kyverno(Kubernetes のポリシー基盤):テナントが書いたポリシー経由で、他の名前空間やクラスタ全体のリソースを読み書きできる欠陥が21件。最大 3.1 で 9.9。1.19.2 で修正緊急
CVE-2026-122303CVE-2026-122304CVE-2026-122310CVE-2026-122311CVE-2026-122313CVE-2026-122302CVE-2026-122321CVE-2026-122308CVE-2026-122316GHSA-jcw5-3wcg-fqx5コンテナ第10版
9.9

CVSS 3.1 で 9.9(VulnCheck が付けた評価で、NVD の記録では Primary。ネットワーク経由、低い権限、スコープが変わる)、4.0 で 9.4(VulnCheck、Secondary)。122303 の個別記録で確認。122302 は 3.1 で 9.8(4.0 で 9.3)。ほかの点数は NVD の一覧の記載で、122304・122310・122311・122313 は 3.1 で 9.9、122321 は 9.1、122308・122316 は 8.5。4.0 の評価は 8.2〜8.7 が中心。NVD の状態は Received(受付)。評価は暫定。

内容
代表の 122303:NamespacedMutatingPolicy の mutate-existing で、テナントが targetMatchConstraints.expression に細工した CEL の式を書くと、Kyverno の特権をもつ background controller が、他の名前空間のオブジェクトに対して動く。Secret や Deployment、ポリシーを、クラスタをまたいで上書きできる(CWE-862)。122302:generate ルールの許可の確認が、ポリシーを書いた人の権限ではなくコントローラーの権限で行われ、名前空間の管理者が自分の権限を超えるリソースを作らせられる。122304:cleanup controller の context loader が名前空間の制限を受けず、他の名前空間の Secret を読み、ValidatingWebhookConfiguration を変更できる。122310:apiCall の urlPath を、掃除したあとの文字列で検証しながら、生のパスで実行する。「#」や「?」のあとに隠した「../」で、クラスタ全体の API に届く。122311:resource.get()・resource.post() の引数の検証が欠け、名前空間付きの CEL ポリシーから任意のクラスタオブジェクトを読み書きできる。122313:NamespacedMutatingPolicy の対象を決める CEL の出力に名前空間の確認がなく、他のテナントの RoleBinding などを書き換えて権限を上げられる。122321:verifyImages のキャッシュがイメージの参照文字列(タグ)で管理され、タグを付け替えると、署名の検証を飛ばして未検証のダイジェストが採用される。ほかに、122308・122316・122320(generate・mutate-existing による他の名前空間・クラスタ全体への到達)、122305・122306・122309・122322・122323(メモリ枯渇や無限ループによるサービス停止)、122307(PolicyException の確認の欠落)、122312(クエリ文字列による名前空間検査の回避)、122314・122315・122319(型の確認の不備によるパニック)、122318(SAN のない証明書で subject の確認を飛ばす)が同じ日に載った(この 16 件は NVD の一覧の記載)。
影響
122303 は Kyverno の 1.17.0 以上 1.19.2 未満(NVD の記載)。122302 など多くは 1.19.2 未満(一覧の記載で、下限は 122310 が 1.19.1、122311 が 1.16.0、122321 が 1.18.0、122322・122323 が 1.11.0 と、件ごとに違う)。複数のチームや顧客でクラスタを共有し、名前空間の管理者にポリシーを書かせている構成が最も危ない。クラスタを自分たちだけが管理し、テナントにポリシーを書かせていなければ、前提の「テナント」がいないため、影響は小さい(後半は当社の読み取り)。GitHub の公告(122303)は、実環境での悪用の確認はなく、再現手順はソースコードのトレースに基づくもので、実機では実行していないと書く。
対策
1.19.2 以降へ更新する(NVD に 1.19.2 は影響なしと記載。リリース v1.19.2 のページは、24 件の GitHub 公告に対応するセキュリティリリースと書く)。すぐ上げられない場合、公告が挙げる回避策は、NamespacedMutatingPolicy を作れる主体を絞ること、信頼できないテナントには mutateExisting を使わせないこと、background controller に集約された ClusterRole の権限を必要な範囲まで狭めること。
続報

第10版 NVD に 11/05 03:17 UTC(日本時間 11/05 12:17)に載った。更新日の照会(CRITICAL・3.1)で 7 件を拾った。122302・122303 の NVD の個別記録(API)、GitHub の公告 GHSA-jcw5-3wcg-fqx5、リリースのページ v1.19.2 を開いて確認した。ただし、この公告のページは「Patched versions 1.19.2」と「Fix status: not fixed(1.19.1 と HEAD も未修正)」を併記しており、記載が一致しない。公告は 1.18.0 以上を対象とし、1.17.0 の同じ経路は到達性が未確認と書くが、NVD は 1.17.0 以上を影響ありとしている。リリースのページの日付は 10/20 23:50 と読めるが、年の表記はない。公告の公開日は 10/21 と読める。ほかの 19 件は個別の記録を開いておらず、一覧の記載による。122317 は一覧に見当たらず、確認していない。第11版の確認範囲では、新しい動きはなかった。

出典
GitHub:Kyverno GHSA-jcw5-3wcg-fqx5GitHub:Kyverno v1.19.2 リリースNVD CVE-2026-122303NVD CVE-2026-122302VulnCheck:Kyverno 1.17.0〜1.19.2 未満の名前空間をまたぐ上書き(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(Kubernetes の運用担当。Kyverno を使い、複数のチームや顧客でクラスタを共有している場合)
SHIRASAGI(CMS の OSS):OS コマンドインジェクション(JVN 掲載の評価で 8.8)と XSS の2件。1.21.1 で修正高
CVE-2026-118869CVE-2026-117679JVN#55454512JVN第10版
8.8

CVSS 3.0 で 8.8、4.0 で 8.7(OS コマンドインジェクション、JVN のページの評価)。XSS(117679)は 3.0 で 5.4、4.0 で 5.1。NVD の記録は開いていない。

内容
118869:OS コマンドインジェクション(CWE-78)。117679:クロスサイトスクリプティング(CWE-79)。攻撃に認証が要るかどうか、悪用の状況は、開いたページに書かれていない。
影響
118869 は SHIRASAGI の v1.19.0〜v1.21.0、117679 は v1.12.0〜v1.21.0(提供は SHIRASAGI Project)。悪用の報告は確認できていない。
対策
v1.21.1 へ更新する(JVN の記載。2件とも修正)。
続報

第10版 JVN が 11/05 14:00(日本時間)に公開した。ページを開いて確認した。第11版の確認範囲では、新しい動きはなかった。

出典
JVN#55454512:SHIRASAGIにおける複数の脆弱性
確認する人:エンジニア・情シス(CMS の運用担当。SHIRASAGI を使っている場合のみ)
一覧のみ(9.0 以上を含む・第10版):DStarGateway の整数アンダーフロー(4.0 で 9.2)、GiveWP(8.8)、LiteSpeed Cache(8.2)、Motors(8.1)、fflate(7.3・PoC 公開)、Wowza Streaming Engine の XXE(7.5・第11版)ほか緊急
CVE-2026-122992CVE-2026-118193CVE-2026-93389CVE-2026-116617CVE-2026-122146CVE-2026-123010CVE-2026-123012CVE-2026-123029修正版未確認PoC公開続報第11版

点数は NVD の一覧にある最高値。fflate(122146)は 3.1 で 7.3(VulDB が付けた Primary 評価、4.0 で 5.5、個別記録を開いて確認。状態は Deferred)。Wowza(123029)は 3.1 で 7.5(MITRE の Secondary 評価、個別記録を開いて確認。状態は Received)。ベンダーは重大度を Critical と書いている。ほかは一覧の記載で、個別の記録は開いておらず、ゲージは付けていない。評価は暫定。

内容
DStarGateway(アマチュア無線のゲートウェイ):dstarCallsignToAPRS の整数アンダーフロー(122992、4.0 で 9.2)。GiveWP(WordPress の寄付プラグイン):donor_default_user_role による権限昇格で、インポート経路では管理者ロールも設定できる(118193、3.1 で 8.8)。LiteSpeed Cache(WordPress のキャッシュプラグイン):WooCommerce のカート・チェックアウトの応答が公開キャッシュされ、顧客情報やセッショントークンが漏れる(93389、3.1 で 8.2)。Motors(WordPress の販売プラグイン):任意の画像ファイルの削除(116617、3.1 で 8.1。Subscriber 以上の認証済み)。fflate(Node.js の圧縮ライブラリ):unzipSync のメモリ破損で、遠隔から攻撃でき、エクスプロイトは公開済み。ベンダーに連絡したが応答はなかったと NVD にある(122146)。netlify-okta-auth:署名鍵の取得時に iss を検証せず、外部への HTTP 要求が起きる(123010、3.1 で 7.2)。Gogs:Git Smart HTTP の認可で動詞の大文字小文字の扱いが揃わず、読み取り権限で push できる(123012、4.0 で 7.1)。Wowza Streaming Engine(映像配信サーバー、第11版):XML 外部実体参照(XXE)の欠陥で、細工した XML を処理させると、遠隔のクライアントが Wowza のプロセスの権限でサーバー上のローカルファイルを読める。設定ファイルや認証情報が漏れうる(123029、CWE-611)。
影響
GiveWP は 4.19.1 以前、LiteSpeed Cache は 7.9.1 以前、Motors は 1.4.128 以前、netlify-okta-auth は 1.0.2 以前、Gogs は 0.14.3、fflate は 0.8.0〜0.8.3(説明文は「0.8.3 以前」で、それより古い版も対象の可能性がある)。Wowza は、NVD が 4.12.2 未満、ベンダーのページが 4.12.1 以前と書く。信頼できないクライアントから届く環境が対象で、Wowza を root 以外のユーザーで動かしていれば、読めるファイルが限られるとベンダーは書く。WordPress の受託サイトで、これらのプラグインを入れていれば対象になる。悪用の報告は確認できていない(Wowza はベンダーが「野生での悪用は確認されていない」と記載)。
対策
Wowza は 4.12.2 へ更新する(ベンダーは「アップグレードだけが完全な対策」と書く)。更新できない間の緩和策は、WSE と WSE Manager を専用の非特権アカウントで動かすこと、各アプリケーションの Application.xml とテンプレートで SharedObjectReadAccess・SharedObjectWriteAccess を空にして再起動すること、ストリーミング以外のポートを信頼できるクライアントだけに絞ること(いずれも完全な対策ではない)。fflate の修正版は記載がなく、未修正として扱う。ほかの件の修正版は未確認。使っていれば、各社の公告で版を確かめて更新する。使っていないプラグインは削除する。
続報

第11版 Wowza の 123029 が、NVD に 11/05 07:17 UTC(日本時間 16:17)に載った。NVD の個別記録(API)と、Wowza のドキュメントのページを開いて確認した(取得は要約による)。ほかの項目に新しい動きはなかった。

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第10版 NVD に 11/05 01:17〜05:18 UTC(日本時間 10:17〜14:18)に載った。fflate の NVD の個別記録(API)を開いて確認した。VulDB のページと GitHub の Issue は NVD の参照先で、本文は開いていない。ほかは一覧の記載による。同じ時間帯に Campcodes の 122050(7.3)も載ったが、第9版で掲載済み。

出典
Wowza:XXE によるローカルファイルの読み取りNVD CVE-2026-123029NVD CVE-2026-122146NVD CVE-2026-118193NVD CVE-2026-93389NVD CVE-2026-122992NVD CVE-2026-123012
確認する人:情シス・エンジニア(WordPress サイトの運用担当、Node.js 案件の担当、映像配信基盤の担当。該当製品を使っている場合のみ)
点数なし:Samsung Exynos(チップセット・モデム)の 35 件超点数なし
CVE-2025-66364CVE-2026-33958CVE-2026-68984CVE-2026-69006第10版

点数は公表されていません(NVD の記録に点数なし)。

内容
モデム(ベースバンド)の RRC・NAS・IMS などのメッセージ処理で、範囲外アクセスやメモリ破損によるサービス停止、NPU・GPU のドライバでの整数オーバーフロー、二重解放、権限チェックの欠落など。一部は一般のアプリから届く(NVD の一覧の記載)。
影響
Exynos の各チップと、組み込まれた端末。版と修正は未確認。モバイル端末の SoC のため、読者企業では、社員の Samsung 端末が対象になりうる(当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
点数と修正版は、Samsung のセキュリティ情報で確かめる(未確認)。
続報

第10版 NVD に 11/05 02:16〜03:17 UTC(日本時間 11:16〜12:17)に載った。一覧の記載による。Samsung の公告は開いていない。

出典
NVD CVE-2025-66364NVD CVE-2026-68984
確認する人:情シス(社員の Samsung 製 Android 端末の管理担当。使っている場合のみ)
Edimax BR-6208AC(ルーター):/goform/mp に OS コマンドを送り込める。PoC は公開済みで、ベンダーは連絡に応じておらず、修正版の記載はない(3.1 で 10.0)緊急
CVE-2026-122051修正版未確認PoC公開第9版
10.0

CVSS 3.1 で 10.0(VulDB が付けた評価で、NVD の記録では Primary。ネットワーク経由、権限・操作とも不要、スコープが変わる)、4.0 で 9.3(VulDB、Secondary)。NVD の状態は Deferred(保留)。評価は暫定。

内容
Edimax BR-6208AC のファームウェア 1.32 で、/goform/mp の機能に欠陥が見つかった。細工した入力でコマンドインジェクションが起き、遠隔から攻撃できる(CWE-74・CWE-77)。NVD の記録は、エクスプロイトが公開済みで悪用されうること、ベンダーに早い段階で連絡したが応答がなかったことを書いている。
影響
Edimax BR-6208AC のファームウェア 1.32(記録にある版はこれのみ)。社宅・小規模拠点・顧客先のルーターが対象になりうる。管理画面がインターネット側から届く構成ほど危ない(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
修正版の記載はなく、未修正として扱う。管理画面をインターネット側へ出さない。業務ネットワークにあれば、交換を検討する(後半は当社の提案)。
続報

第9版 NVD に 11/05 00:17 UTC(日本時間 11/05 09:17)に載った。更新日の照会(CRITICAL・3.1)でも拾った。NVD の個別記録を API で開いて確認した(取得は要約による)。VulDB のページと GitHub の PoC リポジトリは NVD の参照先で、本文は開いていない。Linksys など、第5版・第6版に載せた別ベンダーのルーターの件とは別件。第11版の確認範囲では、新しい動きはなかった。

出典
NVD CVE-2026-122051VulDB:VDB-431135(NVD の参照先・未開封)GitHub:BR-6208AC の PoC(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス(社内・社宅・顧客先のルーターの担当。Edimax 製品がある場合のみ)
Apple(WebKit・Safari・iOS・iPadOS・macOS・tvOS・watchOS):メモリを自由に読み書きできる攻撃者が、Pointer Authentication を回避できる。KEV に追加され、期限は 11/18。2024年5月の更新で修正済み(3.1 で 5.5)緊急
CVE-2024-27834悪用確認済み(KEV)続報第8版
5.5

CVSS 3.1 で 5.5(NVD の Primary 評価と、Apple 側と読める Secondary 評価が同じ。ローカル、低い権限、完全性のみ高)。点数は低いが、KEV 掲載のため緊急に分類した。CISA の SSVC は悪用「active」、自動化「不可」、技術的影響「部分的」。NVD の状態は Modified。

内容
Apple の複数の OS・ブラウザで、確認処理の不備(improper checks)が見つかった。任意のメモリ読み書きができる攻撃者が、ポインタの改ざんを検知する仕組み Pointer Authentication を回避できる(NVD の記載)。単体で遠隔から攻撃できる欠陥ではなく、すでに別の欠陥でメモリを読み書きできる攻撃者が前提になる。攻撃の連鎖の一部として使われたと読める(当社の読み取り)。具体的な悪用の経路や規模は、開いた記録には書かれていない。
影響
NVD の構成情報によると、Safari 17.5 未満、iOS・iPadOS 16.7.8 未満と 17.5 未満、macOS 14.0 以上 14.5 未満、tvOS 17.5 未満、watchOS 10.5 未満。Linux 向けの WebKitGTK・WPE WebKit も 2.44.2 未満として並ぶが、Apple 製品とは別の構成データで、CISA の対象範囲とは一致しない可能性がある。公開は 2024/05 の古い件で、その後に更新した端末は対象外と読める(当社の読み取り)。NVD の参照先に、Sekoia の記事(APT29 による水飲み場型攻撃と n-day の悪用)が載っているが、本文は開いておらず、この CVE との対応は確認していない。
対策
上の版以降へ更新する(NVD の構成情報の読み取り。Apple の公告の本文は開いていない)。CISA は、BOD 26-04 に沿ったベンダーの緩和策の適用と、フォレンジックの確認要件への対応を求めている(NVD の記載)。更新できない旧型の端末は、業務から外す(後半は当社の提案)。
続報

第8版 CISA が 2026/11/04 に KEV へ追加し、期限は 2026/11/18。NVD の記録は 11/04 21:17 UTC(日本時間 11/05 06:17)に更新されている。第7版の KEV の照会(22:30 UTC まで)では見えなかったが、理由は確認していない。NVD の個別記録を API で開いて確認した。CISA のカタログと Apple の公告は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2024-27834CISA KEV:CVE-2024-27834(NVD の参照先・未開封)Apple:セキュリティ情報(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス(社員の iPhone・iPad・Mac の端末管理の担当。Apple 端末を業務で使っている場合)
GLPI(IT 資産管理):ログインの途中で細工した URL を使うと、未認証でもワンタイムパスワードの検証を飛ばせる。11.0.8 で修正(4.0 で 9.2)。同日に SQL インジェクション(8.7)ほか緊急
CVE-2026-52848CVE-2026-47678CVE-2026-57152GHSA-hgr8-qvp5-mhchPHP第8版
9.2

CVSS 4.0 で 9.2(GitHub が付けた Secondary 評価、52848。ネットワーク経由、権限不要、攻撃条件あり、機密性・完全性・可用性とも高)。3.1 の点数はない。NVD の状態は Deferred。47678 は 4.0 で 8.7、57152 は 4.0 で 7.1(いずれも一覧の記載、Secondary)。評価は暫定。

内容
52848:ログイン処理の途中で、未認証の利用者が細工した URL を使うと、ワンタイムパスワードの検証を飛ばせる。二要素認証が効かなくなる(NVD の記載)。47678:ドロップダウンの取得エンドポイントに SQL インジェクションがあり、認証済みの利用者が対象になる。57152:文書とアイテムの紐付けを確かめずに、閲覧を許す場合がある(この2件は NVD の一覧の記載)。
影響
52848 は GLPI の 11.0.0 以上 11.0.8 未満。47678・57152 の範囲は未確認。GLPI は資産管理・ヘルプデスクの OSS で、国内でも情シスが使う(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
52848 は 11.0.8 へ更新する(NVD に修正版 11.0.8 と記載)。回避策の記載はない。47678・57152 の修正版は未確認のため、GLPI の公告で確かめる。更新までは、管理画面を社内ネットワークに閉じ、パスワードの強度を見直す(後半は当社の提案)。
続報

第8版 NVD に 11/04 23:17 UTC(日本時間 11/05 08:17)に載った。52848 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。GitHub の公告(GHSA-hgr8-qvp5-mhch)、コミット、リリース(11.0.8)は NVD の参照先で、本文は開いていない。47678・57152 は一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-52848GitHub:GLPI GHSA-hgr8-qvp5-mhch(NVD の参照先・未開封)GitHub:GLPI 11.0.8(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-47678
確認する人:情シス・エンジニア(IT 資産管理・ヘルプデスクの担当。GLPI を使っている場合のみ)
Pocket ID(パスキー認証の OIDC プロバイダ):メールアドレスを変えても確認トークンが無効にならず、未確認のアドレスが「確認済み」になる。2.12.0 で修正(3.1 で 9.6)緊急
CVE-2026-115770CVE-2026-62662GHSA-rm8c-2cv8-jwf6第8版
9.6

CVSS 3.1 で 9.6(GitHub が付けた Secondary 評価、115770。ネットワーク経由、低い権限、スコープが変わる、機密性・完全性が高)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
115770:メールアドレス確認用のトークンが、利用者 ID にだけ結び付いている。アカウントのメールアドレスを変えてもトークンが無効にならず、VerifyEmail は現在のアドレスを確認済みとして扱う。一般の利用者は、自分が管理するアドレスでトークンを取り、未使用の別アドレスへ変更し、古いトークンを使うと、新しいアドレスが確認済みとして公開される(CWE-345)。確認済みのメールを自動の紐付けや自動登録に使う連携先アプリでは、攻撃者の ID を他人のアカウントに結び付けられるおそれがある。OIDC の安定した sub だけを軸にするアプリは、この二次被害を受けない。62662 は、client credentials の処理で任意の aud を持つトークンが発行される件で、NVD の一覧には 3.0 の 7.7 しかなく、4.0・3.1 の点数は付いていない。
影響
115770 は Pocket ID の 2.2.0 以上 2.12.0 未満。emailsVerified=false かつ allowOwnAccountEdit=true の既定の構成で、変更先のアドレスが他の利用者に登録されていない場合が対象(NVD の記載)。62662 の影響範囲は未確認。悪用の報告は確認できていない。
対策
2.12.0 以降へ更新する。回避策の記載はない。更新までは、allowOwnAccountEdit を無効にするなど、露出を減らせる可能性があるが、公式には確認されていない(当社の提案)。連携先のアプリが、メールアドレスではなく sub で利用者を結び付けているかも確かめる。
続報

第8版 NVD に 11/04 23:17 UTC(日本時間 11/05 08:17)に載った。115770 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。GitHub の公告(GHSA-rm8c-2cv8-jwf6)、プルリクエスト、リリース(v2.12.0)は NVD の参照先で、本文は開いていない。62662 は一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-115770GitHub:Pocket ID GHSA-rm8c-2cv8-jwf6(NVD の参照先・未開封)GitHub:Pocket ID v2.12.0(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-62662
確認する人:エンジニア・情シス(SSO・ID 基盤の担当。Pocket ID を使っている場合のみ)
一覧のみ(9.0 以上を含む・第8版):Samba の遠隔コマンド実行(9.8・非標準の構成)、VitaFit の SNS ログイン API(9.8)、GLib・GnuTLS の更新(各 9.1)、Dulwich(8.8)、VeraCrypt(8.8)、radare2(8.5)ほか緊急
CVE-2026-4408CVE-2026-54384CVE-2026-54381CVE-2026-54382CVE-2026-54383CVE-2026-58016CVE-2026-33845CVE-2026-122299CVE-2026-77372CVE-2026-108387CVE-2026-76826修正版未確認第8版

点数は NVD の記録にある最高値。Samba(4408)は 3.1 の Primary 評価で 9.8、Red Hat の Secondary 評価は 9.0(個別記録を開いて確認)。VitaFit の 54384 は 3.1 で 9.8(Primary)、54381 は 4.0 で 8.7、54382 は 3.1 で 7.7、54383 は 4.0 で 7.1。GLib(58016)と GnuTLS(33845)は NVD の Primary で各 9.1。Dulwich は 3.1 で 8.8、VeraCrypt は 4.0 で 8.8、radare2 は 4.0 で 8.5、tsParticles のワークフロー(76826)は 4.0 で 7.5。Samba 以外は一覧の記載で、個別の記録は開いておらず、ゲージは付けていない。評価は暫定。

内容
Samba:「check password script」を %u 付きで設定し、samba-dcerpcd をシステムサービスとして動かす非標準の構成で、クライアントが指定したユーザー名がエスケープされないままシェルに渡り、遠隔からコマンドを実行される(4408、NVD の記載)。VitaFit:SNS ログイン API が所有の証明なしにセッションを発行(54384)、クラウドストレージが公開設定で未認証でも取得できる(54381)、IAM ロールが共有バケット全体への書き込みを許す(54382)、検索 API で他人の個人情報や健康情報が取れる(54383)。GLib:g_dbus_node_info_new_for_xml() が不正な D-Bus の XML を処理するとき、整数オーバーフローから範囲外読み出しになり、サービスが止まる(58016、Red Hat の評価は 7.5)。GnuTLS:DTLS ハンドシェイクで、長さ 0・オフセットが 0 以外の断片により、整数アンダーフローと範囲外読み取りが起きる(33845)。Dulwich(Python の Git 実装):重複した tree ヘッダーの扱いが git と食い違い、別のツリーが実行される(122299)。radare2:細工したバイナリから dbg:// 経由で任意のコマンドが実行される(108387)。VeraCrypt:Unix 系のデシリアライズの境界チェックの不備が、root 権限のヘルパーに及ぶ(77372)。tsParticles:リリース用ワークフローで、リリースノートのシェル文字がコマンドとして実行される(76826)。ほかに Campcodes の2件と EmployeeRecruitmentSystem の SQL インジェクションなど3件(各 7.3)。
影響
Samba は、NVD の構成情報で 4.1.0 以上 4.21.0 未満。Red Hat の記録には RHEL 7 ELS・8・9・10 と OpenShift の修正版が並ぶ。Samba・GLib・GnuTLS は Linux ディストリビューションの標準部品で、直接使っていなくても、サーバーやコンテナのイメージに入っている(後半は当社の読み取り)。GLib と GnuTLS は公開が 4〜6 月で、NVD の記録が更新されたため拾った(更新の理由は読み取れなかった)。ほかの版は未確認。悪用の報告は確認できていない。
対策
Samba は、ディストリビューションの更新を適用する。Red Hat の記録には、RHEL 9 の 4.23.5-10.el9_8、RHEL 8 の 4.19.4-16.el8_10、RHEL 10 の 4.23.5-109.el10_2 などが修正済みの版として載る(NVD に転記された内容)。先に、%u を使った check password script の設定がないかを調べる。ベンダーが示した回避策はない。ほかの項目は修正版が未確認で、使っていれば各社の公告で確かめる。
続報

第8版 Samba・GLib・GnuTLS の記録は 11/04 23:17 UTC(日本時間 11/05 08:17)に更新された。VitaFit、Dulwich、radare2、VeraCrypt、tsParticles のワークフローは、同じ時刻に NVD へ載った。Samba の NVD の個別記録を API で開いて確認した。ほかは一覧の記載による。VitaFit の第7版の件(54378 ほか)とは別の件。第9版:Campcodes の 122050 が 11/05 00:17 UTC(日本時間 09:17)に NVD へ載った。一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-4408Red Hat:CVE-2026-4408(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-54384NVD CVE-2026-58016NVD CVE-2026-122299
確認する人:情シス・エンジニア(Samba のファイルサーバー、Linux のサーバー・コンテナの担当。該当製品を使っている場合)
GPUStack(AI モデルの配信・GPU クラスタ管理):ループバック扱いの誤りで、認証なしで管理者になれ、コードまで動く。NVD の記載では 2.1.1 での悪用も確認(3.1 で 9.8)。2.2.0・2.2.2 で修正緊急
CVE-2026-102895CVE-2026-102894CVE-2026-103002GHSA-gj9m-f8ph-pmhr悪用確認済み(NVD の記載)AI関連第7版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(GitHub が付けた Secondary 評価、102895。ネットワーク経由、権限・操作とも不要)。102894 は 3.1 で 9.1、103002 は 8.8(いずれも Secondary。103002 は NVD の一覧の記載)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
102895:force_auth_localhost の既定値が false のため、ループバック経由の要求が組み込みの管理者として扱われる。同じホストのリバースプロキシ経由の接続や、クライアントが自由に書ける X-GPUStack-Real-IP ヘッダーで、遠隔の要求が 127.0.0.1 から来たように見える(CWE-287・CWE-290・CWE-346)。認証なしで、ユーザーやモデルの変更、永続的な管理者 API キーの作成、ワーカーやクラウド事業者の機密情報の閲覧、POST /v2/inference-backends/from-yaml によるコード実行ができる。NVD の記載は、2.1.1 の環境で実際の悪用も確認されたとする。102894:/auth/saml/callback が SAML 応答の署名、発行元、宛先、有効期間を検証せず、NameID から gpustack_session の JWT を発行する。管理者を含む既存ユーザーになりすませ、SAML が未設定でも一般権限のアカウントを作れる。応答と Assertion の ID も消費しないため、捕まえた応答の再送もできる。103002 は Kubernetes プロキシの認可欠落(NVD の一覧の記載)。
影響
102895 は GPUStack の 2.2.0 未満、102894 は 0.7.1 以上 2.2.2 未満。103002 の範囲は未確認。AI モデルを社内や顧客先に配信する基盤で、管理画面や API が届く範囲にあれば対象になる(後半は当社の読み取り)。悪用は NVD の記載にあるが、経路や規模は書かれていない。
対策
2.2.2 以降へ更新する(102894 は 2.2.2、102895 は 2.2.0 で修正と記載。103002 の修正版は未確認)。更新までは、管理画面と API を信頼できるネットワークに絞り、リバースプロキシで X-GPUStack-Real-IP を外部から受けない。ログに from-yaml への不審な要求や、見覚えのない管理者 API キーの作成がないかを確かめる(後半は当社の提案)。
続報

第7版 NVD に 11/04 22:17 UTC(日本時間 11/05 07:17)に載った。102895 と 102894 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。103002 は一覧の記載による。GitHub の公告(GHSA-gj9m-f8ph-pmhr)とリリースは NVD の参照先で、本文は開いていない。「悪用確認済み」は NVD に転記された公告の文言による。

出典
NVD CVE-2026-102895NVD CVE-2026-102894GitHub:GPUStack GHSA-gj9m-f8ph-pmhr(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-103002
確認する人:エンジニア・情シス(AI 推論基盤・GPU クラスタの担当。GPUStack を使っている場合のみ)
Yuxi(LLM エージェント開発基盤):コマンド実行用の Docker サンドボックスが、他の利用者のサンドボックス API に届く。0.7.1 で修正(3.1 で 9.9)緊急
CVE-2026-97693GHSA-qpm5-6332-9445AI関連コンテナ第7版
9.9

CVSS 3.1 で 9.9(GitHub が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、低い権限、スコープが変わる)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
コマンドを実行できる Docker サンドボックスと、信頼するアプリのサービスとの分離が足りない。認証済みの低権限の利用者が、自分のサンドボックスでコマンドを動かせれば、他の利用者のサンドボックス API に届く。ファイルやシークレットの閲覧、動いているサンドボックスでのコマンド実行、サンドボックスの一覧・作成・削除ができる。プロビジョナーは認証なしで応答するため、管理者・DB・MinIO の認証情報は要らない。サンドボックスは共有の内部サービスにも届き、出荷時の初期認証情報が残っていれば使われる。PostgreSQL のアカウントがスーパーユーザーなら、PostgreSQL のコンテナでもコマンドが動く。コンテナ脱出やカーネルの欠陥は要らない(NVD の記載)。
影響
Yuxi の 0.6.0.beta1 以上 0.7.1 未満。ナレッジベースやナレッジグラフを使う AI エージェント基盤で、複数の利用者に使わせている環境ほど危ない(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
0.7.1 へ更新する。Compose ファイルを更新しただけでは、既存環境の認証情報は変わらない。初期値のまま残った PostgreSQL、Neo4j、MinIO の認証情報は、別に交換する(NVD の記載)。
続報

第7版 NVD に 11/04 22:18 UTC(日本時間 11/05 07:18)に載った。NVD の個別記録を API で開いて確認した。GitHub の公告(GHSA-qpm5-6332-9445)とコミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-97693GitHub:Yuxi GHSA-qpm5-6332-9445(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア(LLM エージェント・ナレッジベースの案件の担当。Yuxi を使っている場合のみ)
一覧のみ(9.0 以上を含む・第7版):IBM Watson Speech Services Cartridge(9.8)、vtenext(9.8)、Comfast CF-WR632AX(10.0・悪用コード公開)、VitaFit(9.6)、Readest(9.3)緊急
CVE-2026-82418CVE-2025-71457CVE-2026-122013CVE-2026-54378CVE-2026-57566修正版未確認PoC公開第7版

点数は NVD の一覧にある最高値。Watson(3.1 で 9.8)、vtenext(3.1 で 9.8)、Comfast(3.1 で 10.0)は NVD の Primary 評価。VitaFit は 3.1 で 9.6(4.0 で 9.3)、Readest は 3.1 で 9.3。個別の記録は開いておらず、ゲージは付けていない。評価は暫定。

内容
Watson:use-after-free で、遠隔から任意のコードが動くおそれ(82418)。vtenext:hub/rpwd.php のトークン検証の不備で、未認証の攻撃者が任意のアカウントのパスワードを変えられる。2要素認証のない管理者も乗っ取られる(71457)。同じ製品に SQL インジェクションもある(71456、3.1 で 8.1)。Comfast:multipart パーサーの filename 引数でパストラバーサルが起き、悪用コードも公開済み(122013)。VitaFit:クラウド API の権限制御の不備で、認証済みの利用者が一時的な AWS 認証情報を取り、他人のファイルを読み書きできる(54378)。ほかに VitaFit の 8.2〜8.7 が4件。Readest:OPDS プロキシの SSRF(57566)と、Tauri デスクトップのファイル読み書き(57567、8.6)。
影響
Watson は 4.0.0〜5.4.0。vtenext は 25.02.1 未満。Comfast は CF-WR632AX の 2.6.0.1。VitaFit のクラウド API は 2026-10-30 以前。ほかの版は未確認。読者企業での利用は少ない製品が多く、顧客先で使っている場合のみ対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
修正版は未確認。Comfast は、ベンダーの対応が読み取れず、管理画面を外へ出さない。使っていなければ対応は不要。使っていれば、各社の公告で版を確かめる。
続報

第7版 NVD に 11/04 21:17〜22:18 UTC(日本時間 11/05 06:17〜07:18)に載った。更新日の照会(CRITICAL・3.1)でも、Watson、vtenext、Comfast、VitaFit を拾った。一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-82418NVD CVE-2025-71457NVD CVE-2026-122013NVD CVE-2026-54378NVD CVE-2026-57566
確認する人:情シス・エンジニア(該当製品を使っている場合のみ)
Mistral Vibe(AI コーディングツール):細工した Git リポジトリを開くだけで、信頼の確認が出る前にコマンドが動く。2.25.7 で修正(3.1 で 8.8)高
CVE-2026-122134CVE-2026-122135CVE-2026-122133AI関連第7版
8.8

CVSS 3.1 で 8.8(VulnCheck が付けた評価で、NVD の記録では Primary。ネットワーク経由、操作あり)、4.0 で 8.6(VulnCheck、Secondary)。122134 の記録で確認。122133・122135 も NVD の一覧で同じ点数。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
122134:Git の clean か process フィルタのドライバを仕込んだリポジトリを、ユーザーが開く。起動時に ProjectContextProvider._fetch_git_status が git status を実行し、その途中でフィルタが呼ばれて、信頼確認のプロンプトが出る前に、攻撃者のコマンドがユーザーの権限で動く。122135 は gpg.program を通じたセッション開始時のコード実行、122133 は Windows で git.exe の検索パスが不正になる件(この2件は NVD の一覧の記載)。
影響
Mistral Vibe の 2.25.7 より前。取得元の分からないリポジトリを、AI コーディングツールで開く開発者が対象になる(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
2.25.7 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。GitHub のリリースの本文は開いていない)。更新までは、出所の不明なリポジトリを開かない(後半は当社の提案)。
続報

第7版 NVD に 11/04 21:18 UTC(日本時間 11/05 06:18)に載った。122134 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。GitHub のリリース、コミット、VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-122134GitHub:mistral-vibe v2.25.7(NVD の参照先・未開封)VulnCheck:Mistral Vibe の Git フィルタ経由のコード実行(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-122135
確認する人:エンジニア(AI コーディングツールを使う開発者・開発リーダー。Mistral Vibe を使っている場合のみ)
Amazon EKS Network Policy Agent・VPC CNI:細工したフレームで接続追跡を汚染され、同居 Pod への NetworkPolicy の ingress 制御を回避される。VPC CNI 1.22.3・Agent 1.3.7 で修正(AWS の重要度は Important、3.1 で 8.7)高
CVE-2026-1222662026-170-AWSGHSA-mm5f-ggvx-hmvwクラウドコンテナ第7版
8.7

CVSS 3.1 で 8.7、4.0 で 6.3(NVD の記録にある AWS 側の Secondary 評価。隣接ネットワーク、低い権限が前提。3.1 は影響がスコープをまたぐ扱い)。評価が割れている。AWS の速報は点数を載せず、重要度を Important としている。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
EKS の Network Policy Agent(aws-network-policy-agent)が、共有リソースを十分に分離していない(CWE-1189)。eBPF の接続追跡の状態が分かれておらず、認証済みで隣接する利用者が、AF_PACKET のフレームを細工して conntrack のマップを汚染すると、同居する Pod への NetworkPolicy の ingress 制御を回避できる。
影響
aws-network-policy-agent の 1.3.7 未満と、Amazon VPC CNI マネージドアドオン(amazon-vpc-cni-k8s)の 1.22.3 未満。Pod 間の通信制限を NetworkPolicy に頼る EKS クラスタが対象になる(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
VPC CNI マネージドアドオンを 1.22.3 以降へ更新する(Network Policy Agent 1.3.7 を含む)。フォークや独自ビルドは、対応する修正を取り込む。回避策は公表されていない(AWS の速報)。
続報

第7版 AWS が 11/04 に速報 2026-170-AWS を公開し(時刻は「11/04/2026 13:30 PM PST」と表記が揺れている)、NVD に 11/04 22:17 UTC(日本時間 11/05 07:17)に載った。AWS の速報と NVD の個別記録(API)を開いて確認した。GitHub のリリースと公告(GHSA-mm5f-ggvx-hmvw)は NVD の参照先で、本文は開いていない。第8版〜第11版の確認でも、AWS の速報一覧の先頭は 2026-170-AWS のままだった。

出典
AWS:2026-170-AWS(EKS Network Policy Agent)NVD CVE-2026-122266GitHub:aws-network-policy-agent GHSA-mm5f-ggvx-hmvw(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(EKS の運用担当。NetworkPolicy で Pod 間を制限している場合)
@tsparticles/mcp-server(MCP サーバー):HTTP モードが認証なしで、巨大なボディでメモリが尽きて止まる(3.1 で 7.5)。第8版で、不正な JSON 1件でもプロセスが落ちる件(4.0 で 8.7)が加わった。4.3.1 で修正高
CVE-2026-63655CVE-2026-76892CVE-2026-76893GHSA-447x-qqwf-m7xqGHSA-4p8p-pjpq-2w7hNode.jsAI関連続報第8版
8.7

CVSS 4.0 で 8.7(GitHub が付けた Secondary 評価、76892。ネットワーク経由、権限・操作とも不要、可用性のみ高)。3.1 の点数はない。63655 は 3.1 で 7.5(GitHub、Secondary)。76893 は 4.0 で 6.9(NVD の一覧、Secondary)で基準に届かないため併記にとどめた。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
63655:HTTP モードの POST /mcp が認証なしで受け付けられ、リクエストのボディに上限がない。受け取ったチャンクをすべて溜めるため、巨大なボディを送り続けると Node.js のプロセスのメモリが尽き、サービスが止まる(CWE-400)。公式の Docker 構成は 0.0.0.0:3000 で HTTP モードを公開する。機密性・完全性への影響は報告されていない。76892(第8版):POST /mcp のハンドラが、リクエスト単位のエラー処理の外で JSON.parse を呼ぶ。認証のない相手が不正な JSON を1件送るだけで、捕捉されない SyntaxError が出て、Node.js のプロセスが終了する。外部の監視機構が再起動するまで、サービスは止まったままになる(CWE-248、NVD の記載)。76893 は共有トランスポートの占有(NVD の一覧の記載)。
影響
tsparticles と mcp-server のいずれも 4.3.1 より前(76892 の記録も同じ)。欠陥は mcp-server の HTTP ハンドラにある。Docker で HTTP モードのまま動かしている環境が対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
4.3.1 へ更新する(63655・76892 とも)。回避策の記載はない。更新までは、ポートを外へ出さないか、手前のリバースプロキシでボディの大きさを制限し、プロセスの自動再起動を設定する(後半は当社の提案)。
続報

第8版 別件の 76892 が、NVD に 11/04 23:17 UTC(日本時間 11/05 08:17)に載った。NVD の個別記録を API で開いて確認した。GitHub の公告(GHSA-4p8p-pjpq-2w7h)、コミット、プルリクエストは NVD の参照先で、本文は開いていない。同じ時刻に、リリース用ワークフローの件(76826、4.0 で 7.5)も載り、一覧のみのカードに入れた。

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第7版 NVD に 11/04 22:18 UTC(日本時間 11/05 07:18)に載った。63655 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。76893 は一覧の記載による。GitHub の公告(GHSA-447x-qqwf-m7xq)、コミット、リリースは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-76892NVD CVE-2026-63655GitHub:tsparticles GHSA-4p8p-pjpq-2w7h(NVD の参照先・未開封)GitHub:tsparticles GHSA-447x-qqwf-m7xq(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-76893
確認する人:エンジニア(Node.js・MCP サーバーを自前で動かす担当。@tsparticles/mcp-server を使っている場合のみ)
一覧のみ(7.0〜8.9・第7版):Telepresence の2件(8.5・8.2)、IBM MQ の複数件(最大 8.8)、ProxySQL、Traccar、SumatraPDF、WebVirtCloud、h2o、ipfixcol2 ほか高
CVE-2026-102340CVE-2026-102339CVE-2026-11376CVE-2026-13292CVE-2026-11724CVE-2026-13271CVE-2026-102664CVE-2026-104203CVE-2026-115758CVE-2026-122224CVE-2026-55368CVE-2026-122127CVE-2026-122009コンテナ第7版

点数は NVD の一覧にある最高値で、版と評価元は未確認。IBM MQ は 3.1 の Primary 評価。Telepresence は 3.1 の Secondary 評価。個別の記録は開いていない。ゲージは付けていない。

内容
Telepresence(Kubernetes の開発用ツール):Traffic Manager の認証・RBAC の不備(102340、8.5)と、セッション ID によるトンネルの乗っ取り(102339、8.2)。IBM MQ:サブスクリプション要求の整数オーバーフロー(11376、8.8)、転送リクエストのメタデータ経由の環境変数の注入によるコード実行(13292、8.8)、MFT エージェントのメタデータ検証の不備(11724、8.5)、XXE(13271 が 8.1、ほか 7.1 が2件)、Ant スクリプト引数の注入(12356、7.5)など。ProxySQL:圧縮ペイロード長を確かめない情報漏えい(102664、7.1)。Traccar:セミコロンを使った認可の回避(104203、7.5)。SumatraPDF:WinINet のホスト名検証が無効で、更新を偽装される(115758、4.0 で 8.2)。WebVirtCloud:REST API の認可の不備(122224、8.1)。h2o:CONNECT-UDP によるメモリ枯渇(55367、7.5)とアクセスログのバッファ超過(55368、8.1)。ipfixcol2:Lz4 デコーダと Forwarder のオーバーフロー(122127 が 8.7、122130 が 8.3)。Dinky:flink_web プロキシの SSRF(122009、7.3)。
影響
版の範囲は個別には開いていない。読者企業での利用は少ない製品が多く、顧客先で使っている場合のみ対象になる。Telepresence は Kubernetes の開発環境で使う。
対策
修正版は未確認のものが多い。使っていれば、各社の公告で版を確かめて更新する。
続報

第7版 NVD に 11/04 21:17〜22:18 UTC(日本時間 11/05 06:17〜07:18)に載った。一覧の記載による。ほかに、reSIProcate の reTurn(122126、4.0 で 8.2)、6valley のソーシャルログイン(122019、7.3)、VitaFit の 8.2〜8.7 の4件も同じ時間帯に載った。

出典
NVD CVE-2026-102340NVD CVE-2026-13292NVD CVE-2026-102664NVD CVE-2026-115758NVD CVE-2026-122224
確認する人:情シス・エンジニア(該当製品を使っている場合のみ)
Linksys E5350・WRT54GL:管理画面の CGI に OS コマンドを送り込める。E5350 は認証が欠けた別件(121933)も加わり、PoC 公開で修正版の記載なし(3.1 で 10.0)。WRT54GL は生産終了で修正版は出ない(9.1)緊急
CVE-2026-121932CVE-2026-121933CVE-2026-121930CVE-2026-121931修正版未確認PoC公開続報第6版
10.0

CVSS 3.1 で 10.0、4.0 で 9.3(VulDB が付けた評価。E5350 の 121932 と 121933。121933 は NVD の Primary が 3.1)。WRT54GL の 121930・121931 は 3.1 で 9.1、4.0 で 8.5(NVD の一覧の記載)。NVD の状態は保留。評価は暫定。

内容
121932:E5350 の /wizard/apply.cgi が、ping_ip と traceroute_ip の引数をそのままコマンドに使う(CWE-77・CWE-78)。遠隔から攻撃でき、権限・操作とも不要と評価されている。NVD の記録によると、PoC は GitHub に公開され、ベンダーには早い段階で連絡したが、何の応答もなかったという。121933(第6版):同じ /wizard/apply.cgi の save_settings 関数で、wizard_router_pwd 引数の扱いに認証がなく、遠隔から攻撃できる。公開済みのエクスプロイトがあり、ベンダーは連絡に応じていない(NVD の一覧の記載)。121930・121931:WRT54GL 4.30.18 の ping_ip と traceroute_ip の同種の欠陥で、NVD は「割り当て時点で提供終了の製品」と注記している。
影響
Linksys E5350 のファームウェア 1.0.00.037(記録にある版はこれのみ)と、WRT54GL 4.30.18。社宅・小規模拠点・顧客先のルーターが対象になりうる。悪用の報告は確認できていない。
対策
E5350 の修正版は記載がなく、未修正として扱う。WRT54GL は提供終了のため修正版が出ない。管理画面をインターネット側へ出さない。業務ネットワークにあれば、交換を検討する(後半は当社の提案)。
続報

第6版 E5350 の別件 CVE-2026-121933 が、NVD に 11/04 20:19 UTC(日本時間 11/05 05:19)に載った。更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。NVD の状態は保留。点数と概要は NVD の API の記載による。個別の詳細ページは開いていない。第8版〜第11版の確認範囲でも、新しい動きはなかった。

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第5版 NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。121932 の NVD の個別記録を開いて確認した。121930・121931 は一覧の記載による。VulDB のページ(vuldb.com/vuln/431044)と GitHub の PoC は NVD の参照先で、本文は開いていない。11/04 と第1版に載せた Qihoo 360・Linksys E5600 の件とは別件。

出典
NVD CVE-2026-121932NVD CVE-2026-121933NVD CVE-2026-121930NVD CVE-2026-121931
確認する人:情シス(社内・社宅・顧客先のルーターの担当。Linksys 製品がある場合のみ)
Sonatype Nexus Repository 3:無効化・ロックしたアカウントが SAML・OIDC で再ログインできる(Pro、4.0 で 9.1)。同日に Rut Auth の認可不備(8.6)ほか5件。3.98.0 未満緊急
CVE-2026-113373CVE-2026-113374CVE-2026-113370CVE-2026-113371CVE-2026-113372修正版は読み取り第6版
9.1

CVSS 4.0 で 9.1(Sonatype 側が付けた Secondary 評価、113373。ネットワーク経由、権限不要、攻撃条件あり、機密性と完全性が高)。113374 は 8.6、113370 は 7.7、113371・113372 は各 7.1(いずれも 4.0 の Secondary。113370〜113372 は NVD の一覧の記載)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
113373:Nexus Repository 3 Pro は、設定済みの SAML か OAuth2・OpenID Connect の IdP でサインインするとき、ローカルのアカウントの状態を確かめない。管理者が無効化やロックをしたアカウントでも、IdP で有効な認証情報があれば再びサインインでき、そのアカウントのロールを持つ新しいセッションが発行される。113374:nexus:capabilities:create の権限だけを持つ利用者が Rut Auth(ヘッダーによる認証)を作ると、遠隔のクライアントが、管理者を含む既存のユーザーとして、認証情報なしでログインできる(CWE-862)。113370 はオプションの検索表の再索引タスクの SQL インジェクション、113371・113372 は読み取り専用の管理者アカウントに APT・YUM の署名パスフレーズや YUM の秘密鍵が返る件(この3件は NVD の一覧の記載)。
影響
113373 は、Pro の 3.86.0 以上 3.98.0 未満。113374 は 3.0.0 以上 3.98.0 未満(NVD の記載)。113370〜113372 の範囲は未確認。社内で成果物・コンテナイメージの置き場として使い、SSO や管理権限の委任を組んでいる案件が対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
3.98.0 以降へ更新する(NVD に修正版の明記はなく、範囲の上限と参照先のリリースノートからの読み取り)。更新までの間は、capabilities の作成権限を持つ利用者を絞り、IdP 側でもアカウントを止める(後半は当社の提案)。
続報

第6版 NVD に 11/04 20:18 UTC(日本時間 11/05 05:18)に載った。113373 と 113374 の NVD の個別記録を API で開いて確認した。Sonatype のサポート記事とリリースノート(3.98.0)は NVD の参照先で、本文は開いていない。同じ日の 113368(5.3)と 113369(6.3)は点数が低いため載せない。

出典
NVD CVE-2026-113373NVD CVE-2026-113374Sonatype:Nexus Repository 3.98.0 リリースノート(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-113370
確認する人:情シス・エンジニア(社内の成果物管理・コンテナレジストリの担当。Nexus Repository を使っている場合のみ)
WordPress プラグイン WPO365 | LOGIN:SAML のリプレイ防止が働かず、盗んだ SAMLResponse で管理者を含む他人としてログインできる。45.2 で修正(4.0 で 9.1)緊急
CVE-2026-122220CMSPHP第6版
9.1

CVSS 4.0 で 9.1(VulnCheck が付けた Secondary 評価)。3.1 では 7.4(VulnCheck、NVD の記録では Primary。攻撃の複雑さは「高」)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
Saml2_Service::check_message_id() の再送防止の検査で、処理済みの SAML メッセージ ID が wpo365_saml_message_ids に保存されず、保存処理の手前で処理が終わる(CWE-294)。そのため、正当に署名された SAMLResponse を盗んだ攻撃者が、有効期間内なら ACS のエンドポイントへ繰り返し送り、管理者を含む被害者としてログインできる。重複の検査が働かず、検知もされにくい(NVD の記載)。
影響
WPO365 | LOGIN(wpo365-login)の 45.2 未満。Microsoft 365・Entra ID の SSO を WordPress に組み込んだ受託サイトが対象になる(当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
45.2 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。公開状況は確かめていない)。SAML の応答の有効期間を短くし、管理者のログインを監視する(後半は当社の提案)。
続報

第6版 NVD に 11/04 20:19 UTC(日本時間 11/05 05:19)に載った。NVD の個別記録を API で開いて確認した。WordPress.org の変更履歴と VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-122220VulnCheck:WPO365 の SAML リプレイ防止の回避(NVD の参照先・未開封)WordPress.org:WPO365 | LOGIN(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス・エンジニア(WordPress サイトの運用担当。WPO365 を使っている場合のみ)
Yealink Plug-in Software(Windows 版):特定の条件で不正なファイル書き込みが起き、リモートコード実行になりうる。2.35.219.0 未満(3.1 で 9.0)緊急
CVE-2026-122120第5版
9.0

CVSS 3.1 で 9.0(MITRE の Secondary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要。ただし攻撃の複雑さは「高」)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
特定の条件で不正なファイル書き込みが起き(CWE-434)、攻撃者が遠隔でコードを実行できる可能性がある(NVD の記載)。「特定の条件」の中身は記録に書かれていない。同じ日に、Yealink の MeetingBoard Pro(CVE-2026-122148、4.0 で 8.2)と UVC40 E2(122124、3.1 で 6.1、USB 経由で物理的な接触が前提)も載ったが、前者は一覧のみのカードにまとめ、後者は点数が低いため載せない。
影響
Yealink Plug-in Softwares の 2.35.219.0 より前(Windows のみ)。会議端末と組み合わせて使う Windows 端末が対象になる(当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
2.35.219.0 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。NVD に修正版の明記はない)。Yealink の公告で版と手順を確かめる。
続報

第5版 NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。Yealink の公告ページは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-122120Yealink:Plug-in Softwares のリモートコード実行(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス(会議室の端末と社員の Windows 端末の担当。Yealink のソフトを入れている場合のみ)
bitcoinjs-lib(Node.js):重複した取引を足しても Merkle ルートの検証を通る。5.2.1・6.1.8・7.0.2 で修正(4.0 で 9.3)緊急
CVE-2026-107846GHSA-8vv3-6qpc-gpw6Node.js第5版
9.3

CVSS 4.0 で 9.3(GitHub が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要。完全性への影響が高い)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
奇数個のノードを持つ階層で、最後のノードを自分自身と組み合わせてハッシュを作るが、隣り合う重複ハッシュの検出がない(CWE-354)。末尾に重複した取引を足した別のリストが、元と同じ Merkle ルート、ブロックヘッダー、ブロック識別子のまま検証を通る。ブロックの検証を自前で行うエクスプローラー、取引所のインデクサー、SPV クライアントなどで、重複した取引が二重に処理されたり、正規のブロックを誤って拒否したりする。
影響
bitcoinjs-lib の 2.3.0 以上 5.2.1 未満、6.0.0 以上 6.1.8 未満、7.0.0-rc.0 以上 7.0.2 未満(NVD の記載)。暗号資産・ブロックチェーン関連の Node.js 案件が対象で、読者企業での利用は少ない見込み。悪用の報告は確認できていない。
対策
5.2.1、6.1.8、7.0.2 のいずれか(使っている系統)へ更新する。ブロック検証を自前で組んでいる場合は、重複した取引の有無を別に検査する。
続報

第5版 NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。GitHub の公告とコミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-107846GitHub:bitcoinjs-lib GHSA-8vv3-6qpc-gpw6(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア(Node.js の暗号資産・ブロックチェーン案件の担当。使っている場合のみ)
Espressif ESP-IDF:一般アプリが信頼実行環境(TEE)の領域へ書き込める。5.5.6 で修正(3.1 で 9.3)。同じ日に ICMPv6・DNS の欠陥も緊急
CVE-2026-113780CVE-2026-113782CVE-2026-113783GHSA-49x8-xqjg-2pjgIoT第5版
9.3

CVSS 3.1 で 9.3(GitHub が付けた Secondary 評価、113780。ローカル、権限・操作とも不要、スコープが変わる)。113782 は 7.1、113783 は 7.4(NVD の一覧の記載)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
113780:esp_tee のトラップ処理が、呼び出し元が操作できるレジスタの内容を、REE(通常のアプリ側)から渡されたスタックポインタ経由で保存する。TEE 用のスタックへ切り替える前に書き込むため、権限のない REE のアプリが TEE 専用のメモリへ書き込める(CWE-787・CWE-822)。REE と TEE の分離の突破や、コード実行、停止につながる。113782 は OpenThread Border Router の ICMPv6 オプション長によるスタックのあふれ、113783 は lwIP の DNS で複数アドレスの応答がバッファを超える件(この2件は一覧の記載)。
影響
113780 は ESP32-C5、ESP32-C6、ESP32-C61、ESP32-H2。ESP-IDF の 5.5.6 未満、6.0.0 以上 6.0.4 未満、6.1.0 以上 6.1.1 未満(NVD の記載。説明文は「5.5.5 から」とあり、範囲の書き方が一致しない)。組み込み機器・IoT 製品の開発案件が対象で、読者企業での利用は少ない見込み。悪用の報告は確認できていない。
対策
5.5.6 以降へ更新する。6.0 系は 6.0.4、6.1 系は 6.1.1 で修正の予定と読めるが、公開は確認できていない。TEE 機能を使わない構成は影響を受けない見込み(当社の読み取り。公告本文は開いていない)。
続報

第5版 NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。113780 の NVD の個別記録を開いて確認した。GitHub の公告、5.5.6 のリリース、コミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。113782・113783 は一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-113780GitHub:ESP-IDF GHSA-49x8-xqjg-2pjg(NVD の参照先・未開封)GitHub:ESP-IDF v5.5.6(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-113782
確認する人:エンジニア(組み込み・IoT 機器の開発案件の担当。ESP32 を使っている場合のみ)
AWS Firecracker:スナップショットから復元した VM で、メモリ破棄の失敗後に、ゲストの root が Firecracker プロセスのメモリを読み書きできる。1.16.2・1.17.0 で修正(AWS の重要度は Important、3.1 で 7.5)高
CVE-2026-1221922026-169-AWSクラウドコンテナ第6版
7.5

CVSS 3.1 で 7.5、4.0 で 7.1(NVD の記録にある AWS 側の Secondary 評価)。AWS の速報は点数を載せず、重要度を Important としている。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
Firecracker(AWS が作った microVM の仮想化基盤)が、メモリの再マッピングの失敗を正しく扱わない。ホストのメモリの状態によっては、balloon か virtio-mem のデバイスを使い、File メモリバックエンドでスナップショットから復元した VM で、ゲスト内の root が Firecracker プロセスのメモリを読み書きできる(AWS の速報)。
影響
Firecracker の v0.23.0 から v1.16.1 まで(現在サポート中の系統では v1.16.0 と v1.16.1)。AWS Lambda など AWS のサービスは影響を受けず、利用者側の対応は不要と AWS は書いている。自前で Firecracker を動かしている基盤、サンドボックス実行環境(AI エージェントのコード実行など)が対象になる(後半は当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
v1.16.2 か v1.17.0 へ更新する。フォークを保守していれば、対応する修正を取り込む。すぐ上げられない場合の回避策は2つで、Uffd のメモリバックエンドでスナップショットを復元する(破棄されたページの扱いに関する公式の要件を満たすこと)か、ホストのカーネルが Linux 6.12 の overcommit 対応を含まない場合に限り、vm.overcommit_memory=0 にして最大の discard サイズをホストの物理メモリとスワップの合計以下に抑え、メモリ cgroup の OOM キラーを有効にする。AWS は、この2つの措置でも置き換えマッピングの失敗をすべては防げないと書いている。
続報

第6版 AWS が 11/04 11:30(太平洋時間)に速報 2026-169-AWS を公開し、NVD に 11/04 20:19 UTC(日本時間 11/05 05:19)に載った。AWS の速報と NVD の個別記録(API)を開いて確認した。GitHub のリリースと公告(GHSA-48ww-rqpp-2mgm)は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
AWS:2026-169-AWS(Firecracker)NVD CVE-2026-122192GitHub:Firecracker GHSA-48ww-rqpp-2mgm(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(仮想化・サンドボックス基盤の担当。Firecracker を自前で動かしている場合のみ)
DeepSeek Harness(AI エージェント基盤):同じ端末の別プロセスが、認証なしでエージェントにコマンドを実行させ、人の承認も飛ばせる。0.1.2-alpha.2 未満(3.1 で 8.4)高
CVE-2026-82033AI関連第5版
8.4

CVSS 3.1 で 8.4(VulnCheck が付けた評価で、NVD の記録では Primary。ローカル、権限・操作とも不要)、4.0 で 8.6(VulnCheck、Secondary)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
Web 用プロファイルの HTTP・WebSocket の RPC 制御面に認証がない(CWE-306)。ローカルの任意のプロセスが、別の OS ユーザーのものでも、session.create と session.prompt を呼べる。session.prompt でエージェントの bash やファイル操作のツールが動くため、被害者の権限でコマンドが実行され、設定済みのモデルの認証情報も使われうる。イベントのストリームで流れるセッションの通信やログも覗ける。POST /api/respond は、配信される rpcId、approvalId、sessionId を突き合わせるだけで、人による承認の確認を回避できる。
影響
deepseek-ai/deepseek-harness の 0.1.2-alpha.2 より前、またはコミット 3e24087 まで(NVD の記載)。開発者の端末や共有ホストで動かしていると、同じホストの別ユーザーや他のプロセスが攻撃者になりうる。悪用の報告は確認できていない。
対策
0.1.2-alpha.2 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。NVD に修正版の明記はなく、リリースの本文は開いていない)。更新までは、該当の Web 用プロファイルの待ち受けを止める。共有ホストでは使わない(後半は当社の提案)。
続報

第5版 NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。GitHub のコミット、リリース、VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-82033GitHub:deepseek-harness dsh-v0.1.2-alpha.2(NVD の参照先・未開封)VulnCheck:DeepSeek Harness の認証なし RPC(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア(AI エージェント・AI コーディングツールを開発端末や検証環境で動かす担当。使っている場合のみ)
PHP 本体:メモリ不足時の処理の不備で、認証なしのリモートコード実行になる。KEV に載り、期限(10/29)は過ぎている。8.2.35・8.3.36・8.4.27・8.5.12 で修正(3.1 で 9.8)緊急
CVE-2026-109618GHSA-w8hw-w9fx-j79w悪用確認済み(KEV)PHP続報第4版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(NVD の Primary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要)、4.0 で 9.2(php.net の Secondary 評価。攻撃条件は高い)。CISA の SSVC は悪用「active」、自動化「不可」、技術的影響「全面的」。NVD の状態は Analyzed。

内容
PHP はメモリ不足(OOM)になると、longjmp() で処理を打ち切ってリクエストを終える。一部の場面でこの経路が考慮されておらず、リクエストのメモリが初期化されないまま残り、後処理がそれを読んで分岐する。細工したリクエストでメモリ不足を起こせば、リモートコード実行になる。公告は、Content-Length が不明確な要求で post_max_size の検査をすり抜ける方法、パートごとのヘッダー数に上限がないこと、空のファイル欄が max_file_uploads に数えられないことを、メモリ不足の引き金に挙げている。
影響
公告の対象は、8.2 系が 8.2.35 未満、8.3 系が 8.3.36 未満、8.4 系が 8.4.27 未満、8.5 系が 8.5.12 未満。NVD の構成情報は 7.3.0 以上も対象とし、oss-security では 7.3〜8.1 系も影響を受けうるとの指摘があり、結論は出ていない。公告は、mod_php で既定のメモリ上限と入力設定のまま、HTTP 経由で認証なしのリモートコード実行を確かめたと書く(実行権限は Web ワーカーのアカウント)。FPM は、攻撃コードまでは実証されていない。FrankenPHP は mod_php と同様に受けやすいと推測され、LSAPI は未検証。NVD の構成情報には、Palo Alto の PAN-OS や Siemens の一部製品も並ぶ(各社の公告は開いていない)。
対策
8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12 のいずれか(使っている系統)へ更新する。公告は、更新だけが完全な対策だと明記している。更新できない間は、フロント側でデコード後の要求の大きさ、パート数、ヘッダー数、アップロード数に上限をかける。マルチパートを使わないアプリなら、その種の要求を止める。memory_limit=-1 の強制は完全な対策にならない。RLIMIT_AS・RLIMIT_DATA は脆弱な経路を踏ませるため使わない。関連する報告 GHSA-6wmf-4rv5-p3rp の対策にも従う(公告の記載)。
続報

第4版 公開は 10/21、KEV への追加は 10/26、期限は 10/29。NVD の記録が 11/04 18:17 UTC(日本時間 11/05 03:17)に更新され、更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。GitHub の公告、oss-security の告知(10/23)、NVD の個別記録を開いて確認した。公告には、実環境での攻撃を確認したという記述はない。KEV の掲載は NVD の記録による。CISA のカタログと CrowdStrike・Arctic Wolf などの記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。第3版までの本文に載っていなかったため補った。過去のレポートでの扱いは確認していない。

出典
GitHub:PHP GHSA-w8hw-w9fx-j79wNVD CVE-2026-109618oss-security:PHP CVE-2026-109618(10/23)CISA KEV:CVE-2026-109618(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(PHP・WordPress・Laravel など PHP 案件の担当。サーバーとコンテナイメージの両方)
pgAdmin 4(サーバーモード):認証用ファイルや SSH 鍵などが未設定だと、他の利用者がサービスアカウントの接続情報で DB や踏み台につなげる。同じ 9.19 で修正の4件(各 3.1 で 9.6)緊急
CVE-2026-116247CVE-2026-116242CVE-2026-116244CVE-2026-116245続報第5版
9.6

CVSS 3.1 で 9.6(NVD の Primary 評価。4件とも同じ)。別の評価元は 3.1 で 8.2、4.0 で 7.1(Secondary)で、割れている(116242・116244・116245 で確認。116247 は第4版のとおり)。NVD の状態は4件とも Analyzed。悪用の報告は確認できていない。

内容
116247:パスワードファイル、クライアント証明書、秘密鍵のどれかが未設定か見つからないと、pgAdmin は接続文字列からその項目を省く。すると libpq が、pgAdmin を動かす OS アカウントの既定のファイル(~/.pgpass、~/.postgresql/ 配下など)を読みに行く。サーバーモードでは、一般の利用者でも、サービスアカウントの保存済みパスワードや証明書で DB に接続できてしまう。pg_service.conf や、pg_dumpall が読む保守用 DB 名からも、同じファイルを引き込める。同じ日に公開された3件も同じ型で、116242 は SSH トンネルがサービスアカウントの SSH 鍵と設定を使い、利用者がそのアカウントとして他のホストへ届く件、116244 は Kerberos の認証情報キャッシュが libpq に渡り、利用者がその主体として認証できる件、116245 は利用者が service ファイルの項目を選べ、ホストアカウントの PGPASSWORD・PGSERVICE を引き継ぐ件(この3件は NVD の一覧の記載)。
影響
pgAdmin 4 の 9.19 より前。影響する機能は、サーバー、バックアップ、リストア、データのインポート・エクスポート、メンテナンス、PSQL ツール。複数人で共有する Web 版(サーバーモード)が対象で、デスクトップモードの動きは変わらない。
対策
9.19 へ更新する。修正は、サーバーモードのとき各項目に利用者本人のファイルか、開けないパスを割り当てる。更新までの間は、サーバーモードの pgAdmin を実行する OS アカウントの ~/.pgpass、SSH 鍵、Kerberos のキャッシュなどに、機微な接続情報を置かない(後半は当社の提案)。
続報

第5版 NVD が 11/04 19:15〜19:23 UTC(日本時間 11/05 04:15〜04:23)に4件とも分析を終え、Primary 評価が 3.1 で 9.6 になった。更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。116242・116244・116245 は NVD の一覧の記載で、個別の記録は開いていない。9.19 での修正は4件とも同じと一覧に書かれている。

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第4版 NVD に 10/30 20:17 UTC に載り、11/04 18:19 UTC(日本時間 11/05 03:19)に更新された。更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。NVD の個別記録を開いて確認した。GitHub の Issue とコミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-116247NVD CVE-2026-116242NVD CVE-2026-116244NVD CVE-2026-116245GitHub:pgAdmin Issue #10652(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(PostgreSQL の運用担当。pgAdmin を Web 版で共有している場合のみ)
Google Brotli(Node.js・.NET・Envoy などに組み込まれる圧縮ライブラリ):細工した圧縮データでメモリが壊れる。KEV に載り、期限は 11/10(3.1 で 9.8)緊急
CVE-2026-111497悪用確認済み(KEV)続報第1版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(NVD の Primary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要)、4.0 で 9.2(Google の Secondary 評価)。CISA の SSVC は悪用「active」、自動化「不可」、技術的影響「全面的」。NVD の状態は Analyzed。

内容
Brotli のデコーダ(c/dec/decode.c)に、戻り値の未検査と範囲外書き込みがある(CWE-252・CWE-787)。細工した圧縮データを渡すだけで、認証のない相手がデコーダの状態メモリを壊せる。情報漏えい、サービス停止、条件次第でコード実行になりうる(NVD の記載)。
影響
Brotli 1.0.3 以上 1.0.10 未満、1.1.0 以上 1.1.1 未満、1.2.0 以上 1.2.1 未満。NVD の構成情報には、Node.js(22.23.4 未満、23.0.0 以上 24.22.1 未満、25.0.0 以上 26.12.1 未満)、brotlicffi(1.2.1.0 未満)、.NET 8・9・10 の各系統、Bun(1.4.4 未満)、Envoy、Istio、ClickHouse、DuckDB、Apache Arrow、Siemens の産業用製品も並ぶ。圧縮された応答や配布物を受け取る Node.js・Python の案件は、広く該当しうる(当社の読み取り)。
対策
Brotli は 1.0.10・1.1.1・1.2.1 のいずれか(使っている系統)へ、Node.js は NVD の記載にある上限の版(22.23.4、24.22.1、26.12.1)以降へ更新する。CISA は、ベンダーの指示に沿った緩和策の適用を求めている。
続報

第1版 NVD の記録が 11/04 12:53 UTC(日本時間 21:53)に更新され、更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。公開は 10/22、KEV への追加は 10/27。KEV の照会は 11/01 以降の追加分が対象のため、この件は出てこない。個別の記録は NVD の API で開いて確認した。Node.js の公告と CISA のカタログは NVD の参照先で、本文は開いていない。過去のレポートでの扱いは確認していない。

出典
NVD CVE-2026-111497CISA KEV:CVE-2026-111497(NVD の参照先)Node.js:2026年10月のセキュリティリリース(NVD の参照先)
確認する人:情シス・エンジニア(Node.js・Python・.NET の案件と、Envoy・Istio などの基盤の担当)
Airbyte:Connector Builder などで不適切なクラス読み込みが起き、任意のコードが動く。JVN は悪用確認済みと記載(JVN 掲載の評価で 8.8)緊急
JVN#12040144悪用確認済み(JVN の記載)JVN第1版
8.8

CVSS 3.0 で 8.8、4.0 で 8.7(JVN のページに載っている評価)。CVE 番号と JVNDB 番号は、ページに記載がない。

内容
安全でないリフレクション(CWE-470)。Connector Builder または ManifestServer のコンテナ内で、Airbyte ユーザーの権限により任意のコードが動く可能性がある。JVN は「悪用は確認済み」と書いているが、経路や規模の記載はない。
影響
Airbyte 1.7.0 から 2.1.0 まで(JVN の記載)。データ連携基盤として、分析や AI 向けのデータ集約に使う案件が対象になる(当社の読み取り)。
対策
最新版へ更新する。ベンダー情報のリンク先は Airbyte 2.2 のリリースノートで、2.2 以降が対象外と読める(当社の読み取り。リリースノート本文は開いていない)。回避策の記載はない。
続報

第1版 JVN が 11/04 12:00(日本時間)に公開した。ページを開いて確認した。

出典
JVN#12040144:Airbyteにおける任意のコードが実行可能な脆弱性
確認する人:エンジニア(データ基盤・AI 案件の担当。Airbyte を使っている場合のみ)
Sogou 入力メソッド(Windows 版):設定の取得が暗号化なしの HTTP で、DNS を操作されるとマルウェアを配られる。悪用確認済み(NVD の一覧で 8.9)緊急
CVE-2026-120422悪用確認済み(ESET の観測)修正版あり第1版

点数は NVD の一覧にある 8.9 のみで、個別の記録は開いていない。版と評価元は未確認のため、ゲージは付けていない。

内容
SGTool.exe が設定を取る通信(20か所が HTTP)のうち getBrandScd.php が、config.pinyin.sogou[.]com の名前解決を攻撃者に操作されると、攻撃者のサーバーに届く。返ってきた設定が、正規の Adobe 製バイナリを SogouComMgr.exe として保存させ、バックドア DarkVigil を libcef.dll として落とさせる。Sogou の部品読み込みの仕組みで、そのまま実行と常駐ができる(ESET の記事)。
影響
Windows 版 Sogou 入力メソッドの 16.10 より前。ESET は 7/01 以降の攻撃を観測し、被害は香港、タイ、日本、ベトナム、スリランカ、オマーンの組織と中国語話者の個人としている。中国語圏の取引先や海外拠点の端末に入っていれば対象になる(当社の読み取り)。
対策
16.10 へ更新する。16.10 は通信を HTTPS にし、証明書のピン留めを加えた。ファイル種別の検証とダウンロード先の制限は未対応と ESET は書いている。入れていない端末は対象外。
続報

第1版 NVD に 11/04 10:17 UTC(日本時間 19:17)に載った。ESET の記事を開いて確認した。修正版の公開日は記事内で 10/29 と 10/30 の2通りの記載があり、確定していない。同じ製品の別件 CVE-2026-51990(Gen Digital の報告)は、報道で知ったのみで一次情報を開いていないため載せない。

出典
ESET Research:SlippyNunchucks と Sogou 入力メソッドNVD CVE-2026-120422
確認する人:情シス(社員端末・海外拠点端末の管理担当。Sogou 入力メソッドが入っている場合のみ)
Ruby on Rails Active Storage:画像を添付するだけで、サーバー上のファイルの読み書きが起きうる。8.0.5.2・8.1.4.1 で修正(3.0 で 9.8)緊急
CVE-2026-122006GHSA-f3w6-w445-fwh9第1版
9.8

CVSS 3.0 で 9.8(GitHub の公告の評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要)。NVD は 3.1 で 9.8(MITRE の Secondary 評価、状態は Received)。悪用の報告は確認できていない。

内容
Active Storage が ImageMagick で画像を解析するとき、ImageMagick のセキュリティポリシーが危険な機能を止めていないと、細工した画像を添付しただけで、サーバー上のファイルの読み書きができる。公告は「添付だけで成立し、variant・preview・analyze の呼び出しは要らない」と書く。読まれると secret_key_base などが漏れる。報告者は HackerOne の ryotak 氏。
影響
activestorage の 8.0.5.2 未満、8.1.4.1 未満。条件は3つ重なる。variant_processor が mini_magick(load_defaults 6.1 以前の既定)、ImageMagick が危険なコーダーを制限していない(Debian・Ubuntu の標準ポリシーが該当と公告に明記)、信頼できない利用者のアップロードを受け付けている。
対策
8.0.5.2 か 8.1.4.1 へ更新する。回避策は、ImageMagick のポリシー(例:/etc/ImageMagick-7/policy.xml)で MSL コーダー、gs のデリゲート、Ghostscript 系コーダーを拒否すること。ディスクに保存している環境では、secret_key_base、マスターキー、credentials、DB・ストレージの認証情報、外部サービスのトークンを変える前提で動く。mini_magick は 5.1 以上が必要。
続報

第1版 Rails は 11/03 に21件の修正(Critical 1、High 4、Medium 13、Low 3)を出した。NVD の CVE-2026-122006 は 11/04 15:17 UTC(日本時間 11/05 00:17)に載った。GitHub の公告、oss-security の告知、NVD の個別記録を開いて確認した。High の GHSA-v924-7rp8-4mxh(動画処理でのファイル読み取りと RCE)は、CVE と点数を確認していない。8.0 系のセキュリティサポートは 11/07 で終わる(oss-security の記載)。

出典
GitHub:Rails GHSA-f3w6-w445-fwh9NVD CVE-2026-122006oss-security:Rails 8.0.5.2・8.1.4.1 のセキュリティリリース
確認する人:エンジニア(Ruby on Rails 案件の担当。Active Storage を使っている場合)
FreeRDP:プロキシとクライアントのメモリ破壊が多数。CVE-2026-121952・121953 は 3.1 で 9.8。3.32.2 で修正緊急
CVE-2026-121952CVE-2026-121953CVE-2026-121958CVE-2026-121955CVE-2026-121956GHSA-xc85-4mqc-xgcx第2版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(VulnCheck が付けた評価。NVD の記録では Primary、4.0 は 9.3 で Secondary、121952)。121953 も 9.8(一覧の記載)。GitHub の公告は重大度を High とし、点数は付けていない。NVD の状態は分析待ち。評価は暫定。

内容
121952 は、FreeRDP のプロキシがビットマップキャッシュ v2 の機能情報を処理するとき、クライアントが宣言するセル数を「5 超」だけ弾き、0〜4 を通してしまう。固定の位置を読み書きするため、ヒープを壊す、隣のメモリを上流のサーバーへ送る、クラッシュさせる、のいずれかが起きる(GitHub の公告)。121953 は rdpgfx チャネルの解放後使用(9.8)。ほかに、RDPGFX の delete_surface(121958、8.8)、スマートカード(121955)・Kerberos(121956)・planar コーデックの競合(121957)、RD Gateway の RPC(121964)、音声チャネル(121963)など、8.1〜8.7 が同じ日に十数件載った(NVD の一覧の記載)。
影響
FreeRDP 3.32.1 以前(121952 の公告。121952 と 121953 は 3.32.2 未満、一覧の記載)。121952 の攻撃は、プロキシの待ち受けポートに届き、接続の手順を踏める相手が前提で、認証を設定していれば認証が先に要る(公告)。FreeRDP は Remmina などのリモートデスクトップのクライアントや、Apache Guacamole のような中継に組み込まれる(当社の読み取り)。悪用の報告は確認できていない。
対策
FreeRDP 3.32.2 以降へ更新する。公告に回避策の記載はない。更新までは、信頼できないクライアントからプロキシのポートへ届かないよう、ネットワークで絞る(後半は当社の提案)。ディストリビューションの配布版は、各社の公告で版を確かめる(未確認)。
続報

第2版 NVD に 11/04 16:17 UTC(日本時間 11/05 01:17)に載った。更新日の照会(CRITICAL・3.1)で 121952・121953 を拾った。GitHub の公告は 10/20 公開で、当時は CVE 未割り当て。公告(121952)と NVD の個別記録(121952)を開いて確認した。121953 以降の個別の記録と公告は開いていない。

出典
GitHub:FreeRDP GHSA-xc85-4mqc-xgcxNVD CVE-2026-121952NVD CVE-2026-121953
確認する人:情シス・エンジニア(リモートデスクトップ、Guacamole などの中継、FreeRDP を組み込んだ製品の担当)
Traefik:否定形の Host ルールが原因で、クライアント証明書の検証が外れる。NVD は 9.3、ベンダーは 6.9。2.11.58・3.7.13 で修正緊急
CVE-2026-114656GHSA-2272-4vv8-65wwコンテナ続報第2版
9.3

CVSS 3.1 で 9.3(NVD の Primary 評価)。VulnCheck は 3.1 で 7.5、4.0 で 6.9(いずれも Secondary)。GitHub の公告は 4.0 で 6.9(Moderate)。NVD は攻撃の複雑さを「低」、他は「高」または前提ありとしており、評価が割れている。NVD の状態は Analyzed。

内容
ルールに !Host() のような否定形の Host マッチャーを含むルーターがあると、除外したはずのホストがそのルーターのものとして数えられる。同じホストを別のルーターが tls.options 付きで扱っていると、Traefik は設定が衝突したとみなし、両方を既定の TLS オプションに戻す。既定ではクライアント証明書を求めないため、RequireAndVerifyClientCert で守っているバックエンドへ、認証なしで届く(GitHub の公告)。降格は ERROR としてログに残る。
影響
Traefik v2 は 2.11.57 以前、v3 は 3.0.0 から 3.7.12 まで(公告)。条件は、否定形の Host を含むルーターと、同じホストで mTLS を課す別のルーターの併用。v3.7 より前の v3 は保守対象外で、個別のパッチはなく、保守中の版への更新を求められている。悪用の報告は確認できていない。
対策
2.11.58 か 3.7.13 以降へ更新する。回避策は、core.strictTLSOptions=true を設定し、衝突時に既定へ戻さないこと(公告)。先に、否定形の Host を使うルールが自社の設定にあるかを調べる。
続報

第2版 公告は 10/07 公開、NVD への登録は 10/22。NVD の記録が 11/04 16:17 UTC(日本時間 11/05 01:17)に更新され(Primary 評価の追加と読める。当社の読み取り)、更新日の照会で拾った。公告と NVD の個別記録を開いて確認した。同じ日に、Traefik の別件 CVE-2026-121966(forwardAuth の NTLM・Negotiate の認証済み接続を別ユーザーが流用、3.1 で 8.7)も載った。こちらは個別の記録と公告を開いておらず、修正版は未確認。

出典
GitHub:Traefik GHSA-2272-4vv8-65wwNVD CVE-2026-114656NVD CVE-2026-121966
確認する人:エンジニア・情シス(Traefik をリバースプロキシや Kubernetes の入口に使い、mTLS を課している場合)
Xen(XSA-523):悪意のあるゲスト VM が、同じホストの他の VM と dom0 のメモリを読み書きできる。回避策はなく、4.16 以前の版にはパッチが載っていない点数なし
CVE-2026-102703CVE-2026-102704XSA-523回避策なし第1版

点数は公表されていません(NVD に点数なし)。

内容
グラントコピーの処理が、同じページ内の隣接する範囲を連続して扱うとき、再確認すべき場面でキャッシュした検証結果を使う(102703)。もう1件は、フレーム番号指定のコピーを呼び出し側のメモリに限る確認の位置が誤っている(102704)。
影響
Xen 4.6 以降のすべての版。4.5 以前は対象外。ゲストを信頼できない共有ホストやマルチテナントの基盤ほど危ない。悪用の報告は確認できていない。
対策
パッチを当てる。既知の回避策はない。勧告のパッチは、xen-unstable と 4.19.x 向け、4.18.x と 4.17.x 向けで、4.16 以前の版には載っていない。サポートの終わった版を使っている場合は、移行を前倒しで決める。
続報

第1版 Xen Project が 11/03 に公開した(勧告バージョン 2)。勧告ページと NVD の一覧を開いて確認した。XCP-ng・Qubes・Debian の対応状況は、報道の記載のみで、各社のページは開いていない。

出典
Xen:XSA-523NVD CVE-2026-102703The Hacker News:Xen(報道)
確認する人:情シス・エンジニア(仮想化基盤の担当。Xen・XCP-ng を使っている場合のみ)
Barracuda Email Security Gateway ほか:認証前の認可バイパスとコマンドインジェクションを組み合わせると root を取られる(Barracuda の評価で 9.3・8.6)緊急
CVE-2026-116606CVE-2026-111560続報第1版
9.3

9.3(116606)と 8.6(111560)は、Barracuda の公告に書かれた評価。評価の版は公告に記載がない。NVD の記録は開いていない。

内容
116606 は ESG の認証前の認可バイパス、111560 はコマンドインジェクション。2件を組み合わせると、認可を回避して機器の root を取れる。どちらも、攻撃には管理インターフェースへの到達が前提になる。
影響
116606 は Email Security Gateway のみ。111560 は ESG、Load Balancer ADC、Message Archiver、WAF Control Center、Web Application Firewall、Web Security Gateway の6製品。悪用の有無は、公告に記載がない。
対策
パッチは、ESG が BNSF-40425(9.4.017 以降)と BNSF-40430(9.4.017 未満)、ADC と WAF が BNADC-16586、Message Archiver が BNMA-32468、WAF Control Center が BNWF-60060、Web Security Gateway が BNYF-24789。公告に、修正後のファームウェアの版番号は書かれていない。自動パッチが切れていれば戻し、管理画面を社内に閉じる。古い版は複数回の更新が要る場合がある。
続報

第1版 公告は 11/02 付。The Hacker News の報道(11/03)で知り、Barracuda の公告ページを開いて確認した。11/04 の版で「Barracuda の修正版は未確認」としていた項目と同じ件かは、確認していない。

出典
Barracuda:認証前の認可バイパスとコマンドインジェクションThe Hacker News:Barracuda(報道)
確認する人:情シス(メールセキュリティ・WAF の担当。Barracuda 製品を使っている場合のみ)
WatchGuard AuthPoint Gateway:認証のない相手が認証サービスを止め、ディレクトリ同期の設定を消せる。ほか3件(各 8.9〜9.1)。7.6.0 で修正(4.0 で 9.2)緊急
CVE-2026-121637CVE-2026-121638CVE-2026-121639CVE-2026-121640第1版
9.2

CVSS 4.0 で 9.2(WatchGuard が付けた Secondary 評価、121639)。121638 と 121640 は NVD の一覧で 9.1、121637 は 8.9(版は一覧のみで未確認)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
121639 は、重要な機能に認証がなく、ゲートウェイに届く相手が認証サービスを妨害し、ローカルのディレクトリ同期の設定を削除できる件。LDAP か Active Directory をプロバイダにしている環境だけが対象。121637 は LDAP 認証のコールバックの整合性検証の不備、121638 は証明書検証の不備(経路上の攻撃者)、121640 はキャプチャした通信の再生による認証回避。この3件は NVD の一覧の記載のみで、個別の記録は開いていない。
影響
AuthPoint Gateway の 1.0 以上 7.6.0 未満(121639 の公告)。AD 連携で多要素認証を運用する自社・顧客先が対象。WatchGuard は、悪用を把握していないとしている。
対策
7.6.0 へ更新する(121639 の公告)。回避策の記載はない。ほか3件の修正版は未確認。更新までは、ゲートウェイへ届く通信を管理用のネットワークに絞る(後半は当社の提案)。
続報

第1版 NVD に 11/04 15:17 UTC(日本時間 11/05 00:17)に載った。WatchGuard の公告ページ(121639)と NVD の個別記録を開いて確認した。

出典
WatchGuard PSIRT:CVE-2026-121639NVD CVE-2026-121639NVD CVE-2026-121638
確認する人:情シス(多要素認証・ID 基盤の担当。AuthPoint Gateway を使っている場合のみ)
SEPPmail Secure Email Gateway:置換ルール経由でメールを送るだけで、認証なしに root 権限でコードが動く。15.1.1 で修正(4.0 で 9.2、ほか3件)緊急
CVE-2026-114424CVE-2026-114425CVE-2026-114426CVE-2026-114421第1版
9.2

CVSS 4.0 で 9.2(スイス NCSC が付けた Secondary 評価、114424)。114425 は 9.2、114426 は 8.7、114421 は 8.3(NVD の一覧)。NVD の状態は保留。評価は暫定。

内容
114424:送信者・受信者の置換ルールが、攻撃者の影響を受ける置換テキストを Perl コードとして評価する(CWE-95)。有効なルールがメッセージ由来のデータを使い、検索条件に一致すると、認証のない遠隔の送信者が、メール処理ワーカーの権限で OS コマンドを実行できる。確認されたワーカーの権限は root と記載されている。114425 は大容量ファイル転送の添付のパスを信用する件、114426 は認証前にアップロードを書き込む件、114421 は未登録の GINA アカウントのパスワード回復の件で、3件は NVD の一覧の記載のみ。
影響
SEPPmail Secure Email Gateway の 15.1.1 より前(114424 の記録)。メール暗号化のゲートウェイとして使っている自社・顧客先が対象。悪用の報告は確認できていない。
対策
15.1.1 へ更新する(範囲の上限からの読み取り。参照先はリビジョン履歴のページのみで、本文は開いていない)。
続報

第1版 NVD に 11/04 09:17 UTC(日本時間 18:17)に載り、114424 の記録は 14:11 UTC に更新された。114424 の個別記録を開いて確認した。

出典
NVD CVE-2026-114424SEPPmail:リビジョン履歴(NVD の参照先)NVD CVE-2026-114425
確認する人:情シス(メールゲートウェイの担当。SEPPmail を使っている場合のみ)
Qihoo 360 D シリーズ・Whole Home Router M5、Linksys E5600:遠隔から未認証で攻撃できる欠陥が3件、各 3.1 で 10.0緊急
CVE-2026-121607CVE-2026-121609CVE-2026-121615CVE-2026-121608CVE-2026-121617修正版未確認第1版
10.0

CVSS 3.1 で 10.0(更新日の照会(CRITICAL・3.1)で確認。評価元は個別の記録を開いておらず未確認)。NVD の状態は保留。121608 は 7.3、121617 は 7.7(NVD の一覧)。評価は暫定。

内容
121607:Qihoo 360 D603-2・D600-2・D606-6・D706 の testspeed_command の OS コマンドインジェクション。121609:Whole Home Router M5 の起動スクリプトに認証情報が埋め込まれている。121615:Linksys E5600 の /cgi-bin/mesh_login.cgi の認証の不備。121608(Qihoo の旧版系)と 121617(Linksys の multipart 処理)も同じ日付で載った。11/04 に載せた 121606 と同系統。
影響
Qihoo 360 D シリーズは 6.4.9 まで(121608 は 6.3.2 まで)、M5 は 4.0.17.1566、Linksys E5600 は 1.1.0.26(NVD の一覧の記載)。社宅・小規模拠点・顧客先のルーターが対象になりうる。Linksys 製品の提供終了の有無は未確認。悪用の報告は確認できていない。
対策
修正版は未確認。管理画面をインターネット側へ出さない。業務ネットワークにあれば、交換を検討する(後半は当社の提案)。
続報

第1版 NVD に 11/04 02:17 UTC(日本時間 11:17)と 03:17 UTC(12:17)に載った。個別の記録は開いておらず、一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-121607NVD CVE-2026-121609NVD CVE-2026-121615
確認する人:情シス(社内・社宅・顧客先のルーターの担当。該当機器がある場合のみ)
@better-auth/expo(Node.js の認証ライブラリ):サーバーが発行していない state に署名するため、認証なしでアカウントを乗っ取れる(3.1 で 9.1)緊急
CVE-2026-121802Node.js第1版
9.1

CVSS 3.1 で 9.1(MITRE の Secondary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要。可用性への影響なし)。NVD の状態は保留。評価は暫定。

内容
呼び出し元が渡した state の値を、サーバーが発行したか確かめずに署名する(CWE-346)。認証なしで任意のアカウントのメールアドレスを変えるなど、乗っ取りに至りうる。
影響
@better-auth/expo の 1.7.16 未満(npm)。Expo のモバイルアプリの認証に使う案件が対象。悪用の報告は確認できていない。
対策
1.7.16 へ更新し、そのあとでアプリのシークレットを交換する(NVD の注記)。交換しないと、旧シークレットで署名された state が通るおそれがある。
続報

第1版 NVD に 11/04 03:17 UTC(日本時間 12:17)に載った。個別の記録を開いて確認した。GitHub の公告(GHSA-4wq4-2ppv-q3hg)とリリースは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-121802GitHub:better-auth GHSA-4wq4-2ppv-q3hg(NVD の参照先)
確認する人:エンジニア(Node.js・Expo アプリの認証の担当。使っている場合のみ)
Python の cryptography:非連続バッファを渡すとバッファオーバーフローになる。NVD の記録が更新され、3.1 で 9.8(評価は割れている)緊急
CVE-2026-39892GHSA-p423-j2cm-9vmqPYSEC-2026-36続報第1版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(NVD の Primary 評価)。GitHub は 4.0 で 6.9、Red Hat は 3.1 で 7.3(いずれも Secondary)と割れている。CISA の SSVC は悪用「なし」、自動化「可」、技術的影響「部分的」。KEV には載っていない。

内容
Hash.update() など、Python のバッファを受け取る API に、非連続のバッファを渡すと、バッファオーバーフローになる(NVD の記載)。
影響
cryptography 45.0.0 以上 46.0.7 未満。Python 案件で広く入っている暗号ライブラリ。Red Hat の記録には、AI 推論サーバー(vllm イメージ)や OpenShift AI の各イメージが、影響ありの項目として並ぶ。コンテナ内の同梱版も見る必要がある。
対策
46.0.7 以降へ更新する。lock ファイルとコンテナイメージの両方で版を確かめる。
続報

第1版 公開は 4/08。NVD の記録が 11/04 04:17 UTC(日本時間 13:17)に更新され(状態は Modified)、更新日の照会で拾った。更新の理由は読み取れなかった。個別の記録を開いて確認した。過去のレポートでの扱いは確認していない。

出典
NVD CVE-2026-39892GitHub:pyca/cryptography GHSA-p423-j2cm-9vmq(NVD の参照先)Red Hat:CVE-2026-39892(NVD の参照先)
確認する人:エンジニア(Python・AI 推論のコンテナの担当)
WordPress プラグイン:JetFormBuilder(3.6.8 で修正)と Uncanny Toolkit for LearnDash に、認証なしの権限昇格(各 3.1 で 9.8)緊急
CVE-2026-119481CVE-2026-65555CVE-2026-104799CVE-2026-120554CMS第1版
9.8

CVSS 3.1 で 9.8(Patchstack が付けた Secondary 評価、119481)。65555 は NVD の一覧で 9.8(評価元は未確認)。NVD の状態は保留。CISA の SSVC(119481)は悪用「なし」、自動化「可」、技術的影響「全面的」。

内容
119481:JetFormBuilder の権限の誤った割り当て(CWE-266)で、認証なしの権限昇格。65555:Uncanny Toolkit for LearnDash の同じ種類の件で、個別の記録は開いていない。同日に、Mobile builder(104799、1.4.2 まで)と Import and export users and customers(120554)の権限昇格が、各 8.8 で載った(一覧の記載)。
影響
JetFormBuilder の 3.6.7.1 まで(NVD の記載)。ほかの3件の影響範囲は未確認。WordPress の受託サイトで、これらのプラグインを入れていれば対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
JetFormBuilder は 3.6.8 へ更新する。ほかの3件は、修正版を確かめて更新する(修正版は未確認)。使っていなければ、プラグインを削除する。
続報

第1版 NVD に 11/04 13:17 UTC(日本時間 22:17)に載った。119481 の個別記録を開いて確認した。Patchstack のページは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-119481Patchstack:JetFormBuilder 3.6.7.1(NVD の参照先)NVD CVE-2026-65555
確認する人:情シス・エンジニア(WordPress サイトの運用担当。該当プラグインを使っている場合のみ)
Databasement(DB バックアップ管理の OSS):OIDC ログインで email_verified を見ないため、他人のアカウントに入れる(4.0 で 9.2)緊急
CVE-2026-121939GHSA-mh6w-2cch-w8v8第1版
9.2

CVSS 4.0 で 9.2、3.1 で 8.1(いずれも VulnCheck。3.1 が Primary)。攻撃条件は高い。NVD の状態は保留。評価は暫定。

内容
OAuthService::findOrCreateLocalUser() が、IdP の返すメールアドレスの email_verified を確かめずに、既存のローカルユーザーと OIDC の ID を結びつける。被害者の未確認のメールアドレスで IdP のアカウントを作ると、管理者を含む任意のユーザーとしてログインでき、パスワードを変えても入り続けられる。
影響
Databasement の 1.10.9 未満。DB のバックアップ設定と認証情報を扱うため、乗っ取られた場合の被害が大きい(当社の読み取り)。
対策
1.10.9 へ更新する(NVD の記載)。
続報

第1版 NVD に 11/04 13:17 UTC(日本時間 22:17)に載った。個別の記録を開いて確認した。GitHub の公告と VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-121939GitHub:Databasement GHSA-mh6w-2cch-w8v8(NVD の参照先)
確認する人:エンジニア(DB 運用・バックアップの担当。Databasement を使っている場合のみ)
DataGerry(IT 資産管理の OSS):テンプレートの描画で任意の OS コマンドが動く。Docker の既定では root。3.3.0 で修正(3.1 で 8.8)高
CVE-2026-57853第4版
8.8

CVSS 3.1 で 8.8(VulnCheck が付けた評価で、NVD の記録では Primary)、4.0 で 8.7(VulnCheck、Secondary)。必要な権限は「低」(ログイン済みの利用者)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
base.docapi.template.add 権限を持つ認証済みの攻撃者が、POST /rest/docapi/template の template_data に、任意の Jinja2 の命令を保存できる。保存した内容は、GET /rest/docapi/template/<id>/render/<object_id> で、サンドボックスのない環境で描画される。cycler.__init__.__globals__.os という経路で OS コマンドを実行でき、既定の Docker 構成では root で動くと確認された(NVD の記載)。
影響
DataGerry の 3.3.0 より前。悪用の報告は確認できていない。権限の付与範囲を絞っていない環境ほど危ない。
対策
3.3.0 へ更新する。更新できない間は、base.docapi.template.add 権限を付ける利用者を絞る(後半は当社の提案)。
続報

第4版 NVD に 11/04 18:17 UTC(日本時間 11/05 03:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。DataGerry のリリース(3.3.0)と VulnCheck の記事は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-57853GitHub:DataGerry 3.3.0(NVD の参照先・未開封)VulnCheck:DataGerry のテンプレート注入(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア・情シス(IT 資産管理・構成管理の担当。DataGerry を使っている場合のみ)
Symfony HttpClient:ScopingHttpClient が、相対 URL の解決前に認証情報を付けるため、別のサーバーへ認証情報が送られる。5.4.56・6.4.50・7.4.23・8.1.11 で修正(4.0 で 8.2)高
CVE-2026-121971GHSA-gq53-v8w2-gjhjPHP第4版
8.2

CVSS 4.0 で 8.2(Symfony 側が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、権限不要、攻撃条件あり、機密性のみ高)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
ScopingHttpClient は、既定のスコープの認証オプション(auth_bearer、auth_basic など)を、base_uri に対する相対 URL の解決前に、リクエストへ合わせる。そのため //evil.example/steal のような形の URL を渡すと、認証情報を付けたまま別のオリジンへ送られる。https://evil.example/steal のような絶対 URL には付かない。攻撃者が、base_uri と認証情報を設定したクライアントに渡す URL の先頭を操作できることが前提。HttpClient::createForBaseUri() や framework.http_client.scoped_clients で作ったクライアントも対象になる。
影響
symfony/http-client の 5.4.56 未満、6.4.50 未満、7.4.23 未満、8.1.11 未満。外部 API を呼ぶ PHP・Symfony 案件で、利用者の入力から URL を組み立てている場合に危ない。悪用の報告は確認できていない。
対策
5.4.56、6.4.50、7.4.23、8.1.11 のいずれか(使っている系統)へ更新する。修正は、相対 URL を解決したあとで、結果のスキームとオーソリティが base_uri と同じかを比べる。
続報

第4版 NVD に 11/04 18:17 UTC(日本時間 11/05 03:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。GitHub の公告とコミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。同じ日の第1版に載せた security-http の件(CVE-2026-118513)とは別件。

出典
NVD CVE-2026-121971GitHub:Symfony GHSA-gq53-v8w2-gjhj(NVD の参照先・未開封)
確認する人:エンジニア(PHP・Symfony 案件の担当。外部 API を呼ぶ処理がある場合)
WordPress プラグイン GetPaid:支払いフォームの数量にマイナスを入れると、決済なしで支払い済みになる。2.8.63 で修正(4.0 で 8.7)高
CVE-2026-119749CVE-2026-119747CVE-2026-119748CMSPHP第3版
8.7

CVSS 4.0 で 8.7(VulnCheck が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、権限・操作とも不要、完全性のみ高)。3.1 は 7.5(VulnCheck、Primary)。NVD の状態は Received。評価は暫定。119747 は 7.1、119748 は 6.9(NVD の一覧)。

内容
119749:公開の支払いフォームで、認証のない攻撃者が数量にマイナスの値を送れる。数量が process_item() で検査されないため小計がマイナスになり、合計が 0 になる。すると process_free_payment() が、決済ゲートウェイを通さずに請求書を支払い済みとして処理する(CWE-1284)。119747 は権限チェックが WordPress の汎用の投稿権限に置き換わり、Editor や Author などの低権限ユーザーが他人の請求書を見たり、支払い済みに変えたりできる件。119748 は認証なしで請求書 ID を渡すと、他人の請求書の価格情報を読まれ、保留状態に変えられる件(この2件は NVD の一覧の記載)。
影響
GetPaid(AyeCode Ltd の請求・決済プラグイン)の 2.8.63 未満。WordPress の受託サイトで、公開の支払いフォームや請求書を使っていれば対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
2.8.63 以降へ更新する。使っていなければ、プラグインを削除する。すでに「支払い済み」になった請求書は、決済会社の入金記録と突き合わせる(後半は当社の提案)。
続報

第3版 NVD に 11/04 17:17 UTC(日本時間 11/05 02:17)に載った。119749 の NVD の個別記録を開いて確認した。VulnCheck の記事と WordPress.org の更新履歴は NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-119749VulnCheck:GetPaid の数量マイナスによる支払い回避(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-119747
確認する人:情シス・エンジニア(WordPress サイトの運用担当。GetPaid を使っている場合のみ)
APT(Debian・Ubuntu のパッケージ管理):ハードリンクの再利用で、経路上の攻撃者が検証されていないパッケージを root で入れさせられる(4.0 で 7.7)高
CVE-2026-109518第2版
7.7

CVSS 4.0 で 7.7(Ubuntu が付けた Secondary 評価。ネットワーク経由、攻撃条件あり、利用者の受動的な操作が要る)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
APT がパッケージの取得を再試行するとき、ハードリンクを使い回す不備がある(CWE-62・CWE-367)。クライアントとアーカイブサーバーの間の HTTP 通信に入れる攻撃者(悪意のあるミラーやプロキシを含む)が、細工したパッケージを、署名の確認を通さずに root 権限で入れさせられる。成立には、クライアントがリダイレクトに従い、Acquire::Retries が 0 以外であることが要る(NVD の記載)。
影響
Debian の apt は 3.3.6 未満など各系統の上限未満、Ubuntu の apt も各系統の修正版未満(NVD に一覧あり)。Acquire::Retries の既定値は、Debian 12 と Ubuntu 22.04 LTS で 3 のため既定のままで対象になり、それより古いリリースは既定では対象外と NVD に書かれている。ただし、再試行を有効にしていれば古い版も対象になる。悪用の報告は確認できていない。Debian の 1.8.3〜1.8.5 は修正版の記載がない。
対策
各ディストリビューションの apt の更新を適用する。NVD に載る修正版の例は、Debian が 3.0.4、3.2.1、3.3.6、Ubuntu が 2.8.4ubuntu0.1、2.4.15ubuntu0.1、3.2.1ubuntu0.1 など。回避策の記載は開いたページにない。更新までの間は、パッケージの取得を HTTPS か信頼できる経路にする(当社の提案)。
続報

第2版 NVD に 11/04 16:17 UTC(日本時間 11/05 01:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。参照先の Ubuntu の USN-8996-1 は 504 で開けず、Debian の告知は本文を開いていない。第7版では、oss-security の 11/04 分の一覧に DSA 6607-1(apt の件)が載っているのを確かめた。本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-109518Ubuntu:USN-8996-1(NVD の参照先・未開封)Debian:セキュリティ告知(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス・エンジニア(Debian・Ubuntu のサーバー、コンテナのベースイメージ、社内ミラーの担当)
Symfony:X.509 証明書認証で、細工した CN により別のユーザーとして認証できる。前回の修正の不備(4.0 で 7.7)高
CVE-2026-118513GHSA-5w3m-mfwg-9f8rPHP第1版
7.7

CVSS 4.0 で 7.7(Symfony 側が付けた Secondary 評価。攻撃条件あり、低い権限)。NVD の状態は受付。評価は暫定。

内容
X509Authenticator と X509AuthenticationListener が、証明書の識別名(DN)を正規表現で切るとき、エスケープを考慮しない。信頼された CA の証明書を持ち、CN を操作できる攻撃者が、特権ユーザーを含む任意のユーザーとして認証できる。前回の修正(CVE-2026-45063)が不完全だったことが原因。
影響
symfony/security-http の 5.4.56 未満、6.4.50 未満、7.4.23 未満、8.1.11 未満。ユーザー識別子を SSL_CLIENT_S_DN_Email のような属性ごとのキーで渡している環境や、CA が主体を生成・検証する構成は影響を受けない(NVD の記載)。
対策
5.4.56、6.4.50、7.4.23、8.1.11 のいずれか(使っている系統)へ更新する。
続報

第1版 NVD に 11/04 13:17 UTC(日本時間 22:17)に載った。個別の記録を開いて確認した。GitHub の公告とコミットは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-118513GitHub:Symfony GHSA-5w3m-mfwg-9f8r(NVD の参照先)
確認する人:エンジニア(PHP・Symfony 案件の担当。証明書認証を使っている場合のみ)
Apache ZooKeeper:サービス拒否や認可の不備が4件(NVD の一覧で最大 8.7)。修正版は 3.9.7(100302 の告知)高
CVE-2026-100300CVE-2026-115448CVE-2026-100252CVE-2026-100302Java第1版

点数は NVD の一覧にある最高値で、100300 と 115448 が 8.7、100252 が 8.6、100302 が 7.1(100302 は告知に 4.0 で 7.1 とある)。個別の記録は開いておらず、ゲージは付けていない。

内容
100302:multiRead の処理が、1回に扱う操作数と応答の合計サイズに上限を持たず、小さな要求でもヒープを使い切って落ちる。100300 は認証なしの永続的なサービス拒否(件名から)。115448 はスナップショットの直列化の無制限な再帰、100252 は認可の不備(NVD の一覧の記載)。
影響
100302 は、3.9.0〜3.9.6 と 3.8.0〜3.8.7 とされるが、本文は「3.7.0 から 3.9.6」とも書き、記載が一致しない。ほかの3件の範囲は未確認。Kafka や Hadoop など、ZooKeeper を内部で使う基盤にも関わる(当社の読み取り)。
対策
3.9.7 へ更新する(100302 の告知に明記)。3.8 系の修正版の記載はなく、Apache の公式情報で確かめる。ほかの3件の修正版は未確認。
続報

第1版 NVD に 11/04 11:17 UTC(日本時間 20:17)に載った。oss-security の100302の告知を開いて確認した。ほかの3件は、一覧と件名のみ。

出典
oss-security:Apache ZooKeeper CVE-2026-100302NVD CVE-2026-100300NVD CVE-2026-115448
確認する人:エンジニア(Java・データ基盤の担当。ZooKeeper を使っている場合のみ)
Hinemos(NTT データ先端技術):パスワード変更 API の権限の誤りで、一般ユーザーが管理者のパスワードを変えられる(JVN 掲載の評価で 7.1)高
CVE-2026-109849JVN#46901199JVN第1版
7.1

CVSS 4.0 で 7.1、3.0 で 6.5(JVN のページの評価)。

内容
一般ユーザーに割り当てられる特定の権限を持ち、パスワード変更 API に届く攻撃者が、管理者のパスワードを変更できる可能性がある(CWE-266)。
影響
Hinemos 7.2.0、7.1.0〜7.1.2、7.0.0〜7.0.4、6.2.0〜6.2.2、6.1.0〜6.1.2、6.0.0〜6.0.3(6.2 以前は通常保守サポートの終了版)。国内の運用管理ツール。悪用の報告は確認できていない。
対策
具体的な修正版の番号は JVN に書かれていない。有償版はパッチ、OSS 版は最新のインストーラでのアップデートインストールとされている。サポート終了版は、開発者が示す回避策で影響を軽くできる(手順は開いたページに記載なし)。
続報

第1版 JVN が 11/04 16:00(日本時間)に公開した。ページを開いて確認した。

出典
JVN#46901199:Hinemosにおける不適切な権限の割り当ての脆弱性
確認する人:情シス(運用監視・ジョブ管理の担当。Hinemos を使っている場合のみ)
一覧のみ(9.0 以上を含む):Zephyr RTOS の2件(NVD で 9.8・9.1)と、Elixir の ecto(8.9)緊急
CVE-2026-10666CVE-2026-10672CVE-2026-118391IoT第1版

点数は NVD の記録にある最高値。Zephyr の2件は 3.1 の Primary 評価で、状態は Analyzed。ecto は一覧の最高値で、版は未確認。ゲージは付けていない。

内容
Zephyr:10666 は parse_ipv4() がポート部分を境界なしにコピーする件(9.8)、10672 は LwM2M のファームウェア更新 URI のコピーの不備(9.1)。どちらも 7月の記録で、NVD の記録が 11/04 05:18 UTC に更新された。ecto:資源の無制限な確保による、認証なしのサービス拒否(118391)。
影響
Zephyr は組み込み機器・IoT 向けの RTOS。ecto は Elixir のデータベースライブラリ。版の範囲は個別には開いていない。読者企業での利用は少ない見込み。
対策
修正版は未確認。使っていなければ対応は不要。使っていれば、各プロジェクトの公告で版を確かめる。
続報

第1版 Zephyr は更新日の照会(CRITICAL・3.1)で拾った。ecto は NVD に 11/04 14:17 UTC に載った。一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-10666NVD CVE-2026-10672NVD CVE-2026-118391
確認する人:エンジニア(組み込み・IoT・Elixir の案件のみ。使っている場合)
一覧のみ(7.0〜8.9):ManageEngine Key Manager Plus、ASUS ルーター、Phoenix Contact PLCnext Engineer、AI 動画ツール ai-fusion-video、PHP の mail-mime-parser ほか高
CVE-2026-77690CVE-2026-77779CVE-2026-84730CVE-2026-84729CVE-2026-110022CVE-2026-110935CVE-2026-121940CVE-2026-121946CVE-2026-121144CVE-2026-121816AI関連第1版

点数は NVD の一覧にある最高値で、版と評価元は未確認。個別の記録は開いていない。ゲージは付けていない。

内容
ManageEngine Key Manager Plus:コマンドインジェクション(77690、8.8)と不適切なアクセス制御(77779、7.7)。ASUS ルーターのファームウェア:近くにいる未認証の攻撃者による、スタックのバッファオーバーフロー(84730、8.7)と範囲外書き込み(84729、7.2)。Phoenix Contact PLCnext Engineer:プラグインの展開処理の不備(110022・110935、各 8.6)。ai-fusion-video:オブジェクトの直接参照の不備(121940、8.8)。zbateson mail-mime-parser:CRLF によるヘッダー注入(121946、7.2)。Tata Motors のアプリ iRA 2.0・iRA.ev:ハードコードされたサービスアカウントなど3件(121144 が 8.8)。Herowatch 3件(121816 が 8.8)。
影響
Key Manager Plus は 7151 より前。ai-fusion-video は 1.3.0 より前。mail-mime-parser は 3.0.9 より前と 4.x の 4.0.6 より前。ほかの版は未確認。読者企業での利用は少ない製品が多く、顧客先で使っている場合のみ対象になる。
対策
修正版は未確認のものが多い。使っていれば、各社の公告で版を確かめて更新する。ai-fusion-video は 1.3.0 以上、mail-mime-parser は 3.0.9 か 4.0.6 以上へ。
続報

第1版 NVD に 11/04 02:17〜13:17 UTC に載った。一覧の記載による。Apache OpenOffice の PDF・WMF 取り込みなど6件(CVE-2026-59268、90624、90626、90628、90629、90634)にも NVD の点数(各 7.3)が付いた。11/04 に oss-security の告知で載せた件の続きで、一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-77690NVD CVE-2026-84730NVD CVE-2026-110022NVD CVE-2026-121940NVD CVE-2026-121946
確認する人:情シス・エンジニア(該当製品を使っている場合のみ)
一覧のみ(7.0〜8.9):Cisco UCS Central Software のコマンド実行など(7.6)と、jt808-server の認証の欠落(7.3)高
CVE-2026-76506CVE-2026-121926第3版
7.6

CVSS 3.1 で 7.6(Cisco が付けた評価、76506)。jt808-server(121926)は 3.1 で 7.3(NVD の一覧の最高値で、評価元は未確認)。NVD の状態は 76506 が Received。評価は暫定。

内容
76506:Cisco UCS Central の Web 管理画面が、HTTP リクエストの入力を十分に検証しない(CWE-22)。有効な認証情報を持つ攻撃者が細工したリクエストを送ると、任意のコマンド実行、ファイルの書き込み、機密情報の取得ができる。回避策はない(NVD の記載)。121926:jt808-server(車載端末向けの JT808 プロトコルのサーバー)の Web 管理 API で認証が欠けており、遠隔から悪用できる。NVD は公開済みのエクスプロイトがあると書いている。
影響
76506 は、Cisco UCS Central Software の 2.0(1a)〜2.0(1w) の全リビジョンと、2.1(1a)・2.1(1b)・2.1(1c)・2.1(2a)・2.1(2b)。121926 は、ローリングリリースのため版の記載がない。読者企業での利用は少ない見込みで、顧客先で使っている場合のみ対象になる。
対策
76506:Cisco は修正版を公開済みと NVD に書かれているが、版番号は未確認。Cisco の公告で確かめて更新する。121926:修正版は未確認。管理 API を外部へ出さない(後半は当社の提案)。
続報

第3版 76506 は NVD に 11/04 17:17 UTC(日本時間 11/05 02:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。Cisco の公告は NVD の参照先で、本文は開いていない。121926 は一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-76506Cisco:cisco-sa-cucs-rce-LzHSFRDQ(NVD の参照先・未開封)NVD CVE-2026-121926
確認する人:情シス・エンジニア(Cisco UCS Central を運用している場合、または車載・位置情報の案件で jt808-server を使っている場合のみ)
Yealink の会議端末:Wi-Fi の AP モードの初期パスワード(8桁の数字)が弱く、総当たりで接続される(3.1 で 7.4)高
CVE-2026-122118IoT第4版
7.4

CVSS 3.1 で 7.4(MITRE の Secondary 評価。隣接ネットワークから、権限・操作とも不要)。NVD の状態は Received。評価は暫定。

内容
2026-04-15 以前の一部の Yealink 製品で Wi-Fi の AP 機能を有効にすると、初期値の8桁の数字のパスワード(PSK)が使われる。強度が足りず、総当たりで破られ、不正な接続や Wi-Fi 通信の傍受につながるおそれがある(NVD の記載)。同じ日に、Wi-Fi の 802.1X(PEAP)設定の認証情報が一般ユーザーに見える件(CVE-2026-122116、4.3)も載ったが、点数が低いため本文には載せない。
影響
NVD が挙げる製品と、これ未満が対象の版:AVHub 153.135.0.76、UVC86 151.435.0.66、SmartVision 80 321.435.0.86、UVC40 E2 319.410.0.66、MeetingBorard C 328.321.0.40(NVD の表記どおり)、MeetingBar A10 278.320.0.86、A40 289.320.0.81、A50 323.320.0.54。会議室の端末を Wi-Fi AP モードで使う拠点・顧客先が対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
上の版以降へ更新する(NVD の表の読み取り。Yealink の公告の本文は開いていない)。更新までは、AP モードを使わないか、初期の PSK を長いものへ変える(後半は当社の提案)。
続報

第4版 NVD に 11/04 18:17 UTC(日本時間 11/05 03:17)に載った。NVD の個別記録を開いて確認した。Yealink の公告ページは NVD の参照先で、本文は開いていない。

出典
NVD CVE-2026-122118Yealink:Wi-Fi AP の弱いパスワード(NVD の参照先・未開封)
確認する人:情シス(会議室・拠点の端末の担当。Yealink 製品を使っている場合のみ)
一覧のみ(7.0〜8.9):Yealink MeetingBoard Pro の管理者によるチェック回避(8.2)、Invoice Ninja のベンダーポータルで他社の書類が読める件(7.1)、moleculer の TCP パーサーの無限ループ(7.5)高
CVE-2026-122148CVE-2026-82029CVE-2026-97705IoTNode.js続報第6版

点数は NVD の一覧の記載。122148 は 4.0 で 8.2(MITRE)。82029 は 4.0 で 7.1、3.1 で 6.5(VulnCheck)。97705 は 3.1 で 7.5(Secondary)。個別の記録は開いていないため、ゲージは付けていない。評価は暫定。

内容
122148:Yealink MeetingBoard Pro の管理者が、画面側のチェックを回避してスクリーンショットを撮らせられる。82029:Invoice Ninja のベンダーポータルの利用者が、他のベンダーの書類を読める。97705(第6版):moleculer(Node.js のマイクロサービス基盤)の TCP パーサーが、負のパケット長を受けると無限ループになり、イベントループが止まる(NVD の一覧の記載)。
影響
MeetingBoard Pro は 331.320.0.64 より前。Invoice Ninja は 5.13.28 より前(PHP の請求管理 OSS)。moleculer の版の範囲と修正版は未確認。読者企業での利用は少ない見込みで、顧客先で使っている場合のみ対象になる。悪用の報告は確認できていない。
対策
MeetingBoard Pro は 331.320.0.64 以降へ、Invoice Ninja は 5.13.28 以降へ更新する(範囲の上限からの読み取り。公告の本文は開いていない)。moleculer は、公告で版を確かめる。
続報

第6版 moleculer の 97705 が、NVD に 11/04 20:19 UTC(日本時間 11/05 05:19)に載った。一覧の記載による。

過去の続報を見る(1件)閉じる

第5版 Yealink MeetingBoard Pro と Invoice Ninja が、NVD に 11/04 19:17 UTC(日本時間 11/05 04:17)に載った。一覧の記載による。

出典
NVD CVE-2026-122148NVD CVE-2026-82029NVD CVE-2026-97705
確認する人:情シス・エンジニア(該当製品を使っている場合のみ)
点数なし:Apache ActiveMQ の6件、Perl のモジュール(Web::Simple・SQL::Abstract ほか)、HP Poly EagleEye Cube USB の2件点数なし
CVE-2026-108949CVE-2026-111821CVE-2026-111822CVE-2026-103582CVE-2026-108500CVE-2026-108946CVE-2026-114627CVE-2026-121007CVE-2026-121009CVE-2026-121008CVE-2026-121632CVE-2026-39430CVE-2026-39431第1版

点数は公表されていません(NVD の記録に点数なし)。

内容
ActiveMQ:メモリ枯渇によるサービス拒否、KahaDB の入力検証、権限取り消し後も書き込み権限が残る件、LDAP の認可マップでの DN 注入による認可回避、NMS OpenWire クライアントの長さ未検証。Perl:SQL::Abstract の where 値による SQL インジェクション(121007)、Web::Simple のエスケープ漏れ(114627)など。HP Poly EagleEye Cube USB:管理者の認証フローの不備と、管理サービスの API の不備。
影響
影響範囲と修正版は未確認。Java 案件で ActiveMQ を使っていれば対象。Perl の SQL::Abstract は、DBIx::Class など多くのライブラリが内部で使う(当社の読み取り)。
対策
点数と修正版は、公開後に再確認する。ActiveMQ は Apache の公告(oss-security の告知)で版を確かめる。
続報

第1版 ActiveMQ は oss-security に 11/03 に出ており、NVD には 11/04 10:17〜11:17 UTC に載った。Perl のモジュールは 15:17 UTC。一覧と件名の記載による。

出典
NVD CVE-2026-108500NVD CVE-2026-121007oss-security:Apache ActiveMQ CVE-2026-108500(一覧で確認)
確認する人:エンジニア(Java・Perl 案件の担当。使っている場合のみ)

AI 関連の注目トピック

項目何が起きたか読者企業への関わり
Kyverno(CVE-2026-122303 ほか 21件)Kubernetes のポリシー基盤で、テナントが書いたポリシーが Kyverno の強い権限で実行され、他の名前空間やクラスタ全体のリソースを読み書きできる。3.1 で最大 9.9(1.19.2 で修正)。AI 専用の製品ではないGPU や推論基盤を Kubernetes 上で複数のチームに貸す構成(AI 基盤の共有クラスタ)に関わる。名前空間ごとのポリシーを書かせているかを確かめ、1.19.2 以降へ
GPUStack(CVE-2026-102895 ほか)ループバックからの要求を管理者として扱う設計が、プロキシと偽装ヘッダーで破られ、認証なしで管理者の API キー作成やコード実行ができる。NVD の記載では 2.1.1 で悪用も確認。3.1 で 9.8(2.2.0・2.2.2 で修正)AI モデルを社内や顧客先に配信する基盤。管理画面を外へ出さず、2.2.2 以降へ。ログも確かめる
Yuxi(CVE-2026-97693)LLM エージェント基盤のコマンド実行用サンドボックスから、他の利用者のサンドボックスや内部サービスへ届く。3.1 で 9.9(0.7.1 で修正)エージェントにコードを実行させる基盤の分離の甘さを示す例。0.7.1 へ上げ、初期の認証情報も交換する
Mistral Vibe(CVE-2026-122134 ほか)AI コーディングツールが、細工した Git リポジトリを開くと、信頼確認の前に git status を走らせ、攻撃者のコマンドが動く。3.1 で 8.8(2.25.7 で修正)開発者が外部のリポジトリを AI ツールで開く場面に関わる。2.25.7 以降へ
@tsparticles/mcp-server(CVE-2026-63655、76892)MCP サーバーの HTTP モードが、認証なしでボディの上限もなく、巨大な送信で止まる(3.1 で 7.5)。第8版で、不正な JSON 1件でもプロセスが落ちる件(4.0 で 8.7)が加わった。いずれも 4.3.1 で修正MCP サーバーを自前で動かす案件に関わる。ポートを外へ出さず、プロセスの自動再起動も設定する
DeepSeek Harness(CVE-2026-82033)AI エージェント基盤の RPC に認証がなく、同じ端末の別プロセスがコマンド実行を命じられ、人の承認も飛ばせる。3.1 で 8.4(0.1.2-alpha.2 未満)AI コーディングツール・エージェントを開発端末で動かす案件に関わる。待ち受けを止め、0.1.2-alpha.2 以降へ
Airbyte(JVN#12040144)Connector Builder などで任意のコードが動く。JVN が悪用確認済みと記載(1.7.0〜2.1.0)AI・分析向けのデータ集約基盤。更新は 2.2 以降(リリースノートは未開封)
cryptography(CVE-2026-39892)非連続バッファでオーバーフロー。NVD が 9.8 に更新。Red Hat の記録に vllm イメージなどが並ぶPython の AI 推論・学習の環境に広く入っている。46.0.7 以上へ
ai-fusion-video(CVE-2026-121940)オブジェクトの直接参照の不備で 8.8(NVD の一覧)。1.3.0 未満AI 動画生成ツール。使っている場合のみ
Rails の Active Storage画像の添付だけでファイルの読み書きAI が生成・加工した画像を受け付けるサービスも同じ入口を持つ
RAGFlow(CVE-2026-121927)Seafile Connector の URL 指定で SSRF(サーバーが内部の宛先へ要求を送らされる)。公開済みのエクスプロイトあり。3.1 で 6.3(NVD の一覧)。0.27.3 までRAG(社内文書を AI に参照させる仕組み)の基盤。点数は基準の 7.0 未満で、カードにはしていない。使っていれば、外部コネクタの宛先を絞る
AWS Firecracker(CVE-2026-122192)スナップショットから復元した VM で、ゲストの root が Firecracker プロセスのメモリを読み書きできる場合がある。AWS の重要度は Important(1.16.2・1.17.0 で修正)AI エージェントのコード実行を隔離する基盤として使われることがある(当社の読み取り)。自前運用なら更新を急ぐ。AWS のサービスは対応不要と AWS は書いている

担当ごとのやること

エンジニア開発・保守

  • PHP の版を 8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12 以降へ。サーバーとコンテナイメージの両方を確かめる
  • Node.js の版と Brotli を含む依存(brotli・brotlicffi など)を確認する
  • Rails は Active Storage を使っているかを調べ、8.0.5.2・8.1.4.1 へ。ImageMagick のポリシーも確認する
  • cryptography 46.0.7、@better-auth/expo 1.7.16(シークレット交換も)、symfony/security-http と symfony/http-client、JetFormBuilder 3.6.8、Databasement 1.10.9
  • Airbyte 1.7.0〜2.1.0 は最新版へ。pgAdmin 4 のサーバーモードは 9.19、DataGerry は 3.3.0 へ
  • FreeRDP を組み込んだ製品は 3.32.2 以降へ。Traefik は !Host() と mTLS の併用を探し、2.11.58・3.7.13 以降へ
  • WordPress の GetPaid は 2.8.63 以降へ。請求書の支払い済み記録を入金と突き合わせる
  • DeepSeek Harness は 0.1.2-alpha.2 以降へ。bitcoinjs-lib は 5.2.1・6.1.8・7.0.2 以降、ESP-IDF は 5.5.6 以降へ
  • WordPress の WPO365 | LOGIN は 45.2 以降へ。Nexus Repository 3 は 3.98.0 以降へ。Firecracker を自前で動かしていれば 1.16.2 か 1.17.0 へ
  • GPUStack は 2.2.2 以降へ(管理画面を外へ出さず、X-GPUStack-Real-IP を外部から受けない)。Yuxi は 0.7.1 へ上げて初期の認証情報を交換する。Mistral Vibe は 2.25.7 以降、@tsparticles/mcp-server は 4.3.1 以降へ
  • GLPI は 11.0.8 以降へ。Pocket ID は 2.12.0 以降へ上げ、連携先アプリがメールアドレスではなく sub で利用者を結び付けているかを確かめる。Samba は %u を使った check password script の有無を調べ、ディストリビューションの更新を適用する
  • Kyverno は 1.19.2 以降へ。名前空間の利用者にポリシーを書かせている構成を先に洗い、NamespacedMutatingPolicy を作れる主体と background controller の権限を絞る。SHIRASAGI は 1.21.1 以降へ
  • iTerm2 は 3.7.7beta2 以降へ。Wowza Streaming Engine を使っていれば 4.12.2 へ

情報システム担当情シス

  • PHP を使うサーバーの版を確かめ、更新できない間は手前でマルチパート要求を絞る
  • Barracuda の管理画面の到達範囲を確かめ、パッチを当てる
  • WatchGuard AuthPoint Gateway は 7.6.0、SEPPmail SEG は 15.1.1
  • Xen の版を確かめる。4.16 以前は移行の計画
  • Sogou 入力メソッドの有無を端末管理で確認し、16.10 へ
  • Qihoo 360・Linksys(E5600・E5350・WRT54GL)の有無を確認する。E5350 は PoC 公開済みで認証なしの別件も出た。WRT54GL は修正版が出ない。交換か隔離を決める
  • Yealink の会議端末は Wi-Fi の AP モードの設定を見る。Windows 端末の Plug-in Software は 2.35.219.0 以降かを確かめる
  • Debian・Ubuntu の apt の更新を適用する。リモートデスクトップの中継は FreeRDP の版を確かめる
  • Cisco UCS Central を運用していれば、Cisco の公告で修正版を確かめる
  • Nexus Repository 3 を SSO と連携していれば、IdP とアプリの両方でアカウントを止められるかを確かめる
  • EKS のマネージドアドオン(VPC CNI)が 1.22.3 以降かを、クラスタごとに確かめる。社内に GPUStack などの AI 基盤が立っていないかも洗う
  • 社内の iPhone・iPad・Mac・Safari が、2024年5月の更新(iOS・iPadOS 17.5 か 16.7.8、macOS 14.5、Safari 17.5 など)以降かを端末管理ツールで確かめる。KEV の期限は 11/18。古い端末は更新するか業務から外す
  • GLPI を使っていれば 11.0.8 へ。Pocket ID を使っていれば 2.12.0 へ。Samba のファイルサーバーは設定とパッチを確かめる
  • Edimax BR-6208AC(ファームウェア 1.32)の有無を確認する。PoC 公開済みで修正版の記載がない。交換か隔離を決める
  • Kubernetes クラスタの Kyverno の有無と版を台帳で確かめ、1.19.2 への更新を検証用クラスタで先に試す段取りを組む。SHIRASAGI を運用していれば 1.21.1 へ
  • OPNsense の os-acme-client が 4.17 以前でないかを確かめる(修正の 4.18 は配布を確認できていない)。TrueNAS SCALE の管理画面を専用の管理ネットワークに置き、25.10.8 の公開を待つ

経営・事業責任者

  • PHP 案件の更新の担当と期限を、技術責任者から今日中に聞く
  • 緊急の更新を誰がいつ行うかを、保守契約の範囲で技術責任者と確かめる
  • 修正版のないルーターの扱いを、営業と決める
  • 顧客に納めた AI 基盤の版と管理画面の公開状況を、納品先ごとに把握しているかを、技術責任者に確認する
  • KEV に載った Apple の件(期限 11/18)について、社員の端末の更新状況を情シスから聞く
  • Kubernetes を複数の顧客や部署で共有している案件があるかを、技術責任者に聞く(Kyverno の件)

全社員

  • 端末の更新の通知が出たら、後回しにせず再起動して適用する。iPhone・iPad・Mac も同じ
  • 私物の端末や海外の入力ソフトを、業務の端末に入れない

今回の集計

区分件数(カード)備考
緊急34PHP・Brotli・Apple WebKit(KEV)、GPUStack・Airbyte・Sogou(悪用確認)を含む。第2版で FreeRDP、Traefik、第4版で PHP、pgAdmin 4、第5版で Linksys E5350・WRT54GL、Yealink Plug-in、bitcoinjs-lib、ESP-IDF、第6版で Nexus Repository 3、WPO365 | LOGIN、第7版で GPUStack、Yuxi、一覧のみ(Watson・vtenext・Comfast ほか)、第8版で Apple WebKit・OS(KEV)、GLPI、Pocket ID、一覧のみ(Samba・VitaFit ほか)、第9版で Edimax BR-6208AC、第10版で Kyverno、一覧のみ(DStarGateway・GiveWP・LiteSpeed Cache ほか)、第11版で OPNsense os-acme-client を追加(Wowza は第10版の一覧のみのカードに追記)
高20一覧のみのカードを1件に数えている。第2版で APT、第3版で GetPaid と Cisco UCS Central・jt808-server、第4版で DataGerry、Symfony HttpClient、Yealink、第5版で DeepSeek Harness と、Yealink MeetingBoard Pro・Invoice Ninja の一覧、第6版で AWS Firecracker と、一覧に moleculer、第7版で Mistral Vibe、Amazon EKS Network Policy Agent、@tsparticles/mcp-server、一覧のみ(Telepresence・IBM MQ ほか)を追加。第8版は @tsparticles/mcp-server の更新のみ。第9版は追加なし。第10版で SHIRASAGI、第11版で TrueNAS SCALE と iTerm2 を追加
中0該当なし
点数なし3Xen、ActiveMQ・Perl・HP Poly、Samsung Exynos(第10版)
取得できず3ZDI の公開フィード(503、第1版)。Ubuntu の USN-8996-1(504、第2版)。oss-security の 11/05 のページ(「No messages for this day」のみ表示され、投稿の有無を判断できず、第11版)。CISA の公告一覧は本文が空のため、KEV は NVD 経由で確認

用語メモ

KEVCISA が「実際に悪用されている」と認めた脆弱性の一覧。掲載されると、米国の政府機関に対応期限が付く
SSVCCISA などが使う、悪用の有無・自動化のしやすさ・影響の大きさの判定方式
DNS の操作通信先の名前の引き先を書き換え、本物の代わりに攻撃者のサーバーへつなげる手口。暗号化されていない通信だと、返ってくる内容も差し替えられる
ImageMagick のポリシー画像変換ソフトが、どの機能と形式を許すかの設定。緩いと、細工した画像が別の命令を呼べる
XSAXen の脆弱性情報の通し番号。XSA-523 は 523 番目の勧告
mTLSサーバーだけでなく、接続するクライアントにも証明書を求める認証方式。社内向けの入口や機器間の通信でよく使う
FreeRDPWindows のリモートデスクトップの通信を扱うオープンソースの部品。クライアントソフトや中継サーバーに組み込まれる
mod_php・FPMPHP を Web サーバーで動かす方式。mod_php は Apache に組み込む方式で、FPM は別のプロセスで動かす方式
マルチパートファイルのアップロードなど、1回の送信に複数の部品を詰める形式。PHP の件では、これを悪用してメモリ不足を起こされる
TEE・REE機器の中で、重要な処理だけを隔離して動かす領域が TEE、通常のアプリが動く側が REE。ESP-IDF の件は、REE のアプリが TEE の領域へ書き込めてしまう
Merkle ルートブロックに入る取引一覧を、1つのハッシュ値にまとめたもの。bitcoinjs-lib の件では、重複した取引を足しても同じ値になり、検証を通る
SAML のリプレイログイン成功時に発行される署名付きの応答を盗み、同じものを何度も送ってログインする手口。応答の ID を記録して、2回目以降を拒否するのが防御になる
microVM・Firecracker軽量な仮想マシンを素早く起動する仕組みと、その実装。AWS Lambda の内部でも使われ、サンドボックス実行環境にも転用される
MCP サーバーAI エージェントが外部のデータや機能を呼び出すための窓口になるサーバー。HTTP で公開すると、外から届く入口にもなる
NetworkPolicy・conntrackKubernetes で Pod 同士の通信を許可・拒否する決まりが NetworkPolicy。conntrack は、通信の途中経過を覚える仕組みで、これが汚されると決まりを素通りされる
Pointer Authenticationメモリ上のポインタ(次に実行する場所を指す値)に署名を付け、書き換えを検知するハードウェアの仕組み。Apple の端末が使う。これを回避されると、メモリを書き換える別の攻撃が通りやすくなる
OIDC・subログインを他のサービスに任せる仕組みが OIDC。sub は、利用者ごとに変わらない識別子で、メールアドレスより安全に利用者を結び付けられる
Kyverno・CELKubernetes に入れる、ポリシー(設定の決まり)の管理ツールが Kyverno。CEL は、そのポリシーの条件や書き換えを式で書くための言語。名前空間(namespace)は、1つのクラスタをチームや顧客ごとに区切る単位で、その管理者がテナントにあたる
ACME・os-acme-clientHTTPS 用の電子証明書を、自動で取得・更新する仕組みが ACME。os-acme-client は、OPNsense でそれを使うためのプラグイン。証明書の持ち主確認に、DNS の設定を書き換える方式がある
L2 セグメントルーターを挟まず、スイッチだけでつながる範囲のネットワーク。同じ L2 にいる相手は、通信の途中に割り込みやすい。TrueNAS の件は、攻撃者がこの範囲にいることが前提
XXEXML 外部実体参照。XML を読み込む処理が、XML 内の指示に従って外部のファイルや URL を読んでしまう欠陥。Wowza の件では、サーバー上のファイルが読まれる

出典

NVD(CVE API)/CISA KEV(NVD の記録経由)/AWS セキュリティ速報(2026-169-AWS、2026-170-AWS)/GitHub の PHP・Rails・FreeRDP・Traefik・Kyverno の公告と Kyverno v1.19.2 のリリース/Xen Project の XSA-523/Barracuda の公告/WatchGuard PSIRT/ESET Research/JVN(Airbyte、Hinemos、SHIRASAGI)/oss-security/Cisco の公告(NVD の参照先)/Sonatype のリリースノート(NVD の参照先)/GPUStack・Yuxi・Mistral Vibe・tsParticles・GLPI・Pocket ID の公告(NVD の参照先)/Apple・CISA のカタログ(NVD の参照先)/Red Hat の CVE ページ(NVD の参照先)/TrueNAS のインパクトステートメント/GitHub の OPNsense プラグインのプルリクエスト(#5873)/Wowza のドキュメント/iTerm2 の GitLab コミット(NVD の参照先)/The Hacker News(手がかりとして使用)。各項目の出典は、カードの末尾に載せている。